松崎煎餅店の 歴史
松崎煎餅店は、1804年に できた 店です。
はじめの 店は 今の 東京タワーの 近くに 店を 出しました。
そして 煎餅と 和菓子を 中心に(main) 売っていました。
1865年には、3代目の 宗八さんが 今の 銀座に 本店を 移しました。
近くの人は みんな 知っている 人気がある 店に なりました。
そして 銀座の 町が 大きくなっていくと、より 多くの 人が 知って、店は 日本の いろいろな 場所の 人の 間でも 有名に なりました。
店を 作ったときに 戻って ロゴの リニューアル(新しくする)
松崎(matsuzaki)という 名前は 店を 作った人の 名前です。
そのため、2007年までは 松(pine)の ロゴを 使っていました。
しかし、一番 最初の ロゴは 違うものでした。
2016年に 新しい 店を 作るとき、そのときの 当主(head of a family)の 8代目が 一番 最初の ロゴに 変えました。
そして 新しい 松崎煎餅が 始まりました。
最初に 店を 作ったときの 気持ちを 忘れない
松崎煎餅の お菓子は、特別なときの 大切な おみやげです。
ですから 銀座店では、お客さんは 多くても 一か月に 一回ぐらいしか 店に 買い物に 来ません。
それに 日本の いろいろな 場所から お客さんは きますが、そのときだけの 交流(communication)で 終わってしまうことが 多いです。
そのため、8代目は 店を このまま 続けていくことが 本当に いいのか 考えるように なりました。
その考えが あって、「地域密着(community-based)・原点回帰(return to the source)」の 新しい 店・松陰神社前店を 作ることに 決めました。
煎餅が 特別なとき だけではなく、お客さんの 生活に よく あるものに なってほしい と思って 店を 作りました。
それから、近くの 人が 集まって、いつも 子どもたちの 元気な 笑い声で いっぱいの お店が できました。
和菓子の店で コーヒーを 飲む?
銀座本店とは 違って、松陰神社前店では コーヒーと ランチを 楽しむことが できます。
煎餅の 店ですが コーヒーも とても おいしいです。
それは、神奈川県の 海の 近くに ある、小さい お店の コーヒー豆を 使っているからです。
毎日 店の人が ていねいに 豆を 挽いている(grind)ので、苦い 味の 中にも 酸味(酸っぱい 味:acidity)が ある、とてもおいしい コーヒーです。
コーヒーや その他の 飲み物を 頼んでも 瓦煎餅が ついてきます。
煎餅と コーヒーを 一緒に楽しむことは、日本でも ほとんど ありません!
写真の 小さい 煎餅は「久助」です。
煎餅の 世界では もともと、割れたり 欠けたり(break)した 煎餅を「久助」と 呼んで いました。
一番 いいものを 「十」と 考えたら、少し 欠けているので 「九」です。
そして 九(kyu)と 久(kyu)の 音が 同じですから、このような 名前が つきました。
コーヒーは、久助も ついて 税込(tax included) 540円です。※取材した(interview)時の 値段。
この他、バニラアイスの あんみつも 人気です。中には 寒天と 小豆(red beans)、桜と 松の 形の 羊羹(※1)が 入っています。
あんこが おいしくて、全部 食べても 口の 中は とても 爽やか(fresh)です。税込 918円です。※取材した(interview)時の 値段。
※1:羊羹……あんこで 作った 和菓子。(日本に 昔から ある お菓子)
江戸に 関係する いろいろな おみやげ
お店で 一番 人気なものは、季節で 違う 絵が 描いてある「江戸瓦暦」です。
その絵は、職人(ものを 作る 専門の 人)が 1枚 1枚 ていねいに 描きました。
普通の 煎餅は お米を 使って 作ります。
しかし、「江戸瓦暦」は 小麦粉(flour)、卵、砂糖を 使って 作っています。
ですから 香り(匂い)が よく わかって、サクサクしています。
値段は、 8枚入り 税込 1,080円。16枚入り 税込 2,160円。
この「江戸草加小丸」は 小さいですが とても ていねいに 作って あって、贈り物(プレゼント)にしても いいし、自分のために 買っても いいですね。
草加は 埼玉県に ある 米で 有名な 場所です。
煎餅が 広まった 場所だそうです。
24枚入り 税込 648円。
松崎煎餅の 名前は、ほとんどが 江戸(東京の 昔の 名前)と 関係が あります。
この「銀座松崎鳴神」は 歌舞伎の 劇(drama)の 名前から もらいました。
もち米を 使っていて、12種類の 味が ありますから いろいろな 味を 楽しむことが できます。
値段は 240gで 税込 2,160円です。
店の 近くの 必ず 行きたい 観光スポット(tourist spot)
松陰神社前駅の 駅の 名前は、駅の 近くに ある 松陰神社に 関係が あります。
ここには 1830年に 生まれた 吉田松陰という 人が 祀られて(enshrined)います。
彼は 弟子たちに いろいろな 考え方を 教えた、近代(modern)日本の 基礎(base)を 作った 人と 考えられています。
後の 人は 松陰先生を 学問(勉強)の 神様と 考えて、試験(test)を 受ける人たちが ここを 訪れるように なりました。
神社の 中には 吉田松陰の 像(statue)が あります。
また 彼に 学んだ人たちの 名前が 書いてある 26個の 石灯籠(石の 電気:stone lantern)が 置いてあります。
そして、その近くに そのとき 彼らが 勉強を していた 「松下村塾」という 建物が 再現されています(reproduce)。
おわりに
松陰神社前駅は 世田谷線の 中の ひとつの 小さい 駅です。
しかし、いろいろな お店や、昔から ある お店、歴史が ある 建物が 多く 集まっています。
それらは そこに 住んでいる人の 生活に 必要なものに なっています。ここに 来たら 大きな 町とは 違う すばらしい ところを 見つけることが できる と思いますよ。