ライター OsawaKimie
創業100年を超える文房具専門店「銀座・伊東屋」でできる6つのこと

2015年6月にリニューアル・オープンを果たし、銀座の街に新たな息吹をもたらした文房具専門店「伊東屋」。今回は、銀座通りに建つ新本店「G. Itoya」でできる5つのことをご紹介するとともに、新しく生まれ変わった老舗文房具店の魅力に迫ります。
銀座の文房具専門店「伊東屋(いとうや)」が、2015年6月にリニューアル・オープンを果たし、街に新たな息吹をもたらしています。伊東屋はさかのぼること約100年前に開業した、日本でも有数の長い歴史を持つ文房具店です。
文房具という枠に囚われることなく、クリエイティブな生活を送るためのアイディアを提案する伊東屋には、訪日観光客にうれしいサービスが充実しています。
今回は、銀座通りに建つ新本店「G. Itoya」でできる6つのことをご紹介するとともに、新しく生まれ変わった文房具店の魅力に迫ります。
1. SHAREスペースから、思いを込めた手紙を送る

フロアごとに異なるコンセプトを提案する、G. Itoya。「SHARE」と呼ばれる2Fスペースには、便せん・はがき・封筒など、感謝や喜びの気持ちを誰かと共有するためのアイテムがそろいます。

世界各地で作られた文房具を販売するG. Itoyaですが、店内にはバラエティに富んだ「日本製」の品物も並びます。日本らしい遊び心が効いた手紙を送りたい方は、こちらの木製ポストカード「薄型民芸(うすがたみんげい) こけし」を選んでみてはいかがでしょう。1枚972円です。
日本らしいデザインの手紙として利用するだけではありません。組み立てると、こけし(日本の東北地方で生産される木製のおもちゃ)の置物が完成します。

うれしいことに、G. Itoyaでは購入した便せんに手紙をその場で書いて、店内のポストに投函(とうかん)することができます!

便せんを購入したら、奥の机へ移動して、送り主を想いながら手紙を書きましょう。ホテルや宿泊先で、その日起こった出来事を振り返りながら書く手紙も素敵ですが、外出中に綴(つづ)った文章には「いま、その瞬間」の気持ちが現れます。

「手紙を書きたいけど、筆記用具や切手を持参していない」という方もご安心ください。レジカウンターでは、筆記具の貸し出しを行なっています。また、郵便局のペンや伊東屋オリジナルデザインの切手も販売しています。
2. 上質な文房具のおみやげを探す

旅行のおみやげは、なるべく荷物がかさばらない「小さくて軽い」アイテムを選びたいもの。コンパクトで上質な筆記具が約1200種類もそろうG. Itoyaには、日々多くの旅行者がおみやげを求めて来店されるのだとか。

デザインだけでなく「実用性」も兼ね備えた一本を選びたい、というお客様のために、3F「DESK」フロアでは全ての筆記具を「試し書き」できます。
3. 世界にたったひとつのノートを作る

大切な人へ「世界にひとつしかないもの」を贈りたい方は、4Fの「MEETING」フロアでオリジナル・ノートを作成してはいかがでしょう。中紙と表紙を選べば、お店の方がノートを目の前で作ってくれます。

また、店頭に並ぶノートも自由に試用することができます。紙の手触りや書き心地を味わって、お気に入りの一冊を探してみませんか?
4. おしゃれな旅行グッズを手に入れる

5Fの「TRAVEL」フロアには、快適なビジネス旅行を後押しする、おしゃれで機能性に優れたアイテムがそろいます。

旅の記念にオススメしたい、こちらの「トラベルバゲージタグ(各756円)」は、旅先に持ち運ぶ鞄やスーツケースに装着するアクセサリー。店頭ではタグに名前を入れるサービスも提供しています(別途料金が必要です)。
5. 新しい「紙」選びを体験する

7Fの「竹尾見本帖(たけおみほんちょう) at Itoya」は、1899年に創業された紙の専門商社「竹尾」と伊東屋がコラボレーションした紙の専門店です。

質感や目的に合わせた紙のサンプルから、お気に入りの1枚を探し出しましょう。「紙選び」ひとつとっても、ユニークな工夫が施されているG. Itoyaの取り組みに感動します。

「ふわふわ(fluffy)」と題したファイルを開いてみると、スポンジ生地のような触感の、色とりどりの紙が目の前に広がりました。

見るだけでなく、触れることで初めて分かる紙の「質」。みなさんも、紙の種類の多さと奥深さを感じてみてはいかがでしょう。

さらに、8Fの「CRAFT」スペースには、さまざま種類の包装紙やクラフトペーパーが集まります。

数ある紙の中でも、訪日観光客に人気の商品がこちらの「和紙(わし:日本の伝統的な製法で作られる紙)」。おみやげの包装にもってこいの一品です。

繊細で美しい和紙は、眺めているだけでも楽しいですね。
6. G. Itoyaの中で作られた「野菜」を食べる

さて、買い物を終えたら、G. Itoya 12F「CAFE Stylo」の美味しい料理で空腹を満たしましょう。

CAFE Styloでは、サンフランシスコの食文化にインスパイアされた料理を楽しむことができます。

驚くべきことに、CAFE Styloで使用される野菜の一部は、G. Itoyaの11Fの野菜工場で自社栽培されたもの!「地消地産」を唱える伊東屋では、新鮮で安心な野菜をお客様に届けることに徹底しています。

野菜の成長過程を自由に見ることができます。

美しく使いやすいモノ選びを提案するG.Itoyaは、銀座の街になくてはならない存在。「ここに行けば良いものが見つかる」という信頼の高さが、100年という長い歴史で築き上げた伊東屋の最大の武器ではないでしょうか。みなさんも、銀座を訪れた際は、ぜひ「G.Itoya」に立ち寄ってみてください。
Information
G. Itoya
住所 :東京都中央区銀座2-7-15
営業時間:10:00~20:00(月〜土)
10:00~19:00(日・祝日)
※12F CAFE Styloのみ 22:00まで(Lo.21:00)
定休日:なし
Wi-Fi環境:なし
クレジットカードの有無と種類:あり
言語対応レベル:日・英
他言語メニューの有無:英語・中国語(G.Itoyaのフロアガイド)
最寄り駅:東京メトロ銀座駅
アクセス:A13松屋口より京橋方面に向かって徒歩2分
価格帯:-
宗教情報:-
電話番号:03-3561-8311(G. Itoya)、03-3567-1108(CAFE Stylo)
公式HP:G.Itoya