温泉・観光・味覚…五感で感じる石川県「和倉温泉」の魅力とは

温泉・観光・味覚…五感で感じる石川県「和倉温泉」の魅力とは

石川県の七尾湾に面した「和倉温泉」は、開湯1200年とされる歴史の古い温泉で、全国有数の高級温泉街。温泉・観光名所・味覚と日本を旅する上での醍醐味が五感で感じられる「和倉温泉」の魅力とはいったいどのようなものなのでしょうか。

石川県の七尾湾に面した「和倉温泉」は、開湯1200年とされる歴史の古い温泉で、全国有数の高級温泉街。温泉・観光名所・味覚と日本を旅する上での醍醐味が五感で感じられる「和倉温泉」の魅力とはいったいどのようなものなのでしょうか。

温泉を肌で感じる


和倉温泉といえば、まずは温泉。
リューマチや神経痛、婦人病やアトピーなどによいとされている良質な温泉は、和倉温泉の宝物。温泉街の中心部には、シラサギが海で羽を休めていたことが温泉の発見につながったことを記念した「涌浦の湯壺(わくうらのゆつぼ)」というモニュメントがあることからも、この街が温泉をどれだけ大切にしているかがわかります。

この温泉は飲むこともでき、2倍に薄めて飲用すると胃腸病や貧血によいとされているのですが、源泉の温度は92度と大変高温なため、そのまま飲むのはちょっと難しいかもしれません。しかし、この熱を利用して温泉卵を作ることができます。近くのスーパーで卵を購入し、かごに入れて待つこと13~16分。塩分を含んだ温泉でゆで上がった卵は、ほんのりとした塩味に。


まちなかには日帰り入浴のできる「和倉温泉 総湯(そうゆ)」もあります。入口では和倉温泉のゆるキャラ“わくたま君”がお出迎え。
和倉温泉 総湯では、温泉マニアが大好きな湧き出したばかりで有効成分が濃い源泉を、ぬる湯・あつ湯・立ち湯・露天・サウナ・水風呂と多彩なバリエーションで楽しむことができます。

また、近くには七尾湾を眺めながら入れる無料の足湯「ゆっ足りパーク 妻恋舟の湯(つまこいぶねのゆ)」もあります。靴と靴下を脱いで足を温泉に足を浸す足湯は、散策の合間に手軽に楽しめる温泉として人気です。七尾湾には数年前から野生のイルカが棲むようになり、船上からのイルカウォッチングやイルカと泳ぐことのできるイルカスイム・スノーケリングを楽しむことができます。
参考記事:優しい、あたたかい、おいしい! 古くて新しい北陸旅行の拠点「和倉温泉」

参考記事:440円で温泉に浸かる。源泉100%のモダンな日帰り温泉施設「和倉温泉総湯」

参考記事:あったまるだけじゃない! 和倉温泉の足湯と手湯

日本情緒を目で楽しむ


温泉街にはあちこちに寺社仏閣があり、それらを散策するのも楽しみ方の一つ。特に、それぞれの場所にちなんだ幸福を呼ぶと言われている七柱の神様を巡って、幸運をいただく「七福神巡り」が人気です。

また、和倉温泉で情緒を楽しむなら、渡月庵をおいて他にはないでしょう。


大正4年(1915年)に建てられた和倉温泉最古の建造物で、数寄屋造りという数寄屋(茶室)風を取り入れた日本の代表的な建築様式を用いた美しい木造建築です。外観の美しさだけでなく、内装も建築当時のままの趣を残し、室内の彫刻などから日本ならでは建築技法を余すところなく堪能することができます(宿泊者および団体での食事処利用者のみ内部を見ることができます)。

夜にはライトアップされ、水面に映る夢のように美しい姿と相まって幻想的な雰囲気に包まれます。
和倉温泉街は、先にも紹介した弁天社や、湧浦の湯壷、渡月橋(とげつばし)の他にも、少比古那(すくなびこな)神社、青林寺がライトアップされるので、夜風にあたりながらの散策もまた昼とは違う顔が見られます。

舌で味わう

旅の楽しみは食事で決まる!と言っても過言ではないほど、旅先での印象を左右する食事。和倉温泉では、目の前の七尾湾や近隣である冨山湾などで獲れる新鮮な魚介類を心ゆくまで堪能できます。

蛇之目寿司(じゃのめずし)では、能登の季節の魚を使った「能登づくし(2,200円)」が人気。他にも、七尾湾周辺で一日に数kgしか獲れないという希少な赤西貝(旬は6~8月)や、日本一美味しいと言われている能登鰤(旬は冬)、風味がよく小さな粒に旨みがぎゅっと詰まった肉厚なブランド牡蠣「能登かき」(旬は冬)など、季節ごとの美味しい食材を味わうことができます。


気取らずがっつり食べたいときは、どんぶり専門店の「能登海鮮丼・みとね」で丼をかっこむのもアリ。分厚く大きなネタをごはんと一緒にほおばる口福!お店オススメの「能登海鮮丼(1,900円)」の他に、能登の美味しい物を豪快に乗せた「旬鮮みとね丼(2,800円)」、あっさりしているのに濃厚な旨みが特徴の能登で獲れるのどぐろを使った「のどぐろ炙り丼(2,000円:期間限定商品)」など、多彩などんぶりをそろえています。

温泉に入った後に居酒屋を放浪するのも、温泉街のツウな楽しみ方。多くの居酒屋で、やはり新鮮な海の幸が供され、それを肴に飲む日本酒は格別です。

湯冷めした身体に「まちこ」の澄んだダシのあっさりおでんというのもまた一興。かつては北前船(江戸(1600年代前半)から明治中期(18世紀末)にかけて、大阪から瀬戸内海、山陰、北陸、東北を経て 北海道に至る西廻り航路。近世物流の大動脈を担っていました)の寄港地でもあった和倉は、その際運ばれていた昆布によって、ダシを取る文化が早くから根付きました。そんな悠久の時の流れに思いをはせながら噛みしめるおでんは趣深い物です。


ごはんの後のスイーツももちろん充実。「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」では、石川県出身のパティシエ 辻口博啓氏の極上スイーツが七尾湾を見ながら味わえます。
リーズナブルに楽しみたいなら、宿泊の旅館フロント、和倉温泉観光会館、和倉じばん館で「スイーツめぐり券(3枚綴り500円)」の購入がオススメ。和倉温泉街にあるいろいろなお店のスイーツを3つ選んで巡れます。

参考記事:「蛇之目寿司」能登半島の豊かな海の幸をリーズナブルなお寿司で堪能!

参考記事:和倉の海の幸を海鮮丼で贅沢に!「能登海鮮丼 みとね 」

参考記事:一軒じゃもったいない!和倉温泉の夜はハシゴ酒を堪能しよう

参考記事:「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」一流パティシエ辻口博啓のスイーツを和倉温泉で堪能!

参考記事:和倉の町ならではの絶品スイーツめぐり!

心震わすおもてなし

最後にご紹介したいのは、「加賀屋」という旅館です。日本のサービスレベルの高さは世界から賞賛されることもしばしばありますが、加賀屋は「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で35年連続日本一を獲得している宿。サービスのプロからも一目置かれるそのもてなし術などを学ぶため、全国の旅館やホテルが視察に来るほど。

かゆいところに手が届く細やかなサービスと、七尾湾に浮かんでいるような錯覚を覚える空中露天風呂、無料のショーが楽しめる祭り小屋や、名産品や工芸品の店が軒を連ねるお土産処など、テーマパークのような館内は飽きることがありません。

終わりに


温泉、名所、美味しい食事と、もてなしの心。日本に来たらぜひとも味わっていただきたいすべてのことがぎゅっと凝縮されている町「和倉温泉」。穏やかな海に抱かれたこの味わい深い温泉町に、五感を解放しに行ってみませんか。

執筆者&翻訳者

Hello, I'm Keisuke. living Asakusa Tokyo Japan. Love triathlon(Ironman), traveling, reading, eating and my job. I really really like Japan but I think Japan should be more kindly to traveler. https://www.facebook.com/keisukeyamada84
MATCHA

訪日外国人観光客向けwebマガジン
‘MATCHA’ をいいね!して日本の情報をチェックしよう。

関連記事

特集

ランキング

Loading...