ライター Ai Yoneda
【石川県】歴史的風情が残る町、金沢観光でやるべき4つのこと

金沢は、昔の風情ある町並みが特徴的で、伝統工芸や伝統芸能がいまでも受け継がれており、観光地として人気のまちです。今回は、そんな石川県金沢市を観光する際にやっておくべき4つのことをご紹介します。
石川県金沢市は、日本の北陸地方(※1)の中心的都市です。2015年に北陸新幹線が開通したことで、東京からのアクセスが非常に便利になりました。
金沢は、昔の日本の姿が残る町として知られています。昔ながらの風情ある町並みや、伝統工芸や伝統芸能がいまでも受け継がれているのです。今回は、そんな石川県金沢市を観光する際にやっておくべき4つのことをご紹介します。
東京から金沢までのアクセスはMATCHAの過去記事を参考にしてください。
※1…北陸地方(ほくりくちほう)とは、日本の地方のひとつ。日本列島の中心部に位置し、日本海に面している。豪雪地帯として知られ、おいしい海産物の採れるエリアとしても有名
参考記事: 東京・大阪から和倉温泉へ行く方法
1.兼六園で日本庭園の美しさを感じる

JTBツアーで行く、世界遺産の白川郷、飛騨高山、金沢を巡る旅より
兼六園は、日本三大名園に数えられるほど美しく、壮大な日本庭園です。歩いて庭園を見て周る、廻遊式と呼ばれる形式を採用しています。

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兼六園は、江戸時代に加賀藩主によって長い年月をかけて形作られてきました。広大な土地を活かし、大きな池や築山(つきやま:人工的に作った山)、噴水や茶屋などが点在しており、それらをゆっくり歩いて鑑賞することができます。
また秋には紅葉、冬には雪景色と、季節によって四季折々の異なった魅力が楽しめるのも兼六園の魅力です。
参考記事:
日本三名園の一つ、金沢「兼六園」の美しき世界
JTBツアーで行く、世界遺産の白川郷、飛騨高山、金沢を巡る旅
2. 近江町市場で日本海の海の幸を堪能する

金沢の港には石川県全域で獲れた魚が毎日水揚げされます。春にはビタミンやミネラルが豊富な魚が獲れ、夏にはたんぱく質が豊富で脂肪分が少ない白身魚が獲れ、秋には産卵のために栄養分を蓄えた脂の乗った魚が獲れ、そして冬にはカニなどの身が詰まった海の幸が獲れます。
そのような栄養満点でおいしい新鮮な魚介類が集まるのが、近江町市場です。

ここ近江町市場では、獲れたての新鮮な魚を海鮮丼で存分に味わうことができます。近江町市場は、金沢駅から徒歩15分の場所にあります。金沢観光でお腹がすいた時は、ぜひ立ち寄っておいしい魚介でお腹を満たしてください。
参考記事: 金沢の食の台所「近江町市場」へ行ってみよう!
3.金箔が使われた豪華絢爛な製品を手に入れる

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京都の金閣寺やミャンマーのシェダゴンパゴダに使われている金箔。金箔は、わずかな大きさの金のかたまりを何度も何度も伸ばし、1/10000mmの薄さにまで加工したものです。日本国内の金箔の生産は、金沢がほぼ100%を占めています。

寺社仏閣の装飾に使用されるだけでなく、伝統工芸品や食器、アクセサリー、雑貨にも使われています。また近年では、金箔のフェイスマスクや細かく刻んだ金箔を混ぜた化粧水など美容製品にも活用されています。
実はこの金箔、食用にも利用されているのです。調理過程で仕上げに、ふりかけ状に細かくした金箔をのせるという使い方をし、料理に華やかさを添えてくれます。
金箔が使用された製品は、金沢市内の販売店やみやげもの店、駅や空港などで購入することができます。金沢でいつもより少し豪華できらびやかなおみやげを買って帰ってみてはいかがでしょう。
4.情緒あふれる町並みを歩く

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金沢は長い間、幸運にも戦争や天災などの被害を受けることがなかったため、16世紀からの町並みがいまなおその姿を残しています。

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特に、金沢駅から2kmほど離れた東山というエリアは明治時代初期の建築が残るひがし茶屋街として有名で、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
歴史的風情があり、伝統工芸がいまも息づく金沢。金沢で昔の日本にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか。