日本のモノづくりの原点!群馬県「富岡製糸場」へ行こう

日本のモノづくりの原点!群馬県「富岡製糸場」へ行こう

日本の世界遺産をご存知でしょうか? 今回ご紹介するのは群馬県にある「富岡製糸場」。6月21日にドーハで行われた世界遺産委員会で正式に世界遺産に登録されたばかりの、いま熱いスポットです。改めて日本の近代の工業化に関して振り返ってみるのも面白いかもしれません。

富岡製糸場とは

もともと富岡製糸場は明治5年(1872年)、明治政府が日本の近代化のために最初に設置した模範器械製糸場です。
江戸時代末期に日本は鎖国政策を転換し、外国との貿易を始めました。そのため外貨の獲得や外国と対等な立場で取引するために産業や科学技術の近代化を急速に進めました。

そこで当時の最大の輸出品であった生糸に着目し、品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため洋式の繰糸器械を備えた模範工場を作ることにしたのが始まりです。官営工場を経て1987年まで運営された富岡製糸場は明治政府がつくった官営工場の中でも唯一ほぼ完全な形で現存しているそうです。

参照:富岡製糸場公式HP

富岡市は街を上げてのお祭りムード!

富岡市 看板

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まず富岡市について目についたのが祝・世界遺産登録!の看板の数の多さです。

高速道路のインターで富岡市に降りたところから始まり、富岡駅や公共施設、道路、お店などの至る所で世界遺産に登録されたことを喜ぶ看板や垂れ幕が設置されていました。富岡市は、今まさにお祭りムードです。

富岡製糸場

富岡製糸場へと向かいます。天気は少し悪かったにも関わらず、観光客がたくさん。富岡製糸場の入場料は一人500円です。

歴史を振り返る東繭倉庫

東繭倉庫

まずは茶色いレンガ造りの建物も風貌が、まさに明治!と感じてしまうレンガの東繭倉庫へ。

生糸 キャプション

こちらでは様々な展示がされていました。生糸や富岡製糸場の歴史に関するキャプションです。生糸の作り方に関する説明が非常に丁寧でわかりやすいです。

富岡製糸場 動画

また館内には映像ブースもあり、富岡製糸場の成り立ちに関しての動画が放映されています。

糸とり

蚕 まゆ

そして館内で一番人気があったのがこのブースでした。実際の蚕の繭からの生糸制作です。こちらはボランティアスタッフの方が生糸を繭から制作されていました。ちなみに立候補すれば、一般の方もボランティアスタッフに教えてもらいながら糸とりを体験することができます。

繭から生糸を作っていた繰糸場

繰糸場

こちらが繰糸場です。ここは富岡製糸場の中で一番混んでいました。

繰糸場 看板

繰糸場 工具

繰糸場とは、繭から生糸を作っていた現場です。1987年までは実際に使用されており。様々な工具が当時使用されていたままの状態で保存されています。メーカー勤めの僕は、現地・現物で部品や設備を見ることが大事と言われているので、なんだかモノづくりの原点を見ているようで非常に興味深い場所でした。実際に動く場所を見てみたい!

ボランティアスタッフの説明がわかりやすく、とても丁寧

ボランティアスタッフ

先ほどの文中にもボランティアスタッフが出てきましたが。富岡製糸場ではオレンジ色のベストを着たボランティアスタッフの方々があちこちで富岡製糸場の説明をしてくれます。もちろん無料です。

ボランティアスタッフの説明を聞かずに自由に回るのもありですが、時間がある方はぜひ説明を聞いてみましょう。どの方も懇切丁寧に説明してくれますので、展示のキャプションや動画だけでは伝わらない生の声を聞くことができますよ。

最後に

富岡製糸場を実際に見学して印象に残ったのは、日本の技術力の高さでした。ご存知のように世界遺産は世界文化遺産と世界自然遺産、世界複合遺産があり、富岡製糸場は世界文化遺産です。世界文化遺産の選定理由はざっくりと説明すると歴史上、芸術上、研究上重要な建造物・記念碑・遺跡などです。

タージマハルやサグラダファミリアなどの他の文化遺産と比べれば華やかさで見劣りする部分はありますが、富岡製糸場には日本が鎖国政策を転換し世界に出ていく上で、他の列強と対等に渡り歩くために絶対に必要であった技術力を獲得した歴史があります。そしてそれは、今の日本の各メーカにも脈々と受け継がれているのではないでしょうか。

Information

富岡製糸場

住所:〒370-2316 群馬県富岡市富岡1-1
営業時間:9:00~17:00
定休日:無 (12/29〜12/31)
Wi-Fi環境:無
クレジットカードの有無と種類:有
言語対応レベル:不明 公式HPは英語・中国語(中文簡体字・中文繁体字)・フランス語・韓国語
最寄り駅:JR 上州富岡駅
アクセス:JR 上州富岡駅から徒歩約15分(1㎞)、上信越自動車道富岡I.C下車、各駐車場まで約10分(3㎞)、駐車場より徒歩約10分(500m)
入場料:500円
電話番号:0274-64-0005
公式HP:富岡製糸場

執筆者&翻訳者

気づけば25歳。大学2年の頃にイギリス短期留学に行った頃から海外放浪に興味を持ち出しました。最近はもっぱらカメラにはまっています。日本の地方の美味しいもの・景色の美しさを世界に伝えたい。ブログやってます。「広く浅くときどき深く」
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