ライター UCHACA
奈良公園にはそこら中に鹿がいるって本当?

日本の古都、奈良。その昔、平城京という日本の中心となる都があった場所。 現在でも古社寺、文化財、伝統行事が多く残り、年間の旅行者数も増え続けています。

日本の古都、奈良。その昔、平城京という日本の中心となる都があった場所。
現在でも古社寺、文化財、伝統行事が多く残り、年間の旅行者数も増え続けています。
・「第66回正倉院展」開催中の、歴史を育んだ古都 奈良の魅力とは
そんな奈良の中心部に「奈良公園」という興福寺、東大寺、春日大社、奈良国立博物館などを含めた広大な公園があります。ここはその広大さと鹿がいることで有名なのです。
鹿はどこにいるの?
「鹿といっても柵に入っているんでしょう?」そう思って来る旅行客の多くがまず最初に目にするのがこちらです。

もう少し近づくと……

「鹿が横切ります。ご注意ください。」の標識です。

道にも書いてあります。

「えー!本当にいるのかな?」なんて思いながら歩き始めると公園の木々の中、枯れ葉の中に何か動くものを発見。そうです。鹿がいるのです。しかも、柵になんて入っていません。みんな普通に生活しています。
鹿と戯れる

公園の木々の中で群れになって静かに休んでいたり

むしゃむしゃ草を食べていたり


お寺の中を歩いていたり、観光客を観察していたり

お店の様子を見に来る鹿もいます。
普段気づかなかった鹿の鳴き声や行動、表情や模様などがここにくるだけでよくわかります。
※とてもおとなしい鹿たちですが、むやみにちょっかいを出したり、上に乗ったり、鹿せんべい以外の食べ物を与えたりは決してしないでください。
なぜ鹿がいるのか
奈良に都ができた710年頃、時の権力者が茨城の鹿島神宮から神様を春日山に移してまつりました。このとき、神様は鹿に乗って来たのだそうです。以来、鹿は神様の使いとして大切にされてきました。神聖な動物だけに、昔から厳重に保護されてきました。室町時代(1473年頃)には、鹿を殺したら、わざとでなくても死刑になったそうです。
現在は1200頭ほどの鹿が国に保護されながら棲息しています。
近くで売っている「鹿せんべい」を購入し、自由に鹿と触れ合うこともできます。
最近では鹿せんべいをもらうとお辞儀をする鹿もいることでインターネット動画を中心に話題になっています。

奈良に行ったら、ぜひ鹿と触れ合ってみてください。
Information
奈良公園
住所:奈良市雑司町469番地
営業時間:終日開放
定休日:無
Wi-Fi環境:無
最寄り駅:近鉄奈良駅
アクセス:「近鉄奈良駅」または「JR奈良駅」から奈良交通バスで市内循環外回り(2系統)「氷室神社・国立博物館」・「大仏殿春日大社前」・「春日大社本殿」下車
電話番号:0742-22-0375
公式HP:奈良公園