京都・東寺 弘法市 — 毎月21日にだけ開かれる市場で、掘り出し物探そう!

京都・東寺 弘法市 — 毎月21日にだけ開かれる市場で、掘り出し物探そう!

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そびえ立つ五重塔がシンボルの世界遺産のお寺、東寺(とうじ)。
普段は静かに、そして厳かに来る者を迎えてくれるこのお寺ですが、毎月21日だけ普段とは全く異なった姿を見せてくれます。

それは「弘法市」という市場が開かれるから。

21日、青空の下に厳然としてそびえる東寺の慶賀門をくぐると、

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所狭しと並ぶお店、大勢の人!

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本当にここはお寺の境内なのかと自分の目を疑うほどです。

日本の市場と言うと、多くの人が東京の築地場外市場や京都の錦市場といった、生鮮食料品を売り買いする場所、というイメージを抱くかもしれません。
しかし、この弘法市では布や骨董品(陶器の食器や花瓶)を扱ったお店が食べ物のお店よりも多く出店します。このことから地元の人たちの間では「布市」、「骨董市」、または「弘法さん」などと呼ばれ、古くから親しまれています。

市を彩る布と骨董の数々

慶賀門をくぐるとすぐ目につくのは、鮮やかな布。

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この市場で売られている布は着物用の反物や帯がほとんど。

朱色や金色など様々な布の色の美しさにため息がこぼれます。

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色だけでなく、値段も様々です。手を出すのをためらってしまう値段のものからTシャツ1枚程度の値段のものまで。

布だけではなく浴衣も販売しているお店があるので、日本に訪れた記念に購入してみるのもいいかもしれません。

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また、陶器にも注目。皿やコップ、茶碗、花瓶など種類は様々! 沖縄や岐阜など日本各地の焼き物が集まっています。それぞれの地方によって焼き方や風合いが違うのにも注目。

職人さん直々にお店を出している場合が多いため、どのような工程で、そしてどのような思いで、この作品を制作したのか直接お話が聞けるところも弘法市の魅力です。

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上の写真の作品を作られたご夫婦は、奥様が器を焼き、ご主人が絵付けをしておられるのだとか。
陶房の周りを彩る春の草花を作品のデザインにしておられるそうです。

また布や骨董だけではなく、べっこうでつくられたかんざしを売っているお店、

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いい匂いを漂わせる干物屋さんなど、

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お店の種類はバラエティに富んでおり、何時間いても飽きません。どのお店の商品からも日本の伝統文化や生活文化を垣間見ることができます。

あくまでもここはお寺

現在、約1200のお店で賑わう弘法市。市場の賑やかさを満喫しながらも、耳を澄ますとお堂の方からお経を唱える声が聞こえてきます。

お堂の近くまで行けばほんのりと線香の匂いも。

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せっかく東寺に来たのだから市場で買い物だけではなくぜひお寺にお参りもしてみてくださいね。


この市場だけで味わえる満足感

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写真提供:東寺出店運営委員会

弘法市を歩いていると気付くのが、お客さんだけでなく出店しているお店の人にも外国の方がたくさんいるということ!


話す言語が違っても身振り手振りを使ってコミュニケーションをとり、自分の気に入った商品を、または自分が丹精込めて作った作品を売り買いし、お互いが満足している……この市場ではよく見かける光景です。

毎月21日にだけ開かれる特別な市場、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


Information

弘法市

住所:京都府京都市南区九条町1(東寺境内)
電話番号:0774-31-5550(東寺出店運営委員会)
最寄り駅:近鉄「東寺駅」
アクセス:近鉄「東寺駅」より徒歩10分、JR京都駅から徒歩15分
開催日時:毎月21日(雨天決行)、5:00〜16:00
公式HP:東寺弘法市

執筆者&翻訳者

島根と京都が大好きな18歳。
MATCHA

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