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初めてでも安心! JR新宿駅から私鉄・地下鉄への乗換方法(都営新宿線・大江戸線・東京メトロ・小田急線)
世界一の乗降者数を誇る新宿駅。さまざまな路線が乗り入れており、各路線へ乗り換えるだけでも道に迷ってしまうことが多い駅です。この記事では、初めて新宿駅を利用した人でもわかるように、JR新宿駅から各線に乗り換える方法をわかりやすく解説します。
都内有数のハブステーション「新宿」
老舗の百貨店や巨大なファッションビル、歌舞伎町やゴールデン街といった飲み屋街が点在する新宿は、昼夜問わず人が集まる観光スポットです。
アクセスの拠点は、世界一の乗降者数を誇る「新宿駅」。東京の主要スポットの1つでもあるため、複数の路線が乗り入れており、その複雑さは日本人でも迷ってしまうほどです。
この記事では、初めて新宿駅を利用した人でも迷わないように、JR新宿駅から各私鉄・地下鉄に乗り換える方法をわかりやすく解説します。
JR新宿駅から行ける7つの路線
※路線名をクリックすると詳細に飛びます。
路線名 | 路線の主なスポット |
1.小田急線 | 箱根、下北沢など |
2.京王線 | 高尾山、八王子など |
3.東京メトロ丸の内線 | 銀座、小石川後楽園など |
4.都営大江戸線 | 築地、六本木など |
5.都営新宿線 | 神保町など |
6.京王新線 | 初台駅、本八幡駅、笹塚駅 |
7.西武新宿線 | 高田馬場、本川越など |
東京メトロ、都営線は「新宿」駅のほかにも「新宿三丁目」駅や「新宿西口」駅など細かいエリアに分かれた"新宿駅"があり、それぞれ歩いて行ける範囲。同じ路線の駅を使えば、目的の駅へ到着するのに経由する駅が1つ増えるか、減るかの違いです。
ここでは「新宿」駅に絞ってご紹介します。
JR新宿駅の改札は地上と地下に分かれている
JR新宿駅は、出口が地上と地下の2フロアに分けられています。主な出口は東口・西口・南口。東口と西口は地下、南口が地上と覚えておきましょう。
詳しくは「新宿をスマートに楽しむために!行き先別・新宿駅出口ガイド」をご覧ください。
各線各線に乗り換えるルートはいくつかありますが、ここではわかりやすい行き方に絞って紹介します。
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1.小田急線の乗り換え口
小田急線は、箱根へ行くときに便利な路線。小田急ロマンスカーに乗れば約1時間30分で箱根観光の玄関口「箱根湯本」駅まで行けます(料金2,280円)。
ほか、小田急ロマンスカーを使わなくても江の島の最寄り「片瀬江ノ島」駅(約1時間10分、630円)や、「下北沢」駅(約10分、160円)へ乗り換えなしで到着できます。
切符の購入が必要な場合は西口へ
1度改札を出て、小田急線の切符を購入する必要がある場合は「西口」から出ましょう。改札を出ると、売店「Odakyu AZUR」の横に大きな階段とエスカレーターがあります。こちらを上ってください。
階段を上がると正面が開けたスペースになっており、その奥に小田急線の改札があります。切符などは、改札に向かって左側にあります。
ICカードを持っているなら中央西口が便利
中央西口には、JR新宿駅の出口と小田急線の入り口改札が一緒になった改札があります。ICカードなど、切符を買う必要のない人はこちらの改札口が便利です。
京王線の乗り換え入り口と並んでいるので、青色の標識が出ている方(写真奥)へ向かいます。「青色は小田急線」と覚えておくとわかりやすいですよ。
こちらの改札は乗り換え専用になっているので、地上や改札外に出たい場合は西口の改札から出てください。
2.京王線の乗り換え口
京王線は、新宿と八王子市をつなぐ路線として作られました。そのため東京西部、高尾山などへ行くのに便利です。新宿駅から高尾山口駅までは特急で約50分、料金は390円です。
切符の購入が必要な場合は西口へ
西口の改札を出て直進すると、左側に売店「Odakyu ox SHOP」、写真の標識が見えてきます。京王線へは、こちらを左折します。
コインロッカーが並ぶ狭い道を通り、直進。
正面にあるおむすび屋「おだむすび」とカレー屋「curry shop C&C」の間の道を進みます。営業時間中はカレーのおいしそうな香りがしますよ。
道がひらけると、左側に改札があります。
ICカードを持っているなら中央西口が便利
小田急線の乗り換え改札と並んであるのが、京王線へ続く階段。写真の階段を下りて直進します。
突き当りの階段を上ると右側にピンク色の改札があります。こちらもJR線の出口と京王線の入り口が一緒になっている場所なので、切符の購入が不要な方にオススメです。
3.東京メトロ丸の内線の乗り換え口
地下に駅のある東京メトロは、B1Fの東口からさらに下ります。東口を出て左側の道を進むと、階段が見えてくるので下りましょう。
下りると、広い地下通路があります。
斜め右へ進むと、東京メトロ丸の内線の改札です。銀座(銀座駅)や、日本庭園の小石川後楽園(後楽園駅)、東京ドームシティ(後楽園駅)に行く場合はこちらを使うと便利です。
4~6.都営大江戸線・新宿線、京王新線はセットで覚えよう
少し複雑なのが、都営大江戸線・新宿線、京王新線の3線。大江戸線は六本木、新宿線は神保町に続いています。こちらは改札口が一緒なので、セットで覚えましょう。途中までは、中央西口から京王線へ乗り換える道のりと一緒です。
京王線ではピンクの改札を通りましたが、3線への乗り換えは左側、緑色のJR改札を出ます。
左奥の赤丸で囲っている標識の下を直進。
「KEIO MALL」と書かれた場所で左に曲がります。そのまま直進すると、「都営大江戸線」と書かれた標識があり、改札が見えてきます。
直進後、右側にも大江戸線の改札がありますが、そちらは大江戸線のみの改札口。京王新線、新宿線に乗りたい場合は「KEIO MALL」を直進して正面に見える改札を使いましょう。
7.西武新宿線への乗り換え口
JR新宿駅から少し離れた場所にある、西武新宿線。早稲田大学のある「高田馬場」駅や、縁結びの神様で有名な川越氷川神社へ行ける「本川越」駅まで行けます。
出口は東口を使いましょう。東口にある広場を、新宿駅を背中にして直進すると歌舞伎町方面に行けます。ドン・キホーテのある通りに出たら横断歩道を渡り、左折します。
そのまま進むと、「Pe Pe」と書かれた看板がある、茶色いビルに到着します。ここが西武新宿線です。「Pe Pe」看板下の道を進むと突き当りに改札があります。
西武新宿駅 Google Map
出口を間違えても、焦らずに標識を確認!
以下の表のとおり、今回紹介した以外の出口からも乗り換えは可能です。出口は出たけれどわからなくなってしまった! という場合は焦らずに、標識を確認してみてください。
路線名 | 乗り換え可能な出口 |
小田急線 | 西口、中央西口、南口 |
京王線 | 西口、中央西口、南口 |
東京メトロ丸の内線 | 東口、西口 |
都営大江戸・新宿線、京王新線 | 中央西口、南口 |
また、標識を見ても難しい場合は駅のインフォメーションや駅員さんにも聞いてみましょう。無事乗り換えをマスターして、楽しい旅行を過ごしてください!
元記事執筆:Yudai Sasaki
※本記事は2015年7月13日に公開した記事をリライトしたものです。
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