奥飛騨温泉郷

3,000m級の北アルプスの西麓にＶ字型に点在する平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高を総称して、奥飛騨温泉郷と呼んでいる。澄みわたる青い空と北アルプスを頂く、いで湯の里奥飛騨温泉郷は、豊富な湯量を誇り、約170カ所もの露天風呂天国を形成している。 　厳しい冬から感動的な新緑の芽吹く春。暑さ知らずの夏は、まるで別世界。全山燃えゆくような紅葉時の新雪を抱く山々との重なりは、三段染めの美しさを見せ、冬は雪化粧した北アルプスをながめながら湯ぶねでのんびりと……。こうした四季を通じて訪れる観光客を楽しませてくれる奥飛騨温泉郷には、数多くの余暇施設、観光施設が充実している。 　まず、東洋一の規模を誇る新穂高ロープウェイ。全長3,171mのこのロープウェイは、大自然のパノラマを眼前に映し出して、標高2,156mまで一気に運んでくれる。そこからの展望は、北アルプスの高峰が迫り、大自然の壮大な交響曲を聞かせてくれる。 　また、日本一の山岳ハイウェイである乗鞍スカイラインも温泉郷から近く、雲上の別天地へも楽に行ける。 　散策には、日本の滝百選の平湯大滝、平湯民俗館、200頭以上のクマを集めた奥飛騨クマ牧場、昔ばなしの里などがある。また、ウォーキングやトレッキングコースも整備されており、個人の体力や余暇時間に合わせて、散策程度のウォーキングやハードな山岳トレッキングまでバラエティ豊かに楽しむことができる。