福蔵院（ふくぞういん）

東京都中野区白鷺にある真言宗豊山派の寺院です。山号は白鷺山、院号は福蔵院、寺号は正幡寺と称します。創建は文亀・永正年間（1501年～1521年）で、僧頼珍によって開山されました。江戸時代には鷺宮八幡神社の別当寺としても機能し、御府内八十八ヶ所霊場の第14番札所となっています。本尊は不動明王で、運慶作と伝えられています。また、十三仏の石像があり、江戸時代後期の庶民信仰を示す貴重な文化財となっており、地蔵、庚申塔は中野区登録有形文化財、十一面観音菩薩立像、難陀龍王立像、雨宝童子立像は中野区指定有形文化財の登録を受けています。