河内長野市は大阪府の南東部に位置し、奈良県と和歌山県に接しており、市域の約7割を森林に囲まれた自然豊かな地域です。 本市は、令和元年に「中世に出逢えるまち~千年にわたり護られてきた中世文化遺産の宝庫~」、令和2年に「女性とともに今に息づく女人高野~時を超え、時に合わせて見守り続ける癒しの聖地~」及び「「葛城修験」- 里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」の3つの日本遺産があります。 市内には、高野街道をはじめ、大沢街道や天野街道など幾つもの街道が交わっていることから、交通の要衝として古くから人々の往来が盛んでありました。また、修験道の開祖と言われる役行者(えんのぎょうじゃ)や高野山を開いた空海をはじめとする歴史上の重要人物にゆかりのある観心寺や天野山金剛寺、延命寺をはじめとする寺社が現在も残ります。加えて豊かな自然を残す岩湧山は、和歌山~大阪~奈良の境にそびえる葛城の峰々に連なり、現在も修験道の行者が修行を行っています。 このように、豊かな自然と歴史・文化が残り、今に息づいていることから、3つの日本遺産に認定されることとなりました。
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