はるか昔、長い時間をかけて地球のプレートがここで衝突し、富士山をはじめとする火山群や雄大な高原を生み出しました。降り注ぐ雪や雨は熔岩層に吸い込まれ、美しい地下水となって、山麓の各地でこんこんと湧きました。豊かな水を求めて、生き物が集い、人が暮らし、まちができました。世界的にも類を見ない、壮大な大地の物語を持つ伊豆半島の三島。わたしたち加和太はここで育ちました。 地形を正確につかみ、地面の奥深くまでを理解し、水の流れや風雨、時の流れをも計算し、強い構造物をつくりあげる。土木とは、大地と人間の対話です。生きていく地盤づくりです。その地盤の上に、人の暮らし、産業や文化を育む舞台を建ち上げるのが建築です。70年以上にわたり、わたしたち加和太は土木、建築という事業を通じ、ときに厳しさも見せる自然と、人の暮らしの調和を生み出すお手伝いをしてきました。多くの経験を通じて、まちを形づくる技術を鍛えてきました。
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