開世通商株式会社
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泉都のシンボル 別府タワー

別府タワーの完成は1957年5月10日。「別府温泉観光産業大博覧会」の目玉施設として建設が構想され、当時の地元財界人らが設立した「別府観光開発(株)」により建造されました。  別府湾を要方向に鶴見岳を頂点とする扇状地である別府市街地のほぼ中央に建てられた別府タワーの展望台からは、市内各所から立ちのぼる湯けむり、緑豊かな山々、国東半島、野生のニホンザルを間近で観察できる自然動物園のある高崎山など市内の観光名所の所在や、天候によっては遠く四国の佐田岬も望むことができます。地上55mという展望台としては決して魅力的でない高さは、泉都別府の景色を360度迫力をもって最大限に楽しむため絶妙に設定された高さです。  別府タワーを設計した内藤 多仲(ないとうたちゅう)氏は「耐震構造の父」と称され、旧名古屋テレビ塔、通天閣、別府タワー、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワー(竣工順)など鉄塔建築を多く手がけ、「塔博士」ともよばれる建築構造家です。  2007年に国の「登録有形文化財」に指定され、2023年には65周年事業として大規模改修工事を行い、竣工当時の鉄塔の外装色を再現。また、竣工時100mであった全長も復元されました。  16・17階に設けられた【海と山と湯のまち展望台】は、既に述べた迫力ある景観を楽しめるほか、別府タワーの歴史を学べる展示物や、テレビ望遠鏡、別府湾をゆっくり望めるカウンター席、夜間楽しめる畜光石ステージや、プチ宇宙旅行を体感するギャラクシーウォークを設置し、別府や別府タワーのオリジナルグッズを取り揃える売店もあります。  5階のキタハマデッキでは、眼前に鉄塔を見上げることができる芝生を敷いたスペースを開設。7階部分の中間展望デッキにはこちらからアクセス可能です。  2階は芸能人の作品に出会える【別府アートミュージアム】 主に日本の芸能人を中心に400点を超える絵画、美術品を展示。随時、特設展示も開催しています。  別府タワーはこれからも泉都別府のランドマークとして、人々に愛され、時代を見守り続けていきます。

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