丹波篠山米の美味しさの秘密
山に囲まれた盆地という土地柄、昼夜の寒暖差が大きい気候風土がさまざまな名産品を育む丹波篠山。山々から流れる清流の影響が多大な「丹波篠山米」も、評価されている特産品のひとつです。
丹波篠山では、主にコシヒカリが栽培されています。生産者のこだわりは、安心安全なおいしいお米をつくること。手間暇かけて育てたお米は、コクのある深い味わいのお米になります。丹波篠山の田園は、田のすぐ近くに山があることが多いので、昼は太陽光を受けて育ち、光合成ででんぷんが蓄えられます。夜は山から流れる冷気で穂がしまり、でんぷんのうまみがギュッと凝縮されていきます。このくり返しで上質なお米が誕生するのです。
丹波篠山米をさらにおいしくする、篠山の郷土料理
丹波篠山は標高200メートルを超える高地にあり、年間平均気温は日本の北部地域である東北地方と同程度。兵庫県中央を流れる加古川、兵庫県南東部を流れる武庫川など、源流が流れる土地でもあります。これらの清らかな水が、豊かな田園を育んでいます。
甘みとうまみがしっかり詰まった飽きのこない味。栗ご飯、黒枝豆ご飯、山の芋のとろろご飯など、丹波篠山の特産品とも相性抜群です。
収穫前、黄金色に輝く稲穂と山々の情景は圧巻です。丹波篠山を訪れたなら、丹波篠山米を味わうだけでなく、田園のある里山の景観にも目を向けてみてください。心癒される日本のふるさとがそこにあります。