岩室温泉

岩室温泉は、越後名山弥彦山の東山麓にある風光明媚な温泉地である。 　霊雁湯の名もあった岩室温泉の発見は古く、古文書によると戦国の慶長期以前と見られている。江戸時代より、越後一の宮弥彦神社の参拝者の精進落としの遊里して栄えた由緒ある伝統に彩られています。良質な岩室温泉は長い時を経てなお多くの旅人を癒し、愛され続けています。 　越後平野で最初に陽が当たる弥彦山（標高638ｍ）、山麓には越後一宮彌彦神社が鎮座しており、年間を通じて多くの観光客で賑わっています。 　弥彦山頂へは、神社拝殿より徒歩10分のロープウエイで山麓駅より山頂まで５分ほどの空中遊覧ほか登山・スカイラインなどで登ることができ、山頂には神社の奥宮で祭神が祀られている御神廟があります。 　弥彦山からは東に新潟の穀倉地帯越後平野、西に日本海・佐渡が眺望でき、越後七浦シーサイドラインでは日本海の荒波がつくり出した海岸美を眺めながらのドライブ、海水浴を楽しむことができます。 　「新潟市岩室観光施設いわむろや」は岩室温泉地区を中心とした西蒲区の歴史、伝統文化、観光資源等に関する情報を発信・提供する施設として、様々な展示や体験、地産品、休憩所、足湯を楽しめます。 　他に付近の名所として万葉集に歌われている植物を集めた万葉の道や重要文化財が多数収蔵されている宝物殿、四季折々の美しさが楽しめる弥彦公園などがあり、史蹟・旧跡が点在する温泉街や、近年パワースポットとして多くの人が訪れている弥彦神社を散策するのも良い。