三波石峡

三波石峡は、下久保ダム直下の渓谷であり、約1.5キロメートルにわたり、緑色片岩と呼ばれる緑色した巨石、奇岩の転石が並び、造形的な美と色調の美が相まって素晴らしい風景を造りだし、国の名勝および天然記念物に指定されています。 古くは江戸時代の初期から庭石として珍重され採石されたため、自然の状態で現存するのはここだけです。峡内の名石には名前が付けられていて、昔はここを訪れる人の案内を生業にしている人もいたようです。 「三波石峡48石」 三波石峡には「三波石48石」といわれる三波石の名石がV字渓谷に連なります。三波川変成岩と呼ばれる岩と神流川の流れや渕が織りなす景観は、まさに自然のつくりだした芸術です。テレビや写真のようなメディアのない江戸時代の人々が感じた世界を想像しながら散策してみてください。