【愛知】秋の愛知旅におすすめ！豊川稲荷と第30回霜月炎の舞を満喫！

豊橋市の「炎の祭典」で勇壮な手筒花火を間近で観賞！火の粉を浴びる迫力の演出に圧倒されます。日本三大稲荷・豊川稲荷参拝や、冬の味覚みかん狩り食べ放題も楽しめる充実の秋旅です。

ライター

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愛知県は日本の中部地方に位置し、歴史や文化、自然、美食がバランスよく揃った魅力的な観光地です。今回は、初めて訪れる方でも存分に満喫できる秋の愛知旅でぜひ体験してほしいスポットを紹介します。

愛知の旬の味覚を堪能｜蒲郡オレンジパーク「みかん狩り」

旅の始まりには、蒲郡オレンジパークでみかん狩りを体験しましょう。園内では、自分の手でみかんをもぎ取り、その場で甘くジューシーな果実を味わえます。自然の中でフレッシュな旬の果物を楽しむ体験は、秋の愛知旅にぴったりです。

ビタミンたっぷりで甘くみずみずしいみかんを存分に味わえる「みかん狩り食べ放題」は、旬の美味しさを体いっぱいで楽しめる体験型イベントです。もぎたてのみかんは香りも味も格別で、口に入れた瞬間にジュワッと広がるフレッシュな甘さに思わず笑顔がこぼれます。

また、園内にはフルーツを使ったスイーツやジュースも販売されており、家族連れやカップルでも気軽に楽しむことができます。

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日本三大稲荷で歴史と文化に触れる｜豊川稲荷（妙厳寺）

豊川稲荷（妙厳寺）は、日本三大稲荷（伏見稲荷、笠間稲荷、豊川稲荷）の一つに数えられる曹洞宗の寺院で、正式名称は「円福山妙厳寺」です。室町時代前期の嘉吉元年（1441年）、東海義易禅師によって創建され、以来、地域の人々や戦国大名、文人に至るまで幅広く信仰を集めてきました。歴史上、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康といった名立たる戦国武将たちも参拝した記録が残っており、江戸時代には渡辺崋山などの文人からも厚い信仰を受けていました。このことから、豊川稲荷は歴史的・文化的価値の非常に高い名刹として、今日まで大切に守られています。

境内には朱色の鳥居が連なる参道や本堂、稲荷塚など見どころが豊富で、自由散策で写真を撮ったり、神社ならではの雰囲気を存分に楽しむことができます。参拝だけでなく、境内を歩きながらゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです♪

特に圧巻なのが、大小1,000体以上の狐の石像が並ぶ霊狐塚。豊川吒枳尼眞天（とよかわだきにしんてん）が白い狐に跨る姿で祀られており、狐は神様の使いとして信仰の象徴とされています。そのため参拝者は狐の石像を奉納する習慣があり、現在の霊狐塚に多くの狐像が並ぶようになりました。境内を歩きながら、信仰と歴史の深さを感じられるスポットです。

また、豊川稲荷の門前町では、地元グルメも楽しめます。特に有名なのが豊川いなり寿司。甘辛く煮た油揚げに酢飯を詰めた郷土料理で、参拝客や観光客に長年愛されてきました。

豊川稲荷を訪れた際には、歴史と文化に触れるだけでなく、門前町の美味しいいなり寿司を味わいながら、地元ならではの旅の楽しみも満喫してください。

秋の夜空を彩る｜第30回霜月炎の舞・三河手筒花火

夜には、豊橋市で開催される第30回霜月炎の舞で、三河手筒花火の迫力ある光景を楽しみましょう。肩に抱えた手筒花火が一斉に点火され、夜空に吹き上がる炎と火花の迫力は圧巻です。幻想的な炎の揺らめきと熱気が伝わるこの体験は、言葉では表現しきれない感動があります。屋台や露店で地元グルメを味わいながら観覧できるのも、この祭典ならではの楽しみです。

三河手筒花火の歴史は450年以上前にさかのぼり、発祥の地は豊橋市の吉田神社と伝えられています。永禄3年（1560年）、吉田城の城代が祭礼で花火を揚げた記録が残っており、当初は情報伝達の狼煙を原型とする神事でした。その後、五穀豊穣や無病息災を祈る行事として受け継がれ、地域を代表する文化へと発展しました。江戸時代には農村にも広まり、村人自ら火薬を調合して放揚する「体験する花火」として定着。神社への奉納や災厄除け、豊作祈願と結びついた神聖な儀式でもありました。