路地裏の名店！毎日通いたくなるパン屋さん「CROIX(クロワ)」

本サービスにはプロモーションが含まれています

東京の中野駅北口から徒歩13分のパン屋さん「CROIX(クロワ)」を紹介します。北海道産小麦のもちもち生地が特徴。曜日限定パンや新作ベーグルも！

ライター

中野区は、東京都23区の西部に位置しています。サブカルチャーの「聖地」と呼ばれる「中野ブロードウェイ」が特に有名ですが、それ以外にも歴史ある神社・仏閣やグルメなど、多くの観光資源を有しています。中野駅周辺で「100年に1度」とも言われる再開発が進み、まちの移り変わりが進む一方、昔ながらの人情味あふれる商店街が賑わっているなど、中野のまちは多様な面を持っています。そんなまちの多様性が、約1.7万人、約120カ国の人が住むというまちの特徴にもつながっています。

みなさん、こんにちは。ナカノ観光レポーターの「ちいたん」です。ちびナカノさんも一緒です。今回ご紹介したいのは、中野の閑静な住宅街にあるパン屋さん「CROIX（クロワ）」。JR「中野駅」から歩くこと約13分、この看板が目印です。

早稲田通りから路地裏を入ったところにあり、コンクリート打ちっぱなしの外壁がスタイリッシュ。まるで隠れ家みたいです。

「入口の『カクレミノ』が気に入ったみたいだね、ちびナカノさん」ジャズが流れる店内で、約30種類のパンが出迎えてくれます。

月替わりのパンたちのほかにも、曜日限定のパンがあり、新作ベーグルがとても気になりました。これは毎日通いたくなりますね。

左から「ソーセージ&チーズのベーグル」、「クランベリー&ホワイトチョコのベーグル」、「イチジク&クルミのカンパーニュ4分の1」

「どれにしようか迷っちゃうね、ちびナカノさん。え？全部？」左からクロワッサン、リンゴ＆カスタード、バゲット、あんバター、クルミシュガー。ちいたんは、おいしいベーグルが食べたくなるといつもお邪魔しています。国産小麦特有の食べごたえが大好きで、満足度が高いんです。もっちもちの生地が驚きのおいしさです。

店主の榎本淳(えのもとじゅん)さんにお話を伺いました。

―開店はいつですか？「2014年4月21日で、今年（2024年）で10周年になります。毎年、開店記念にベーグルの割引をやっているんですが、今回も何か考えています」2024年の記念日は定休日なので、その前後でとのこと。楽しみですね。

―中野で開店した経緯を教えてください。「ここは自宅兼店舗です。大手ベーカリーで3年修行した後に自宅を改装してお店にしました」

―店名の由来は何ですか？「カンパーニュのクロス状の切込みから取りました(クロスはフランス語にすると「CROIX(クロワ)」)。修行先でイチジクとライ麦のパンを食べたときのおいしさが衝撃的で、お店を開いたらカンパーニュをメインにしようと思ったんです。見た目もかわいいのでお店のイメージにしました」「CROIX」の「イチジク＆クルミのカンパーニュ」はちょうどいいライ麦の酸味で食べやすく、イチジクのシャリシャリした食感が楽しいです。きっとカンパーニュのイメージが変わりますよ。

―人気商品とおすすめ商品を教えてください。「ベーグルです。一番人気はソーセージ&チーズ、二番目はレモン&クリームチーズ、三番目はチョコ&マカダミアナッツです。看板商品は、イチジク&クルミのカンパーニュ、パンオフロマージュ、バゲット2分の1です」

―お店のこだわりを教えてください。「すべて北海道産小麦を使用しています。小麦は、『TYPE ER』『春よ恋』『はるゆたか』など6種類。金曜日には全粒粉パンの日もやっています。また、水分を多めにしてもちもち感を出し、食べやすくしています。住宅街にあり、お子さんからご高齢の方まで客層が幅広いので、そこはこだわっていますが、一口食べたときのインパクトも大切にしていますね」

朝6時からパンを焼いているそうで、榎本さんひとりで製造と販売をしているとのこと。

―パンを焼く時に気をつけていることは何ですか？「形や大きさを合わせて、見た目をきれいにしています。それと焼き時間。自分で食べてみておいしいと思えるものにしたいのと、お客さんの反応を見ながら作り方を変えたりもしています。ちなみに、自分はお酒が好きで辛い物やしょっぱいものが好みなんです」たしかに、全体的に塩味が効いています。その塩気が絶妙なコクとなって、小麦の甘さを引き立てています。

―お塩は何を使っているのですか？「沖縄のシママースです。基本、食べることが好きなので、外で食べておいしかった食材をパンにフィードバックしています」

―パン作りで楽しいことは何ですか？「パンを作ること自体が楽しいです。メニューを考えるのもですね。あとは、お客さんの笑顔や感謝の声も喜びにつながっています」

―最後に、お店をどんなふうにしていきたいですか？「今年で10周年になり、地域に馴染んできたので、これからもまちの人に愛され続けるお店にしていければなと思います」この日も11時に焼き上がる食パンを求めて、お客さんがたくさん訪れていました。

お支払いは、現金のほかにPayPayが使えます。価格がお手頃なのも魅力のひとつ。お話を伺った後にいっぱい買っちゃいました。

左からハムチーズオニオン、リンゴ&カスタード、エッグキーマカレー、クランベリー&ホワイトチョコのベーグル。どれもお馴染みの具材で、もちもち生地と相性抜群。

エッグキーマカレーは榎本さんの辛い物好きが分かる味。ゆで卵と生地の甘味がスパイシーさを和らげ、とても良いバランス。辛いカレーが好きな方にもオススメです。

かわいいデザインのリンゴ&カスタード。リンゴの食感が心地よく、カスタードがほどよい甘さです。優しい味で、おやつにぴったり。

昼過ぎに行くとパンが売り切れていることも多いのですが、お店にあるQRコードから前日予約ができます。約20種類のベーグルをはじめ、いろいろなパンを予約できるなんて、これは嬉しいサービスですね。ちいたんも前日予約を上手に使いながら、これからも「CROIX」に通いたいと思います。ちびナカノさんもお店の場所をしっかり覚えたみたいです。