【ゆふいん】「豊後富士」のパノラマビュー!はじめての由布岳登山ガイド
由布岳の登山ガイド。正面登山口から東峰までの流れを解説しつつ、サンダル禁止やゴミ持ち帰り、土砂災害防止のための植生保護など、登山に必須のマナーを紹介。安全と環境を守る「絶対ルール」を伝えます。
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目次
- 由布岳に登る!東峰(East Peak)を目指す5時間コース
- 1. 正面登山口へ:バスか車で移動、別府からも乗り換えなし
- 2. 国有林入口まで:登る前からパノラマショット
- 3. 国有林からつづら折りの道へ:森と街を見下ろす高度感
- 4. マタエに到着:分岐から東峰へ、360度の大パノラマ
- オプション:さらなる高みを目指すなら、西峰・おはち巡りへ
- 命を守り、街を守る。由布岳登山の絶対ルール
由布岳に登る!東峰(East Peak)を目指す5時間コース
湯布院の街のどこにいても、その雄大な姿で迎えてくれる「由布岳(標高 1,583m)」。その美しさは眺めるだけでなく、実際にその足で登ってこそ、一生モノの感動へと変わります。
今回は、登山経験が少なくても挑戦しやすく、最高の絶景が約束された「東峰(East Peak)」への登山ルートをご紹介します。
1. 正面登山口へ:バスか車で移動、別府からも乗り換えなし

由布院駅前バスセンターから別府駅西口行きのバスに乗れば、15分で由布登山口バス停へ。由布院の街中から正面登山口までは、車がスピードを出して走る上り坂の車道が続きます。歩道がなく事故のリスクが高いため、必ずバスかタクシー、レンタカーなどの車を利用してください。
別府駅西口からも、由布院行きのバスで乗り換えなしで約40分。由布院への移動ついでに登山は可能ですが、登山口にはコインロッカーなど荷物を預けられる場所は一切ありません。登山に必要のない荷物は、必ず由布院駅周辺の施設に預けてから移動してください。
また、登山口周辺に自動販売機はありません。由布院の街中で、十分な飲料水と軽食を購入してから向かいましょう。もちろん、ペットボトル、食べ物のクズなど、ポイ捨ては厳禁です。ゴミ箱はありませんので、ゴミはすべて自分で持ち帰ってください。
2. 国有林入口まで:登る前からパノラマショット

いよいよ「正面登山口」から登山スタート。国有林の入り口まで、草原が広がる約15分の緩やかな上り坂です。
左に「飯盛ヶ城(標高 1,067m)」(いいもりがじょう)の小山、右奥に鶴見岳(つるみだけ)、そしてなだらかな草原の先に、裾野から山頂までを一気に見通せる由布岳のパノラマは全国的にもめずらしい絶景です。まずはここで、正面にそびえる由布岳とともに最高の一枚を収めましょう。
3. 国有林からつづら折りの道へ:森と街を見下ろす高度感

森の中を約30分歩くと、「合野越」(ごうやごえ)に到着。最初の休憩はここで取りましょう。この場所は、「西登山口」や「飯盛ヶ城」(いいもりがじょう)からの合流地点でもあります。帰りに分岐を間違えないように、「正面登山口」から登ってきた道を覚えておきましょう。
合野越(ごうやごえ)からは、比較的歩きやすい自然林をしばらく登り、そこからジグザグに高度を上げる「つづら折り」の道へ入っていきます。道幅が狭いので、山から下りてくる人や追い越す人と道を譲り合いましょう。
途中、つづら折りの道は見晴らしがよく、やまなみハイウェイや由布院盆地が見えてきます。上に登るにつれて、足元に広がる由布院の街がミニチュアのように小さくなっていく様子は、登山の醍醐味そのものです。
4. マタエに到着:分岐から東峰へ、360度の大パノラマ

東峰と西峰への分岐点「マタエ」に到着すれば、山頂まではあと少し。ここからは岩場が増えるため、足元に注意して進みましょう。登山経験が少ない人、時間が限られている人は、マタエから右へ進む「東峰」(ひがしみね)がおすすめです。
辿り着いた東峰からは、すぐ隣に見える鶴見岳山頂とさらに向こうに別府湾、反対側は九州本土最高峰の中岳をはじめとするくじゅう連山を見渡す、遮るもののない大パノラマが広がります。自分の足で掴み取ったこの景色こそ、究極のベストショットです。
オプション:さらなる高みを目指すなら、西峰・おはち巡りへ

登山経験が十分にある人は、「西峰(West Peak)」や火口の縁を一周する「おはち巡り」にチャレンジできます。マタエから西峰までは、障子戸の「カニノヨコバイ」や鎖場の難所がありますので、くれぐれも注意してください。
また、おはち巡りでは、足元の岩が崩れやすい場所(ガレ場)や足場が崩落している箇所もあるため非常に危険です。滑落事故も発生していますので、十分な登山経験と装備がない人、また視界不良や天候が不安定な日の挑戦は控えてください。
命を守り、街を守る。由布岳登山の絶対ルール

由布岳は、日本が誇る「阿蘇くじゅう国立公園」の一部です。あなたの行動が、自分自身の遭難や、麓に住む人々の安全を脅かすことのないよう、以下のルールを絶対に守ってください。
撮影マナー:植物を踏まない、山を壊さない
写真撮影などのために登山道を外れ、植物を踏み荒らす行為は厳禁です。山の植物やその根は、雨水を蓄え土砂の流出を防ぐ「天然のダム」です。踏み荒らされて植物が枯れると、麓の道路への土砂崩れや浸水被害を引き起こす直接の原因となります。
装備:サンダル・軽装は「論外」です
登山道は岩場や滑りやすい急斜面が続くため、必ず登山に適した靴を履いてください。また、山頂の天気は変わりやすく強風が吹くこともあるため、夏でも防寒着が必須です。
環境:ゴミは1つ残らず持ち帰る
ペットボトル、食べ物のクズなど、ゴミのポイ捨ては絶対に許されません。自然や野生動物を守り、景観を維持するために、ゴミはすべて自分で持ち帰るのがルールです。
トイレ・水:現地調達はできません
山中にトイレはありませんので、正面登山口の駐車場で出発前に済ませてください。各自でトイレットペーパーを持参してください。また、駐車場やバス停に、自動販売機やコインロッカーはありません。
由布岳の見えるまち・大分県由布市のとっておきの旅情報をお届けします。 憧れの由布院温泉をはじめ、ノスタルジックな湯平温泉、開放感あふれる塚原高原、そして由布川峡谷や男池湧水群といった神秘的な自然まで。宿泊・グルメ・自然体験など、地元が自信を持っておすすめするスポットを厳選してご紹介します。