福岡は、子連れだともっと楽しい!
Pictures courtesy of かしいのはまビレッジ(左上、左下)、だざいふ遊園地(右上)
九州地方の福岡県には、中心部からもアクセスしやすい個性豊かなレジャーランドが揃っています。
今回は、都心から近いアウトドアスポット、海に"没入"できる水族館、地元に愛されるレトロ遊園地、それぞれ個性豊かなレジャー施設をご紹介! ベビーカーの貸出や授乳室完備の施設もあるので、小さなお子さん連れでも安心して楽しめます。
1.気軽にキャンプ体験ができる!「かしいのはまビレッジ」
Picture courtesy of かしいのはまビレッジ
まずご紹介したい「かしいのはまビレッジ」は、家族と気軽にキャンプが楽しめるスポットです。
子どもが遊べるアスレチックとドッグランも併設しています。
家族で楽しむキャンプ体験
Picture courtesy of かしいのはまビレッジ
博多駅から車で15分とアクセスがよい場所にある「かしいのはまビレッジ」。徒歩約30秒で海岸に出ることもでき、自然のなかで気軽にキャンプ体験ができるのが魅力です。
キャンプサイトには、広さや景色が異なるA〜Fの6エリアがあり、Fエリアは愛犬と一緒に宿泊できます。
テントや寝袋などのキャンプ道具はレンタルもでき、焚き火に使う薪なども現地で調達できますよ。
子どもが喜ぶアスレチック
Picture courtesy of かしいのはまビレッジ
「かしいのはまビレッジ」には、22のアトラクションが設置されたアスレチックがあり、子どもは身体を動かしながら思う存分遊べます。
雨の日は屋内施設の「こどものへや」で遊ぶこともできますよ。
キャンプ利用者なら無料で、それ以外はこども1人につき500円で利用できます。
貸切エリアがあるドッグラン
Picture courtesy of かしいのはまビレッジ
ドッグランには、「小型犬エリア」「中・大型犬エリア」と事前予約をすると利用できる「貸切エリア」の3つのエリアがあります。
料金は1頭2時間800円、貸切エリアは1頭2時間1000円です。
料金・アクセス
キャンプ場は1サイトごとに利用料が発生します。※1サイトにつき定員6名
月〜木曜日は4,000円、金・土・日・祝前日・祝日は6,000円。犬同伴サイトの場合、月〜木曜日は7,000円、金・土・日・祝前日・祝日は9,000円。
「かしいのはまビレッジ」は、西鉄貝塚線「香椎花園前駅」が最寄り駅。博多駅からであれば、JR鹿児島本線で「千早駅」まで行き、西鉄貝塚線に乗り換えましょう。所要時間は計約30分です。
2.大人も楽しめる没入型水族館!「マリンワールド 海の中道」
「まるで、海の中に入ったみたい!」。この水族館を訪れた人は、まず驚くことでしょう。
「マリンワールド 海の中道(なかみち)」は、自分も海の中に入って魚たちと一緒に過ごしているような、没入感が楽しめる水族館です。
九州の豊かな海を完全再現
まず、出迎えてくれるのは、暗い空間に浮かび上がる水槽。これは九州の北西部に広がる「玄界灘」という海を再現したものです。
玄界灘は世界有数の豊かな漁場として知られ、荒波が特徴。その波を再現するべく、この水槽では数分に1回、500リットルもの海水が上部から投入されます。実際の波に巻き込まれるような迫力です。
「マリンワールド」全体を包むコンセプトは、九州地方の海。展示には、気づかないところにたくさんのこだわりが。
たとえば、写真は「漁礁」と呼ばれる、魚の繁殖を促すために海の中に置いた人工物。展示用にそれらしく作ったものではなく、漁師さんに頼んで近海に一定期間沈めてもらい、本物の漁礁のように海藻などがついた状態にしているのだそう!
「照明をなるべく暗くしたり、床も暗い色にして、水中に没入できる空間を作っています」と、スタッフは胸を張ります。
手間暇かけて九州の海を再現した館内。歩くだけで子どもはもちろん、大人でも知らず知らずのうちに魚たちの世界に入り込んでしまいます。
展示室にはQRコードがあり、そちらを読み取ると英語、中国語、韓国語で音声解説が聞けます。より深く展示内容を理解できますよ(※)。
続いては、屋外エリアにある「かいじゅうアイランド」へ。人気のスポットがあると聞き、行ってみると……。
※:館内には無料Wi-Fiがあるため、インターネット回線を使う必要はありません。
迫り来るアザラシ
おや? 向こうから何かが……。
少しずつ大きくなって……。
来ました! これは「迫り来るアザラシ」と大人気の場所。SNSを中心に話題となり、多くの人がこちらで写真を撮っています。
ずんぐりむっくり、かわいいゴマフアザラシが、私たちに向かって一直線に泳いできます。これも観客に向けて泳いでくる導線があえて作られており、大人も子どもも大興奮!
動物たちとふれ合おう
「かいじゅうアイランド」では、アザラシやアシカに餌をあげることもできますよ。特設のスライダーから、小さな魚・イカナゴを入れてみましょう!
餌は1皿400円(税込)。午前と午後、それぞれ100皿ずつ販売しています。売り切れてしまうこともあるので、早めに行くのがオススメ。
イルカの隣で絶品ごはんを
お腹が空いたら、B1Fのレストランへ。ここではなんと、すぐそばでイルカやクジラが泳いでいます!
写真は、人気の「ドルフィンパフェ」(税込700円)。木苺やバナナなどフルーツもたっぷり入った大満足パフェです。イルカ型のクッキーと一緒にいただきましょう。
もちろん、食事メニューも充実。中でもハンバーグは国産和牛を使った本格的な味わいです。中はレアに仕上げられているので、熱々の鉄板で焼き色をつけましょう。ジュー! という音が食欲をそそります。
福岡では、鉄板でハンバーグを焼くこのスタイルが有名。人気店では行列必至ですが、マリンワールドなら行列に並ぶことなく、水族館とセットで楽しめますよ。写真は「国産牛鉄板ハンバーグ・グリルセット」(税込1,590円)。
イルカ型のごはんがキュートな「ドルフィンカレープレート」(税込700円)もオススメです。
かわいいお魚グッズをゲット!
トートバッグは1,500円、ジップフラットポーチは1,000円
帰りには、ぜひオリジナルのグッズを手に入れましょう。人気は、ここでしか買えないトートバッグとポーチ(写真左上)。ユーモラスなデザインが施されていて、毎日使いたくなりますよ。
料金・アクセス
入館料金は、大人2,350円、小・中学生1,100円、幼児(3才以上小学生未満)600円。2才以下は無料です。
「マリンワールド」へは、福岡の中心部・天神から直通バスが出ています。天神から行く場合は、「マリンワールド+西鉄バス セット券」(税込2,940円)がお得! バスの乗車券と「マリンワールド」の入館料がセットになっており、通常料金(3,410円)より470円安くなります。
バスでの行き方は、「天神中央郵便局前」バス停から、西鉄バス21B系統「大岳行」に乗車し、約40分。「マリンワールド海の中道」で下車しましょう。
3.小さい子連れも安心「だざいふ遊園地」
太宰府天満宮 photo by Pixta
福岡屈指の観光スポット、太宰府天満宮。その境内に、遊園地があるのをご存知でしょうか?
「だざいふ遊園地」は、開業1957年の歴史ある遊園地。神社の中に遊園地があるのは、日本でもここだけです。
0才から乗れるアトラクション
0歳から乗れる「エレファントファミリー」 Picture courtesy of だざいふ遊園地
ここは、小さなお子さんのいるファミリーにぜひオススメ。なぜなら、0才からでも遊べるのです! 園内には0才から乗車可能なアトラクションが7つあり、お子さんの遊園地デビューに最適です(要保護者同伴)。0〜2才までは無料の乗り物も多数あります。
水上コースター
もう少し大きくなったお子さんは、遊園地の奥の方へ。そこには、大人もちょっぴり恐い「水上コースター」や「トレインコースター」などのアトラクションが。フリーパスがあれば何度でも乗れるので、コースターに10回以上連続で乗る猛者もいるのだそう!
Picture courtesy of だざいふ遊園地
イチオシは、日本にわずかしかない貴重なアトラクション「ビックリハウス」。中に入ると何が起きるのか……それはここでは書けません。実際に中に入って確かめてみてください。お子さんだけでなく、体験した大人からも「一生忘れません」というコメントをいただきました。
太宰府天満宮とセットで楽しめる、というのもこの園の大きな特徴。子どもの頃から何度も来ている、という地元の方は「大人は太宰府天満宮に参拝して、子どもは遊園地で遊ぶ。1つの場所で2度楽しめるんです」と教えてくれました。
太宰府天満宮に祀られている菅原道真は「学問の神様」、そして「子どもの守り神」としても慕われています。だざいふ遊園地は、「そんな太宰府天満宮に、子どもたちが遊べる場所があってもいいのではないか」という当時の宮司の思いから生まれたものでした。
開園から60年以上が経ち、現在では親・子・孫の三世代で訪れる方も多いといいます。子どもの頃、ここで遊園地デビューをして、自分が親になったときに子どもを連れてくる。そして、その子が親になったら……そんな「だざいふ遊園地」から始まる物語が、たくさん生まれています。
園の歴史を象徴するのが、「弁慶号」と名付けられた子ども汽車。園の中で唯一、開園当時からあるものです。
丁寧にメンテナンスを繰り返して、いまだに現役。歴史を感じながら、ぜひ乗ってみてください。あなたがもう一度「だざいふ遊園地」を訪れたときは、また同じ弁慶号が迎えてくれることでしょう。
太宰府天満宮という歴史ある地で愛されてきたレトロな遊園地。小さなお子さんがいる方は、ぜひ日本の「だざいふ遊園地」で、遊園地デビューしてみてはいかがでしょう?
料金・アクセス
太宰府ライナーバス「旅人」
入園料は、大人600円、子ども(3才〜中学生)400円。別途アトラクション料金がかかります。乗り放題のフリーパスは、大人2,900円、子ども2,700円。
太宰府天満宮へは、福岡空港、博多から直通バス・太宰府ライナーバス「旅人(たびと)」が出ています。福岡空港(国際線ターミナル)からは約25分、博多バスターミナルからは約40分。
電車の場合は、「西鉄福岡(天神)駅」から西鉄天神大牟田線に乗り、「西鉄二日市駅」で西鉄太宰府線に乗り換え、「太宰府駅」下車。所要時間は約30分です。
だざいふ遊園地は、太宰府天満宮の境内にあります。境内に入って道なりに進むと、写真の太鼓橋があるので、これを渡りましょう。そのまままっすぐ進めば本殿です。
ですが、私たちは遊園地へ。太鼓橋を渡って右側を見ると、写真のような看板があるので、こちらへ進みましょう。しばらく進むと、遊園地の入り口があります。
福岡で、忘れられない思い出を!
今回ご紹介したのは、それぞれ異なる楽しみ方ができるレジャー施設。ぜひ日本の福岡で、忘れられない家族の思い出を作ってください!
Written by Kousuke DEKI
In cooperation with マリンワールド 海の中道、かしいかえんシルバニアガーデン、だざいふ遊園地 本記事の情報は取材・執筆当時のものです。記事公開後に商品やサービスの内容・料金が変更となる可能性があります。ご利用の際は改めてご確認ください。また、記事には、アフィリエイトリンクが含まれている場合があります。商品の購入、予約にあたっては、慎重にご検討いただきますようお願いします。