兵庫県(ひょうごけん)の 竹田城(たけだじょう)と 並(なら)んで「天空(てんくう)の 城(しろ)」と 言(い)われる、「備中松山城」を 知(し)っていますか? 日本(にほん)で 一番(いちばん) 高(たか)い場所(ばしょ)に 天守閣(てんしゅかく)が あることも 有名(ゆうめい)です。「備中松山城」について すばらしいところや、行(い)き方(かた)を 紹介(しょうかい)します。
備中松山城とは
写真提供:岡山県観光連盟
備中松山城は、大阪から 西に 150kmぐらいの 場所に ある 岡山県高梁市の 臥牛山の 一番上に あります。
備中松山城は、鎌倉時代に できました。色んな人や ものが 通る 場所ですから、戦国時代には いつも 争い(battle)が ありました。そして 城主(城を 持っている 人)が 何度も 変わりました。今 ある 天守閣は、江戸時代の 1683年に できました。
備中松山城の「備中」とは、中国地方に ある 岡山県の 西部 ぜんぶ のことです。日本には 他にも 松山城 という名前の 城が あるため、この城は「備中松山城」と 呼ばれて います。
備中松山城が「天空の城」と 呼ばれる 理由
写真提供:岡山県観光連盟
備中松山城は、敵(enemy)が 簡単に 入ってくることが できないよう 標高(山の 高さ) 430mの 山頂(山の 一番 上)に 建っている 山城です。
そのため、9月下旬から 4月上旬の 朝 早い時間に、雲海(sea of clouds)の 上に 城が 浮かぶ(float)ように 見える 特別な 景色を 見ることが できることが あります。この美しく すばらしい 景色から、「天空の 城」と 呼ばれるように なりました。兵庫県の 竹田城も 同じように、「天空の城」と 呼ばれています。
この景色は、備中松山城 展望台から 見ることが できます。雲海は、天気が いい日で 朝と 昼の 気温が 大きく 違う日に 見ることが できます。天気予報を よく 見て 出かけると いいでしょう。
・展望台への 行き方
展望台(景色を 見るための 場所)は 山の中に あるため、車で 行かなければなりません。10月~3月までの間、備中高梁駅から 展望台へ 行く「備中松山城 観光乗合 雲海タクシー」が 1日に 2回 走っています。使うときは、前日までに 予約をしましょう。料金は 1人 往復(行って帰る) 1,500円です。12月から 2月までの 間は 雪が あることも ありますので、あたたかい 服を 準備しましょう。
展望台住所:岡山県 高梁市 松山奥万田町
備中松山城の すばらしいところ
備中松山城は 天守、二重櫓、土塀の 一部が 昔の姿で 残っていて、1950年に 国の 重要文化財(Important Cultural Property)に なりました。また、今 日本に 残っている 天守閣では 一番 標高の 高い 場所に あります。天気が いい日には、天守閣から 山の 下の 町まで 見ることが できます。
備中松山城への 行き方
大阪のほうから 行くとき、JR新大阪駅から 山陽新幹線・のぞみ号・博多行きに 乗って、岡山駅へ 行きます。岡山駅で JR伯備線に 乗り換え、備中高梁駅で 降ります。1時間半ぐらい かかります。きっぷの 値段は、片道6,500円前後です。
備中高梁駅から 城までは、タクシーか バスで 行くことが できます。
・タクシーを 使うとき
駅の 前に ある 観光案内所から 乗ることが できる 観光乗り合いタクシーで、ふいご峠駐車場まで 行くことが できます。ふいご峠駐車場から、歩いて 20分ぐらいで 松山城へ つきます。観光乗り合いタクシーに 乗るときは、使う 前の 日までに 備中高梁駅前観光案内所に 予約しなければなりません。値段は 1人 500円です。
・バスを 使うとき/
備中高梁駅東口に ある 高梁バスセンターから 城見橋公園シャトルバス乗り場まで 行って、城見橋公園で シャトルバスに 乗り換えて ふいご峠へ 行きます。そこからは 歩いて 城へ 行きます。駅から 城見橋公園までの バスは 4・5・6月と 10・11月の 土日祝日のみ やっています。きっぷの 値段は 160円です。シャトルバスは 1年 ずっと やっていて、きっぷの 値段は 300円です。
シャトルバスは、季節で 時間が 違います。特に 帰りのバスの 時間には 注意しましょう。また 雨のときは、やっていないことが あります。
城に 入るときの お金と 開城時間、休城日
備中松山城の 入場料(入るときの お金)は 大人300円、小中学生150円です。
開城時間は、4月~9月が 9:00 ~ 17:30、10月~3月が 9:00 ~ 16:30です。なお、12月29日~1月3日は 休みですす。
備中松山城の 季節の イベント
写真提供:岡山県観光連盟
備中松山城の 城下町の 岡山県 高梁市では、毎年 8月中旬の 3日間、「備中 たかはし 松山踊り」を やっています。
この踊りは 370年の 歴史が あり、「白石踊り」「大宮踊り」と 並んで、岡山県の 3大踊りの 一つに なっています。備中たかはし松山踊りは、だれでも 踊ることが できる 参加できる 祭りで、まつりの 間、高梁駅前の 道は 浴衣を 着て 笠を かぶった 踊り子たちで いっぱいになります。
備中松山城と 一緒に 行ってほしい「吹屋ふるさと村」
写真提供:岡山県観光連盟
備中松山城が ある 高梁市の 中心(center)から 北西に 26km 行った ところに 吹屋という 町があり、「吹屋ふるさと村」と 呼ばれる 観光スポットが あります。
吹屋ふるさと村は、赤銅色の 石州瓦と ベンガラ色が きれいな 歴史ある 町が 残っている 場所です。1979年に 国の 重要 伝統的 造物群 保存地区( Important Preservation District for Groups of Traditional Buildings)に なり、2012年には 都市景観大賞も もらっている、美しい 町を 楽しむことが できます。吹屋ふるさと村へは、備中高梁駅から 吹屋行きの バスを 使いましょう。
備中松山城は 山の上に あるため、訪れるのが 少し 難しいかもしれません。でも、山の上に 建っている 城には、街中に ある 城とは 違う すばらしいところが あります。そのすばらしいところを 見に、ぜひ 行ってみて ください。
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