この記事(きじ)では 和食(わしょく:Japanese food)を 食(た)べるときに 知(し)っておきたい マナー(manner)について 紹介(しょうかい)します。マナーを 守(まも)って、ユネスコ(Unesco)の 無形文化遺産(むけい文化いさん:intangible cultural heritage)に なった 和食を 楽(たの)しんで ください!
音声(voice)を 聞くことが できます。
おいしい 日本食を 食べるための マナー
「『結わえる本店』で日本人の健康を支える食文化に触れよう!」より
日本に 来たら ぜひ 楽しんで ほしいものが、日本の 料理です。
寿司や 焼肉、ラーメン、そして 日本人が 家で 食べる料理と よく 似た 食事など、日本だからこそ 食べることが できる 味が たくさん あります。
楽しく 食事を するために、食事中の マナーにも 気をつけたいですね。
自分の 国では 大丈夫でも、日本では してはいけないことも あります。
この記事では 日本料理の 店で 食べるときに 「これだけは 知っておいてほしい」という 食事の マナーを 紹介します。
食べるときに 困らないように チェックして おきましょう。
1.おしぼりは 手を 拭くときだけ 使う
大体の 日本の レストランでは、入ると おしぼりを 出して くれます。
使ったら そのまま 捨てる 紙の おしぼりや、繰り返し 使うことが できる 布の おしぼりなど、 店によって 種類は 違います。
そして おしぼりは 「手を 拭く」ためだけの ものです。
とくに 布の おしぼりで、顔や 口、テーブルなど 手以外を 拭かないで くださいね。
2.食べる前と 食べた後に 手を 合わせて 挨拶する
日本では 食べる前と 食べた後に 両手を 合わせ、料理に 挨拶を します。
食べる前に 「いただきます」、食べた後に 「ごちそうさま」 と言います。
どちらも 2つの 感謝(ありがとう)の 意味が あります。
1つは、食事に 関係している ぜんぶの 人への 感謝です。
食材(料理をするときに 使う 食べ物)を 作ってくれた 人、料理を 作ってくれた 人など 私たちが 今こ こで 食事を 食べるために 関わった、ぜんぶの 人への 感謝です。
2つ目は、食材への 感謝です。
肉や 魚を 食べることは、生きていた 動物たちの 命(life)を もらう ということです。同じように 野菜にも 命が ある と考えて、ほかの 命が 自分が 生きるための エネルギーに 変わることに 感謝します。
3.箸を 正しく 使う
箸は 日本で 食事を するときに 使います。
箸の 持ち方や、食事中の 使い方には いろいろな ルールが あります。
これは 一緒に 食べている人を、嫌な 気持ちにさせないために ある ルールです。
下の 「 お箸の持ち方と 基本的な マナー 5つ」の 記事を 読んで、箸の マナーも 確認しておきましょう。
フォークを 頼んでも 大丈夫?
箸で 食べることが あまり 上手ではない人は、フォークが あるか 店の 人に 聞いてみて ください。
店によっては フォークを 貸してくれるところも あります。
4.お茶碗は 持って 食べる
和食や 定食を 頼むと、多くの レストランでは ご飯の 入った 茶碗(ご飯を いれる もの)と、味噌汁が 入った お椀(スープを 入れる もの)が 出てきます。
こちらは 食事のとき、手で 持って 食べます。
片手で 持つことが できるぐらい 軽い 器(入れ物)は 持って 食べます。
例えば 小さい 丼ぶり(bowl)、小さい 皿、小鉢(small bowl)などです。
ラーメンや うどんなどが 入った 大きい 丼ぶりや 平らな 皿は 持たないで ください。箸を 持っていないほうの 手で 添えて(put) 食べると 綺麗な 食べ方に 見えます。
5.テーブルに 肘(elbow)を つけない
テーブルの 上に 肘を ついて 食べると、姿勢(posture)が 悪くなります。そして、 他の人が 肘を ついた あなたを 見ると 「悪い」と 思います。
腕は 持ち上げて 食事をします。そして、箸を 持っていないほうの 手は テーブルの上に おくか、器に 添えましょう。
6. 汁(soup)や 麺(noodle)を 食べるときは 音を 出しても 大丈夫
味噌汁、ラーメン、うどん、お茶など、和食で 温かい 汁の 料理は 音を 出して 食べても 大丈夫です。
麺や 具を 食べる時は 箸を 使い、汁(soup)を 飲むときは 両手で お椀を 持ってそのまま 飲むことが 多いです。
しかし、すべて 音を 出してもいいわけでは ありません。
器を 置くときの 音や、食べたときの 咀嚼音(食べ物を 食べる 音)は 出しては いけません。
食事中に 鼻をかむ(blow your nose)ときも、席から 離れた 音が 聞こえないところで しましょう。
音を 出してもいいか わからないときは、出さないで 食べたほうが いいです。
7.食事は ぜんぶ 食べる
料理は 食べることが できるものだけ 頼みましょう。
日本では 残さないで 食べることが、料理を 作って くれた人や、食材に ありがとうという 気持ちを 伝えることに なります。
アレルギーや 食べることが できない 食材が あるときは、店の人に 伝えてみましょう。その 食べ物を 料理に 入れないで くれる 店も あります。
しかし お腹が いっぱいになったときなど、どうしても 食べることが できないときは 無理に 食べなくても 大丈夫です。
そのときは 店の人に 「おいしかったです」など ありがとう という気持ちを 伝えてえ 店を 出ましょう。
まとめ
楽しい 食事の 時間なので、マナーを 知らないで 他の人に 迷惑を かけてしまったり、注意されて 嫌な 気持ちに なりたくないですね。
マナーを 守って、日本の 食事を たくさん 楽しんで ください。
元記事執筆:Haruka Kobayashi
※この記事は 2014年 4月 21日の 記事を リライトしたものです。
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