昭和時代を楽しむタイムスリップしてみませんか?(1)
昭和時代(1926.12.25~1989.1.7)は日本の年号です。それは64年間続きました。大分県の豊後高田市には「昭和の町」というところがあります。まるでテーマパークみたいで、「昭和」という時代を見て、食べて、遊んで、買って、存分に体験できる商店街です。では、では、私と一緒に出発しましょう!レッツゴー! 今回はおもちゃ!
昭和のおもちゃ
「駄菓子屋の夢博物館」は昭和のおもちゃに出会えるところです。鉄腕アトムやウルトラマンなどなど有名なキャラクターのコレクションを含めて、約6万点を展示しています。
夢の始まり
ある男の子が子供の頃に大事にしていたおもちゃがありました。
お菓子についているおまけの車の模型です。
安いものですが、男の子はおもちゃが大好きでいつもポケットに入れていました。
しかし、いつか知らないうちにポケットから落ちてしまいました。
おもちゃをなくした男の子はとても悔しかったのです。
その後、男の子は大人になって、駄菓子を売る商売をしていました。
ある日、取引先の倉庫で眠っていたお菓子のおまけを偶然見かけました。
「自分が持っていた車の模型と同じものだ!」
その瞬間に何十年前の記憶が掌の上で蘇りました。
駄菓子屋の夢博物館
その日以来、おもちゃを少しずつ集めるようになり、気がついたら、もう数十年で何十万点になりました。
その一部を皆さんが楽しめるように今は博物館で展示されています。
何十万のコレクションの始まりは、その男の子が失ったおもちゃからだったのです。
それは、まるで「夢の始まり」でした。
今は博物館の入り口あたりで展示していますので、ぜひ「夢の始まり」を見つけてみてください。
駄菓子
館長は駄菓子の商売をしていますので、博物館を「駄菓子屋の夢博物館」と名付けました。
駄菓子屋は一般的にに安いお菓子を売っている店を指します。
昭和時代の初期から中期に、おもちゃを買う余裕がなかった家庭が多かったので、お菓子メーカーさんはお菓子のおまけとしておもちゃを箱に入れてお菓子と一緒に販売していました。
そうすると、おもちゃが買えない子ども達もおもちゃで遊ぶことができたから、子どもにとって、駄菓子屋はかけがえのない存在でした。
今でも駄菓子屋というテーマのお菓子屋さんが日本中各地にあります。ぜひ好きな昭和スタイルの駄菓子を見つけてみてください。
2018年4月、インバウンド(訪日外国人旅行)を推進する大分県内の個人・企業の集合体として「インバウンド推進協議会OITA」が設立されました。その後、2023年7月に一般社団法人「インバウンド全国推進協議会」と改組・改称し、観光産業における4つの課題「観光人材の育成」「観光素材の発掘、情報収集」「情報発信、プロモーション」「受入環境の整備」の解決へ向け、その具体的な方策に基づいた様々な事業について全国を対象に展開しています。