森美術館「森万里子:燦燦」2026-2027|見どころ・料金
森美術館で2026年10月31日~2027年3月28日に開催される「森万里子:燦燦」。約40点の作品や体験型《Wave UFO》、料金、開館時間を紹介します。
東京・六本木に、未来的で神秘的なアートの世界が広がります。日本を代表する現代美術家・森万里子の個展「森万里子:燦燦」が、2026年10月31日から2027年3月28日まで森美術館で開催されます。
日本国内における大規模個展は、東京都現代美術館で開催された2002年の展覧会以来、実に24年ぶり。会場では、森万里子の30年以上にわたる創作活動をたどる約40点の作品を紹介します。
現代美術家・森万里子とは

Picture courtesy of FASHION PRESS
森万里子は1967年、東京生まれ。ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツで学び、ニューヨークではホイットニー美術館のインディペンデント・スタディ・プログラムに参加しました。
1990年代から、写真や映像、テクノロジー、自身のパフォーマンスを組み合わせた作品で国際的な注目を集め、ヴェネチア・ビエンナーレをはじめとする世界各地の展覧会に参加しています。
初期にはアニメやゲーム、SFを思わせるイメージを用いながら、現代社会やジェンダーなどを表現。近年は、宇宙や自然、古代文明、人間の意識、生命同士のつながりへと制作テーマを広げています。
「森万里子:燦燦」の見どころ

森 万里子《Wave UFO》1999-2002年 展示風景:「森万里子:Wave UFO」ブレゲンツ美術館(オーストリア)2003年 撮影:リチャード・リーロイド
本展では「光」を重要なテーマに、森万里子の30年以上にわたる創作活動を振り返ります。
1990年代に発表された、アニメやゲーム、SFを思わせる「サイボーグ」シリーズから、仏教的な宇宙観や自然、古代文明、最先端技術を融合した近年の作品まで、多彩な表現を一度に鑑賞できます。
写真、映像、ドローイング、立体作品、大規模なインタラクティブ・インスタレーションなど、さまざまなメディアを横断する展示構成も見どころです。
脳波を映像化する体験型作品《Wave UFO》

森 万里子《Wave UFO》(内部)1999-2002年 撮影:トム・パウエル
本展を代表する作品のひとつが、《Wave UFO》です。
虹色に輝く巨大な宇宙船のような外観を持ち、鑑賞者は作品内部の勾玉型ポッドに入って体験します。内部では、参加者の脳波をもとに生成された映像が頭上に投影され、自分と他者がひとつにつながっていくような感覚を味わえます。
森万里子が2000年代初頭から提唱してきた、すべての人間や生命のつながりを表す「Oneness」の概念を体験できる作品です。
《Wave UFO》の内部体験は参加人数が限られるため、体験を希望する場合は、展覧会の公式案内で参加方法や当日の受付状況を事前に確認するのがおすすめです。
宇宙のデータに反応して輝く《トムナフーリ》

森 万里子《トムナフーリ》2006年 撮影:リチャード・リーロイド 画像提供:SCAI THE BATHHOUSE(東京)
巨大なガラスのモニュメント《トムナフーリ》も、本展で注目したい作品です。
「トムナフーリ」という名称は、ケルト文化において先祖の魂が転生する場所を意味する言葉に由来しています。
作品は、東京大学宇宙線研究所の観測施設から送られるニュートリノのデータに反応して発光。太陽や地球の大気、遠く離れた超新星から届く宇宙現象を、目の前で明滅する光へと変換します。
普段は見ることのできない宇宙の動きを光として感じられる、科学とアートを融合した作品です。
自然と人とのつながりを見つめ直す

左:森 万里子《プライマル・リズム:サンピラー》2011年 展示風景:宮古島七光湾(沖縄) 撮影:リチャード・リーロイド Courtesy of Faou Foundation(ニューヨーク)/右:森 万里子《リング:自然とひとつに》2016年 展示風景:クナンベベ州立公園(ブラジル・リオデジャネイロ州) 撮影:ステファニー・レアル Courtesy of Faou Foundation(ニューヨーク)
展覧会の終盤では、森万里子が取り組んできた自然と人間の関係に焦点を当てます。
森は2010年、自然と人間のつながりを再認識する作品の恒久設置を目指してFaou Foundationを設立。沖縄県の宮古島やブラジルのリオデジャネイロなどで、自然環境と一体になる屋外作品を発表してきました。
大型LED映像作品《すべては輝き》では、宮古島やリオデジャネイロなどで展開してきたプロジェクトを紹介。宇宙や空、海、大地へと視点を広げながら、人と自然がどのようにつながっているのかを問いかけます。
六本木で未来と宇宙を感じるアート体験
会場となる森美術館は、六本木ヒルズ森タワーの53階にあります。
SFのような写真や映像から、内部に入って体験できる巨大インスタレーション、宇宙から届くデータに反応する光の作品、自然と融合する屋外プロジェクトまで、多彩なアートを楽しめる展覧会です。
現代アートやテクノロジー、宇宙、没入型の作品に興味がある人は、東京観光の予定に加えてみてはいかがでしょうか。
「森万里子:燦燦」開催情報
| 項目 | 詳細 |
| 展覧会名 | 森万里子:燦燦 |
| 開催期間 | 2026年10月31日~2027年3月28日 |
| 会場 | 森美術館 |
| 住所 | 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階 |
| 開館時間 | 10:00~22:00 火曜日は17:00まで ※一部日程を除く。入館は閉館時間の30分前まで |
| 平日料金 | 一般:オンライン2,600円、窓口2,800円 |
| 土・日・祝日料金 | 一般:オンライン2,800円、窓口3,000円 |
| 入場方法 | 日時指定制。事前のオンライン購入を推奨。当日枠に空きがある場合は、窓口でも購入可能 |
| 公式HP | 森美術館「森万里子:燦燦」 |
※開催内容、開館時間、料金、作品の体験方法などは変更される場合があります。来館前に公式HPで最新情報をご確認ください。
本記事の内容および写真は、FASHION PRESSの掲載情報をもとに編集しています。
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