日本料理(にほんりょうり)で 有名(ゆうめい)な「しゃぶしゃぶ」。しゃぶしゃぶとは 何(なに)か、また その食(た)べ方(かた)について 紹介(しょうかい)します。
「しゃぶしゃぶ」は、家族や 友達と 一緒に 食べる、日本の 鍋料理(鍋で 食べる 温かい 料理)です。
薄く 切った 牛肉を、鍋の 中で 沸騰した(boil) だし汁(sup)に 数回 入れて、タレを つけて 食べます。
メインの 食べ物は いろいろ あります
「しゃぶしゃぶ」に 入れる 肉は、昔は 牛肉が ほとんどでした。
しかし、最近は 豚肉や 鶏肉の ほか、ブリ、フグ、タコ、タイ、ズワイガニなどの 海の 食べ物も 食べるように なりました。
Photo by pixta
このような メインの 食べ物と 一緒に、ネギ、白菜、大根、人参、春菊、シイタケ、エノキダケなどの 野菜や、きのこ、豆腐なども 一緒に 煮て 食べます。
Photo by pixta
料理の 名前は、「しゃぶしゃぶ」という 名前だけでなく、牛肉を 使うと「牛しゃぶ」、豚肉を 使うと「豚しゃぶ」のように メインの 食べ物に 合わせて 名前が 変わることも あります。
「しゃぶしゃぶ」の 食べ方は?
「しゃぶしゃぶ」の お店では、昆布(seaweed)などで とった だし汁の 入った 鍋と しゃぶしゃぶで 使う 食べ物が 出てきます。
鍋を 火に かけたら、だし汁が 沸騰する(boil)まで 待って ください。この間に、小さい 皿に 好きな タレ(食べ物に つけて 食べるもの)や 薬味(※1)を 入れ、準備しておきます。
しゃぶしゃぶの タレは、ポン酢(※2)や ゴマダレ(※3)が 普通です。
薬味は、大根と 唐辛子を 一緒に すりおろして(grated) 作る「もみじおろし」や 切った ネギを 使うことが 多いです。薄い ピンクの もみじおろしと 青い ネギが、料理を さらに おいしく 見せて くれます。
Photo by pixta
だし汁が 沸騰してきたら、まず、火が 通りにくい 野菜(ネギや 大根、豆腐)から 入れて ください。
もう一度 沸騰したら、それぞれの 箸で 肉を 1枚ずつ 持ち、だし汁の 中で 泳がせるように 揺すって 加熱します(heat)。
このやり方を「しゃぶしゃぶ」と言いますから、料理の 名前も「しゃぶしゃぶ」に なりました。
Photo by pixta
牛肉や 魚などは、食べ物の 色が 変わって すぐぐらいに 食べることが できます。
豚肉は しっかりと 火を 通さなければ なりません。加熱した 食べ物は、温かいうちにに、先ほど 小さい 皿に 作って おいた 好きなタレや 薬味を つけて 食べましょう。
※1……薬味:調味料(condiment)の 一種。切った ネギや すりおろした(grated) 大根などが 多い。料理と 一緒に 食べて、料理を より おいしくします。
※2……ポン酢:ユズや スダチ、カボスなどに、酢や 醤油などを 入れた 調味料。
※3……ゴマダレ:ゴマを すりつぶした(grind)ものと、醤油、酢、みりん、砂糖などを 入れて 作った 調味料。
「シメ」は 最後の お楽しみ
日本語で「シメ」とは、「最後」という 意味です。
鍋料理での「シメ」は、食べ終わった 食べ物の おいしい 味が 入った だし汁に、ご飯や 麺(noodle)などを 入れて 作ります。
Photo by pixta
たとえば、あたたかい ご飯を 入れるときは、だし汁に 入れて 柔らかくなるまで 少し 煮ます(simmer)。
そして、そこに 卵を 入れて 少し 煮ます。これで「雑炊」が できます。
麺のときは、うどんや 中華麺(ラーメンに 使う 麺)を 入れると、だし汁を スープとして 最後まで おいしく ぜんぶ 食べることが できます。
There are no articles in this section.