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全国で最もマナーが良い都市・悪い都市ランキング!マナー違反の実態は?
日本全国で最もマナーの良い・悪い都市のトップ10を発表します。 言語学習プラットフォームPreply(プレプリー)社は「マナー違反」について全国の男女にアンケートを実施しました。 国内のみならず、日本と海外のマナー違反の違いについても解説します。
言語学習は単純に文法力や語彙力を習得するにとどまりません。その国の文化や習慣、マナーを学ぶことも必要不可欠です。他者に対しての思いやりとも言えるマナー。そのマナーは誰もが持ち合わせているかと思いきや、 ルールを破って傍若無人に振る舞う人も。
オンライン英会話はもちろん、さまざまな言語のオンラインレッスンを提供する言語学習プラットフォームPreply(プレプリー)は、日本全国の16歳から55歳の男女2,008人に対してマナーが悪い都市についてアンケート調査を実施しました。
そこで今回は、日本全国のマナーが良い・悪い都市ランキングをご紹介!さらに記事の後半では、海外のマナーの違いについても解説します。海外旅行先での失敗を避けるためにも、その土地で守るべきマナーをしっかりと勉強していきたいですね。ぜひ参考にしてください。
調査概要
調査対象:日本全国の16歳から55歳の男女2,008人
調査機関:自社調査
調査期間:2024年2月7日~2024年2月15日
集計方法:
「自分が住んでいる都市がの住民が他の都市よりマナーが悪いと感じていますか?
– ある程度マナーが悪い
– かなりマナーが悪い
– 非常にマナーが悪い
それぞれの都市の回答数をスコアにし、マップで平均値を算出しました。
「自分が住んでいる都市の住民はどの程度頻繁にマナーが悪い行動を取っていますか?」
– いつも
– 頻繁に
上記2つの回答数の平均値をスコアとして使用しました。
大阪人は非常識!?マナーが悪い都市ランキング ワースト10
ではさっそく、マナーが悪い都市ワースト10を見ていきましょう。あなたの住む都市はランクインしているでしょうか?
全国ワースト1位は、2位以下を大きく引き離して大阪が圧倒的な票を集めました。2位は東京、3位は青森、4位は横浜、5位はさいたまが続きました。
大阪は日本国内でも特に個性的な文化を持つ地域であり、その豊かな文化や歴史、人々の開放性などが、外から見ると「マナーが悪い」と捉えられることもあるかもしれません。
地域別に見ても、近畿地方がワースト1位、2位に関東地方、3位に中部地方の順で並びました。人口の多さも比例しますが、全国的に近畿地方、関東地方はマナーが芳しくないと言えるのかもしれません。
常識人が多いのはこの3都市!マナーが良い都市ランキング ベスト10
反対に、全国でマナーが良いベスト10を見ていきましょう。
同率で札幌・熊本・千葉が首位に並びました。次いで仙台、神戸と続いています。なかでも注目したいのが熊本で、JAF(日本自動車連盟)が実施した2023年の全国調査調査「信号機のない横断歩道で歩行者横断時の自動車の一時停止率」において、熊本県は全国平均45.1%を上回り、66.1%を記録しています。
道路交通法では、以下の通り横断歩道等における歩行者等の優先が定められています。
「車両等は、横断歩道等(当該車両等が通過する際に信号機の表示する信号又は警察官等の手信号等により当該横断歩道等による歩行者等の横断が禁止されているものを除く。次項において同じ。)又はその手前の直前で停止している車両等がある場合において、当該停止している車両等の側方を通過してその前方に出ようとするときは、その前方に出る前に一時停止しなければならない。」
(引用:法令検索 道路交通法第38条)
停車率20%台に留まる県もあるなか、約6割以上を超える停車率は良いスコアと言えるでしょう。
気になる迷惑行為。最もマナー違反行動をする都市1位は?
日本は本来、他人への礼儀やマナーを重んじる文化ですが、残念なことに公共の場で他人に迷惑となるマナーが悪い行動をしてしまっている人がいることも事実です。
ここでは、各都市でマナー違反な行動13項目をどのくらいの頻度で見かけたことがあるかをアンケート調査対象者に回答していただきました。各項目の回答で、該当都市の住民がその行動を最も多く行っている都市は以下の結果となりました。
上記から、マナー違反な行動が多くとられていたトップ5の項目の都市を見てみましょう。
冒頭の「マナーが悪い都市ランキング ワースト10」で1位、2位にランクインしていた大阪と東京が目立つ結果となりました。日本三大都市でもある東京・大阪は、人口が集中しているという理由もあるでしょう。特に、大阪に関しては外国人観光客からも「親しみやすい」と感じられるという声が多く寄せられるように、人との距離感が近く、人によっては「ずうずうしい」「遠慮がない」という印象を持たれてしまうのかもしれません。
最もルールを守る都市の1位は?
反対に、マナー違反行動が「全くない」「ほとんどない」の回答が多い地域はマナーが良い都市と言えます。
本調査では、金沢、新潟、熊本、旭川、千葉が一番マナー違反行動が少ないことが判明しました。なかでも、金沢市はほぼ全ての項目に名を連ねています。東洋経済新報社による「住みよさランキング2023 中部編トップ100」では金沢市は5位にランクインしており、上位10位には同じく石川県の野々市(ののいち)市や白山(はくさん)市、かほく市など石川県の4市が占めています。
これはつまり、快適に暮らせると感じている人が多く、マナー違反をする人も極めて少ない都市と言えるでしょう。
新潟市も、全ての項目で確認できました。金沢市と新潟市に共通して言えることは、市の大半が人口10万人未満という比較的人口規模が小さい市でコンパクトにまとまり、秩序が守られやすいということが言えるかもしれません。
ながらスマホは嫌われる? 北米でのマナー違反行動
次に視点を海外に変えて、カナダとアメリカでのマナー違反項目を見ていきます。北米で嫌がられるマナー違反行動は、意外にもスマホのマナーが目立ちました。もし英語圏の国へ滞在する場合、事前にネイティブとのオンライン英会話レッスンを受けてみることをおすすめします。英語力を伸ばすことはもちろんですが、どんな行動がタブーとされているかなど、文化の違いを理解するのにも役立ちます。
カナダ
まずは、カナダで実施された最も失礼だと感じる振る舞いについての調査(英語)をご紹介します。マナー違反行動としては、「スマホに夢中になっていて傍若無人になっている」が最も多く、次いで多かったのが「公共の場で騒がしくしている」、3番目には「渋滞時に合流させない」という車走行時のマナーも挙げられました。
アメリカ
カナダ同様、アメリカでも「スマホに夢中になっていて傍若無人になっている」が最も迷惑とされる行為に。次いで2番目には「渋滞時に合流させない」、3番目には「歩行者の付近で速度を減速しない」が挙げられました。
両国で嫌がられるマナー行動として共通していた「ながらスマホ」。特にアメリカでは歩きスマホに対して厳しい対策がなされており、ニュージャージー州では2012年に歩行中の歩きスマホを禁止する法律が制定され、違反者に対しては罰金が科されます。ハワイ州でも、2017年に道路横断時にスマホやデジタル機器に注視していると15ドルから35ドルの罰金を科す法律が成立しました。
このような背景から、一般人の間でもスマホマナーに対する強い意識が高まっているのかもしれません。
日本と海外におけるマナー違反の違い
「日本の常識は海外の非常識」という言葉があるように、文化背景が異なれば守るべきマナーも異なります。ここでは、日本人がうっかりやってしまいがちなタブーについてご紹介します。旅行や海外出張などで外国に行く場合には、事前にその国のマナーについて学ぶことが相手の国に対する尊重にもなるでしょう。
鼻をすする
日本では人前で鼻をかむことに抵抗感がある人が多いですが、欧米では鼻をすする音は非常に嫌悪感を持たれます。ラーメンやパスタなどの麺類やスープ、お茶を飲むときは特に気をつけましょう。
レストランで大声で店員を呼ぶ
日本ではレストランで店員さんを呼ぶことは決して失礼には当たりませんが、欧米圏では大声で店員を呼ぶことはまるで召使いを呼ぶような印象になるため、ご法度です。テーブルごとに担当者が決まっているため、注文が決まったらアイコンタクトか少し手を挙げて店員を呼ぶようにしましょう。
身体的特徴を口にする
日本は単一民族国家で、日本人の割合は約98%とされています。日本では「肌が白い」「痩せている」「小顔」「鼻が高い」といった言葉は誉め言葉として捉えられますが、例えばアメリカやヨーロッパ圏では西洋人、アフリカ系アメリカ人、アラブ人、ヒスパニック系など多くの文化背景を持つ多民族で構成されています。それにより、誉め言葉として言ったつもりでも、相手にとってはコンプレックスだったり、反対にけなされていると受け止められたりしてしまうことも。身体的特徴を話題にすることは控えましょう。
まとめ
いかがでしたか?マナーは守らなくてはいけないと分かってはいても、つい無意識にマナー違反をしてしまうこともあるかもしれません。国内のみならず、海外旅行や海外留学など初めて訪れる国では、各文化圏でのマナーの違いに注意しましょう。
Preply(プレプリー)は、180以上の国の出身講師が揃う、スペイン語やフランス語のチューターなどを含む、計24カ国語をオンラインで気軽に学べるプラットフォームです。マナーを含む、現地の文化や慣習を学ぶには、1:1の個人レッスンを通して言語を学ぶことが一番の近道。言語は文化と深く根付いているため、言語をマスターすれば、現地の人とのコミュニケーションがよりスムーズにいくでしょう。うっかりマナー違反してしまわないように、ぜひ言語から異文化を学んでみませんか?
出典:
Preplyは世界180カ国で50カ国語を教える32,000人以上の家庭教師と、数十万人の学習者をつなぐオンライン語学学習のマーケットプレイスです。機械学習のアルゴリズムによって生徒と家庭教師をマッチングさせ、選ばれた家庭教師は、学習者の予算、スケジュール、現在の知識に合わせてカスタマイズされたレッスンプランを作成します。 Preplyは2012年にウクライナのKirill Bigai、Serge Lukyanov、Dmytro Voloshynのチームによって設立され、現在、58カ国の国籍からなる400人以上の従業員がいます。 米国を拠点に、ヨーロッパ、米国、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの30カ国に従業員がいます。 住所: 1309 Beacon Street, Suite 300, Brookline, MA, 02446