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都会の大自然「江古田の森公園」で、心ゆくまで癒されよう
東京、都営大江戸線「新江古田駅」下車徒歩10分にある中野区立江古田の森公園を紹介します。旧北江古田公園が区域と名称を変更し、平成19年4月1日に開園した新しい公園です。旧国立療養所中野病院跡地の豊かな既存樹林を生かし、保健福祉施設とも調和した中野区北部の防災公園です。また当地は、1912年、日本からアメリカに贈った桜(ワシントン・ポトマック河畔)の返礼として届けられたアメリカハナミズキがこの地にかつてあった「野方苗圃」に植えられ、苗木として育成、当時の街路樹として植栽されたという歴史の地であります。大自然の中でリラックスしたい。そんなあなたに、都会で大自然を感じられる公園が中野にあるんです。 ...
こんにちは。ナカノ観光レポーターの七五三月佑太(しめつきゆうた)です。都会で生活していると、ふと自然に触れたくなる瞬間がありますよね。小さな公園で木を眺めるだけじゃなく、もっと大自然の中でリラックスしたい。そんなあなたに、都会で大自然を感じられる公園が中野にあるんです。今回は都会にたたずむ静かな森、江古田の森公園を紹介します。
「東京総合保健福祉センター江古田の森」を囲むように敷地が広がっています。
ぐるりと公園散歩
2008年につくられたビオトープです。派手な景観はありませんが、水面の隣で風に揺れる木々が美しく、自然と足が止まる場所です。
洪水対策の貯水池を兼ねています。江古田川が隣接しており、大雨の際はここに水が流れ込むようになっています。普段は開けた広場として利用されていて、放課後になると子どもたちがここでボール遊びをしているのをよく目にします。貯水池のため大きな遊具もなく、歩いていて気持ちがいいです。
公園の入り口から道路を挟んだ反対側に、飛び地のように広がっているのが樹林広場です。背の高い木々に囲まれた道で、奥へ進むと東屋が出てきます。江古田の杜が建った際にリニューアルされており、綺麗で落ち着いた雰囲気の場所です。道路を挟んでいるためか人通りも少なく、秘密基地のような佇まいです。
公園の変遷
江古田の森公園は、江戸時代には将軍のタカ狩り場に使われていました。明治時代には茶や桑の生産地になっていましたが、自然環境が優れているとして、大正時代に結核療養所が設置されました。この療養所は昭和22年に厚生省所管になると、国立療養所中野病院と名を改めます。その後46年間運営され、平成5年に閉院となりました。今も江古田の森公園の中心部には、東京総合保健福祉センター江古田の森があります。この公園の自然の豊かさは、結核療養所、病院、福祉センターと形を変えながらも、そこにいる人に寄り添っているんですね。
最後に
江古田の森公園は夜間も魅力的です。大きい公園なので、夜は暗い場所もあります。暗闇では風に木々が揺れる音や、土の香りがより一層、伝わってきます。暗闇でしか感じられない自然の魅力というのも、江古田の森公園では感じることが出来るんですね。
都会にたたずむ静かな森、江古田の森公園。みなさんもここでしか感じられない大自然を感じに来てください。
江古田の森公園
所在地:東京都中野区江古田3-14
アクセス1:JR中央線・東京メトロ中野駅より関東バス(中27)にて江古田の森下車すぐ
アクセス2:都営大江戸線 新江古田駅より徒歩10分
開園時間:6時~23時
中野区は、東京都23区の西部に位置しています。サブカルチャーの「聖地」と呼ばれる「中野ブロードウェイ」が特に有名ですが、それ以外にも歴史ある神社・仏閣やグルメなど、多くの観光資源を有しています。 中野駅周辺で「100年に1度」とも言われる再開発が進み、まちの移り変わりが進む一方、昔ながらの人情味あふれる商店街が賑わっているなど、中野のまちは多様な面を持っています。そんなまちの多様性が、約1.7万人、約120カ国の人が住むというまちの特徴にもつながっています。