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東京の世田谷・羽根木公園で開催される「せたがや梅まつり2025」は第46回目を迎える行事。紅梅・白梅計650本が咲き誇る中、餅つきや抹茶体験、子ども向けワークショップなどを楽しめます。その見どころや日程、アクセスの注意事項などを解説します。
Picture courtesy of せたがや梅まつり公式HP
毎年、約650本の紅梅・白梅が咲き誇る東京都世田谷区の羽根木公園では、2025年2月8日から3月2日にかけて「せたがや梅まつり」が開催されます。
羽根木公園には、1932年(昭和7年)の世田谷区成立から40周年を記念した100本の梅の植樹をはじめ、区議会議員選出記念や区制周年記念など、さまざまな歴史とともに梅の木が増えてきました。
2025年で第46回目の開催を迎えるこの祭りは、早春の訪れを感じられる都内屈指の梅の名所として、多くの来場者でにぎわいを見せます。
Photo by AC
せたがや梅まつりは、世田谷区の羽根木公園で行われる冬から早春にかけての恒例行事です。1967年(昭和42年)、区議会議員の当選記念として55本の梅の木が植えられたことをきっかけに、その後も東京都100周年記念植樹や区制40周年記念植樹など、数々の節目で梅が植えられてきました。
1978年(昭和53年)には第1回せたがや梅まつりが開催され、紅梅270本、白梅380本あわせて650本もの梅が、現在では見事な花を咲かせています。2025年は通算で46回目となり、伝統ある祭りとして地域に定着しています。
せたがや梅まつりの期間中、羽根木公園内では週末や祝日を中心にさまざまな催しが行われます。ここでは特に注目したい見どころをいくつかご紹介します。
Picture courtesy of せたがや梅まつり公式HP
古来より旧代田村で行われてきた「三土代会」による伝統的な餅つきを間近で見学できるのが魅力です。力強い掛け声とともに「かけ搗き」「あげ搗き」など独特の手法で搗き上げられるお餅は、世田谷区の無形民俗文化財にも指定されています。
また、群馬県川場村の酒粕を使った甘酒サービス(2月16日実施)も人気。アルコールを含むため、未成年や苦手な方はご注意ください。
Picture courtesy of せたがや梅まつり公式HP
歴史ある茶室「星辰堂」では、抹茶サービスや抹茶野点・茶席が行われます。整理券制で行われるため、早めの時間に星辰堂前で整理券を受け取るのがおすすめです。
俳句講習会では、俳句結社「今日の花」の先生が添削指導してくださいます。初めて俳句に触れる人でも参加しやすいので人気です。こちらは事前予約が可能です。
紙皿シーソーを作ったり、木のプレートで梅の花のバッジを作ったりと、子どもも楽しめるワークショップが多数開催されます。
また、警視庁騎馬隊による乗馬体験(2月24日)は、小学1年生までが対象のイベントが行われます。
事前申込制ですが、定員に余裕がある場合は当日受付も可能とのことなので、気になる方は早めにチェックしてください。
公式HP | せたがや梅まつり |
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日程 | 2025年2月8日(土)~3月2日(日) |
会場 | 世田谷区立羽根木公園(東京都世田谷区代田4丁目38番52号) |
開催時間 | 10:00〜16:00 主な催しは土・日・祝日。平日は一部出店など |
Photo by AC
羽根木公園は、小田急線「梅ヶ丘駅」から徒歩5分、京王井の頭線「東松原駅」から徒歩7分、小田急線「世田谷代田駅」から徒歩10分ほどの場所にあります。
駐車場は設けられていないため、公共交通機関の利用がおすすめです。イベント期間中は、会場周辺や梅丘駅周辺に一時的な人出や混雑が見込まれる場合があります。警備員の指示や会場案内に従い、ゆとりをもってお出かけください。
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