旅の準備はじめよう

道後温泉でスタートした音声ガイドとともに街をめぐる新しい旅の楽しみ方をご紹介します。 音声ガイドが導いてくれるのは、道後温泉の歴史とその背景にある開運スポット。偉人たちに愛された道後温泉の物語を辿りながら、開運の道を開きます。
道後温泉は有馬温泉や白浜温泉と並ぶ、日本三古湯のひとつ。
その昔は聖徳太子が入浴したといわれ、その際に残したとされる文章が刻まれています。
そこには「太陽や月が平等に光を分け与えるように、神の湯もまた平等に人々に恩恵を与えている。このように分け隔てなく物事を行うことが理想である」と伝えています。
こういった三古湯である所以が、街中の至るところに散りばめられています。
「道後温泉、開運めぐり」を始める前に、まずは道後温泉駅前にある道後温泉観光会館に立ち寄りましょう。
開運めぐりに欠かせない「神の湯Bottle」や「湯真珠」「お結び玉ストラップ・ふくむすび」など、開運めぐりのためのグッズを手に入れることができます。
その昔から道後温泉に人々が入りにくる理由。それは泉質が「アルカリ性単純泉」であるから。肌に優しい泉質は日本人の肌にぴったりで、美容効果も高い。
神話では、大国主命と少彦名命という神様がこの地を訪れたとき、少彦名命が病気で倒れたときに温泉に浸かることでたちまち治ったと記録されています。
道後温泉本館北側に奉られている「玉の石」。 この石に道後温泉の湯をかけて願いを込めると、神様に通じるとされています。 特に「病気平癒」「縁結び」「商売繁盛」にご利益があるといいます。
もちろん、文筆家も来ます。 正岡子規は、夏目漱石とともに道後を訪れたときに次のような俳句を読みます。
「色里や 十歩はなれて 秋の風」
この歌の通り、道後温泉の宝厳寺のすぐそばには色里、つまり遊郭が広がっていた時代がありました。何十という遊郭が軒を連ねており、昔の写真を見ると圧巻です。
また、宝厳寺は一遍上人が生まれ育った場所でもあります。彼はもともと豪族の家のもとに生まれますが、元寇もあり世の中が荒れていた時代に、一遍はすべてを捨て、ひたすら念仏を唱えながら踊る、踊り念仏を提唱します。日本各地をその身一つで旅をしながら、踊り続けます。
これが今に続く盆踊りの原点と言われています。 正岡子規をして、一遍上人こそ「この地でいちばんの豪傑だ」と称えます。
捨莉紙は、「捨聖」と尊称される一遍上人の「捨てる思想」をコンセプトにした宝厳寺の開運アイテムです。
欲望や嫉妬心など、心の中にあるわだかまりを捨莉紙に書いて捨てることで、自分自身の心を見つめ直すきっかけを与えてくれます。
このようにさまざまな人が訪れ、そして癒されてきた道後温泉。
そこに根付いている物語を知りながらめぐることで、ただ温泉に浸かるだけでは味わえない浴感が感じられます。ちなみにこの物語はすべて、ON THE TRIPの音声ガイドに入ってます。もちろんご紹介したのはほんの一部。
道後温泉では、開運めぐりのマップが観光案内所で配られていますが、連動した音声ガイドで街を巡るとご紹介したような歴史がその場所ごとにルーツである物語とともに語りかけてくれます。
音声ガイドアプリ「ONTHE TRIP」は、「あらゆる旅先を博物館化する」をテーマに、神社やお寺などの文化財、絶景や温泉地、芸術祭。さらには禅や寿司などのカルチャーまで。様々な旅先で気になったことをその場で深めるトラベルガイドアプリです。
オーディオガイドの使い方は簡単。ダウンロードしたON THE TRIPアプリを立ち上げて、スポットガイドを選択します。
その場で自分が気になったスポットを選んで再生すると、音声とテキスト、写真付きで目の前の景色についての歴史や背景などを教えてくれます。
※ガイドの再生は、GPS対応の自動再生タイプと手動再生する2つのタイプがあります。
ON THE TRIPアプリを立ち上げたら、今回ご紹介したガイド「道後温泉、開運めぐり」を検索。ガイドは旅先ですぐに楽しむことができますが、事前に旅のプランを練るためにもダウンロードがおすすめです。
スマートフォンの地図を使って01→02→03と歩きながら、「★」のマークがついた開運スポットにも立ち寄ることで、道後の歴史に触れながら開運めぐりが楽しめます。
道後温泉をめぐる、開運の旅。その旅の背景には道後温泉の深い歴史が秘められています。
秘められた物語を聞きながら歩くことで、みなさんにも開運の道がきっと開けることでしょう。
【道後温泉 開運めぐり】
ON THE TRIPは、お寺や神社、美術館などの文化財や街に息づく物語を、地図上にマッピングされたスポットを巡りながら楽しむオーディオガイドアプリです。 一つ一つのガイドはまるで映画や小説のような心動かす作品となり、ガイドを聴くことで旅先への理解が深まり、旅の体験がふくらむ。 オーディオガイドアプリを活用することで見えてくる、ガイドブックには載っていない日本の魅力と、オーディオガイドだからこそ味わえる新しい旅の仕方をご紹介していきます。