三重県松阪市の歴史スポットを巡る日帰りプラン

今回は、三重県松阪市の歴史感じるおすすめの観光地をご紹介します。
三重県松阪市の歴史スポット
京都府や奈良県に隣接する三重県の中央に位置する松阪市。
松阪は、かつて商人のまちとして栄えた歴史があり、“豪商のまち”といわれています。
今回は歴史感じる松阪の観光地をご紹介します!
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目次
- ①旧小津清左衛門家(きゅうおづせいざえもんけ)
- ➁三井家発祥地
- ③豪商ポケットパーク
- ④長谷川治郎兵衛家(きゅうはせがわじろべえけ)
- ⑤松阪もめん手織りセンター
- ⑥松阪もめんの着物でまち歩き
- ⑦和田金
- まとめ
①旧小津清左衛門家(きゅうおづせいざえもんけ)

こちらは、かつて江戸(現在の東京都)で一番の紙問屋として活躍した豪商・小津清左衛門の邸宅。現在は資料館として公開されています。

江戸時代(1603年~1867年)の町家造りの主屋や内蔵、前蔵などが現存しており、当時の豪商の暮らしぶりを垣間見ることができます。(三重県指定有形文化財、松阪市指定史跡)
https://matsusaka-rekibun.com/
【住所】〒515-0081 三重県松阪市本町2195番地
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】水曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
【入場料】一般:200円、6歳~18歳:100円
【公共交通機関でのアクセス】JR・近鉄「松阪駅」から徒歩で約10分
➁三井家発祥地

三井家は、日本の代表的な財閥のひとつ「三井財閥」を創設した名家で、現在も三井グループとして日本の経済・産業に大きな影響を与えています。
そんな三井グループの歴史の源となる三井家の家祖・三井高利(1622~1694)が誕生したのが三重県松阪市。
三井家の発祥地には、高利が産湯に使ったという井戸が残っているほか、記念碑が建てられています。
※通常時は門が閉められており、中に入ることができません。(市指定史跡)
https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/culture-info/mitsuikehassyoti.html
【住所】〒515-0081 三重県松阪市本町2214
【公共交通機関でのアクセス】JR・近鉄「松阪駅」から徒歩で約10分
③豪商ポケットパーク

三井家発祥地のすぐ近くにあるのが、立派なライオン像が目印の豪商ポケットパーク。
三井高利が江戸時代に現在の東京・日本橋に開業した「越後屋」は、今も「三越デパート」として多くの人に愛されています。そのご縁で、三越デパートのシンボルであるこのライオン像が、松阪に寄贈されました。

ロンドンのトラファルガー広場にあるネルソン記念塔下のライオン像がモデルで、背中にまたがると願いが叶うと言い伝えられています。
ご利益があるかもしれないライオン像、ぜひまたがってみてください。
https://www.city.matsusaka.mie.jp/soshiki/41/goushou.html
【住所】〒515-0081 三重県松阪市本町2176-10
【公共交通機関でのアクセス】JR・近鉄「松阪駅」から徒歩で約10分
④長谷川治郎兵衛家(きゅうはせがわじろべえけ)


長谷川家は、三井家・小津家などとともに松阪を代表する豪商のひとつで、木綿問屋「丹波屋」を営んでいました。
長谷川家には建物群のみならず、商業資料や古文書などの膨大な資料が良好な状態で保存されており、商人の繁栄の証を今に伝える貴重な文化遺産です。

こちらでは、趣のある庭園を眺めながら本格的な抹茶をいただけます(有料)。
また、11月下旬~12月初旬には、立派な庭園の紅葉を鑑賞できます。(国指定重要文化財、三重県指定史跡及び名勝)
【住所】〒515-0082 三重県松阪市魚町1653
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】水曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
【入場料】一般:400円、6歳~18歳:200円
【公共交通機関でのアクセス】JR・近鉄「松阪駅」から徒歩で約10分
⑤松阪もめん手織りセンター

旧長谷川治郎兵衛家において、 この「松阪もめん」が当時江戸で大流行したとして紹介されました。
松阪もめんとは、天然藍の先染め糸を使った、「松坂嶋(まつさかじま)」と呼ばれる縞模様が特徴の松阪地域で生産される綿織物。遠目から見ると無地のように見えて、近づいてみると様々な縞柄模様が粋でおしゃれだと、江戸の人口が100万人といわれた当時、年間50数万反を出荷したほど大流行したそうです。
そんな松阪もめんの商品が販売されているのが、松阪もめん手織りセンターです。

ここでは、松阪もめんの機織り体験もすることが出来ます(有料)。ぜひ、松阪もめんに触れてみてください。
【住所】〒515-0081 三重県松阪市本町2176 松阪市産業振興センター1階
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】火曜日
【公共交通機関でのアクセス】JR・近鉄「松阪駅」から徒歩で約10分
⑥松阪もめんの着物でまち歩き

▲撮影地:御城番屋敷(ごじょうばんやしき)
また、松阪もめんの着物をレンタルできるお店もあります。
・松阪もめん着物レンタルセンター
・うつくしや 東村呉服店
https://www.matsusaka-kanko.com/matsusaka-machiaruki/
さらに、松阪もめんの着物を着た方は、一部文化施設の入館料が無料になります!
【対象施設】
・本居宣長記念館
・松阪市文化財センター
・松阪市立歴史民俗資料館
・松浦武四郎記念館
松阪もめんの着物を着て巡ると、趣のある写真が撮れるのも良いですよね。
まるでタイムスリップした気分を味わえます。
松阪観光の際は、松阪もめんの着物も要チェックです。
⑦和田金
そして、最後はグルメです。
松阪市のグルメといえば、日本三大和牛の一つ「松阪牛」。
松阪市には松阪牛を提供するお店が数多くありますが、今回は「和田金」です。
松阪牛すき焼きの老舗で、県外からも多くのお客さんが訪れる名店です。
厚めにスライスされた松阪肉は絶品です。
松阪観光の際は、ぜひ「松阪牛」をお召し上がりください。
【住所】三重県松阪市中町1878
【営業時間】平日 11:30〜19:00ご入店まで(ラストオーダー 20:00/閉店 21:00)
土日祝 11:00〜19:00ご入店まで(ラストオーダー 20:00/閉店 21:00)
【定休日】下記公式HPをご確認ください。
【公共交通機関でのアクセス】JR・近鉄「松阪駅」から徒歩で約10分
まとめ
いかがでしたか。
三重県松阪市は、歴史・文化が色濃く残るまちです。
ぜひ、訪れてみてください。
【詳しい松阪市の観光情報はこちら】
三重県松阪市は日本のほぼ中央に位置し、世界に誇るグルメ・松阪牛、豊かな歴史文化、美しい自然を楽しめます。江戸時代、お伊勢参り(日本最高位の神社への巡礼)の最後の宿場町であった松阪は、多くの人やものが行きかう交通の要衝として栄え、多数の豪商を輩出しました。これらの商人たちが、江戸で松阪もめんなどの商いに成功し、松阪に繁栄をもたらしました。