三重県松阪市 霧氷を楽しめるハイキング
今回は三重県松阪市でみられる霧氷について紹介します。
霧氷(むひょう)とは?
寒くて風の強い夜のあとや、冬の山頂などで、木の枝や手すりに白い氷がびっしりとついているのを見たことがありませんか?その不思議で美しい氷の造形は「霧氷(むひょう)」と呼ばれる自然現象です。霧氷は、空気中にただよう非常に冷たい水滴が、木の枝や柵などに触れた瞬間凍りつくことで形成されます。霧氷は、気温、風速、湿度などの条件が揃ったときだけ現れる気象現象であり、霜の羽や鱗に似ているとよく例えられます。秋に葉を落とした木々が、冬に霜の降りた新しい葉を生やしたように見え、幻想的な冬の絶景が見られます。

特に高地では、極端な気象条件や風向によって霧氷が厚く積もり、数日から数週間、晴れた日でも残ります。三重県松阪市の山では、山頂で太陽の光を浴びてキラキラと輝く真っ白な森を眺めることもできます。

▲高見山の山頂の霧氷。

▲三峰山の山頂の霧氷と周囲の山々の眺め。
三重県松阪市の冬山では、霧氷が織りなす美しい景観を堪能できます。山頂にたどり着いた後は、お湯を沸かしてラーメンで身体を温めたり、雪だるまを作って遊んだりしながら、霧氷と周辺の山々の絶景を楽しめます。
三重県松阪市で霧氷が見られる場所3選
12月から2月にかけて、松阪では日本三百名山の高見山(たかみやま)と三峰山(みうねやま)、関西百名山の桧塚(ひのきづか)で霧氷が見られます。
〇高見山(たかみやま)
【登山グレード】初級
【標高】1248.4 m
日本三百名山、関西百名山の一つ。
○車でのアクセス
・高見山大峠登山口駐車場(15台程度) 松阪ICから国道166号線経由90分
〇三峰山(みうねやま)
【登山グレード】初級
【標高】1235.2 m
日本三百名山、関西百名山の一つ。
○車でのアクセス
・福本登山口駐車場(10台程度) 松阪ICから国道166号経由70分
・月出登山口駐車場(10台程度) 松阪ICから国道166号経由90分
・ゆりわれ登山口駐車場(5台程度) 福本登山口より車で10分、月出登山口より車で10分
〇桧塚(ひのきづか)
【登山グレード】中級
【標高】1404.2 m
関西百名山の一つ。
○車でのアクセス
・木屋谷雨量観測所駐車場(5台程度) 松阪ICから国道166号経由85分
登っていくにつれて形が変わっていく美しい雪は、冬山でしか見られない景色です。雪の登山で冬を満喫してはいかがでしょうか。



▲三峰山への雪道。
まとめ
いかがでしたか?松阪市の山では、なかなか見られない冬の景色・霧氷を堪能できます。ぜひ行ってみてください。
道路や登山道は積雪となる場合がありますので、事前に天候と路面状況を必ずご確認ください。登山者は特に注意し、寒さや雪の状況に適した服装と装備をご用意ください。
松阪の山々について詳しくは、下記の「まつさか香肌イレブン」のウェブサイトをご覧ください。
【三重県松阪市の詳しい観光情報はこちら】
https://matsusaka-info.jp/english/
https://www.instagram.com/discover_matsusaka/
三重県松阪市は日本のほぼ中央に位置し、世界に誇るグルメ・松阪牛、豊かな歴史文化、美しい自然を楽しめます。江戸時代、お伊勢参り(日本最高位の神社への巡礼)の最後の宿場町であった松阪は、多くの人やものが行きかう交通の要衝として栄え、多数の豪商を輩出しました。これらの商人たちが、江戸で松阪もめんなどの商いに成功し、松阪に繁栄をもたらしました。