いまさら聞けない、日本の定番「丼料理」の基礎知識

丼料理を知ろう！

丼(どんぶり)料理とは、日本の料理の一種。大きめの器に炊いた米を盛り、その上に具材を載せたものです。具材の味が米飯に染み込み、別々に食べたのとはまた違う美味しさを味わえるため、幅広い年齢層に愛されています。

本記事では中でも代表的な丼料理を6種類ご紹介します。

1.かつ丼

トンカツ(豚肉に小麦粉、卵、パン粉をまぶして油で揚げたもの)を醤油ベースのタレと卵でとじて米飯に乗せたものです。和食の味わいでありながら、肉や揚げ物好きの人も満足できるほど食べ応えがあります。

丼料理の中では値段が高めで、800円くらいから。定食屋やそば屋などで食べることができます。

最近では、かつ丼専門の格安チェーン店「かつや」で500円くらいで食べることができるようになりました。

2.天丼

米の上に天ぷらを盛りつけ、濃い目のタレをかけたものです。天ぷらにする具材は海鮮や野菜などさまざまで、その種類や数によって価格が違ってきます。

エビやアナゴなど素材が高価なものが入ると高くなるのですが、かき揚げ(天ぷらの一種で、小さく切った具材を小麦粉の衣でまとめて油で揚げたもの)を乗せた「かき揚げ丼」なら比較的安く食べられます。

天ぷら専門店やそば屋などで食べることができます。価格は500円ほどから、高いものでは1500円を超えることも珍しくありません。

3.牛丼

薄切りにした牛肉とねぎ、あるいは玉ねぎを甘辛い醤油味で煮たものを汁ごと米飯にかけたものです。

「吉野家」「すき家」などの専門チェーンが全国に展開しており、街のいたるところにあるため気軽に食べることができます。注文してから出てくるまでの時間も短く、価格も300円台からとお手頃であるため、ビジネスランチや夜食にも利用されています。

4.鰻丼

ウナギの蒲焼(かばやき：醤油ベースの甘辛いタレを塗り香ばしく焼き上げること)を盛った、甘めの丼です。

ウナギそのものが高価な素材であるため、鰻丼も1,000円以上することがほとんどです。専門の鰻料理店などで食べることができます。

5.親子丼

ひと口大に切った鶏肉を醤油味で煮たものを卵でとじ、米飯の上にかけたものです。鶏肉と卵を使用するため親子丼と呼ばれます。

鶏肉の旨味と卵のトロリとした食感が人気。定食屋やそば屋などで食べることができます。

6.海鮮丼

エビやイカ、魚の刺身を米飯の上に美しく盛り付けたもの。米飯はすし飯の場合と普通のご飯の場合があります。また、タレはかかっておらず刺身醤油が別に添えられていることが多いです。

築地市場などで食べられるほか、寿司屋や和食屋で提供していることがあります。盛り付けられる具材の種類や、どのようなランクの店で食べるかにより、価格は違ってきます。

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