住吉大社の見どころ紹介!本殿や境内をめぐろう
1800年以上の歴史を誇る大阪の住吉大社は全国有数の大きな神社として知られています。そんな住吉大社には、国宝に指定されている本殿や、重要文化財14棟、美しい反橋など見どころがいっぱい。本記事では、住吉大社の魅力をたっぷりご紹介します。
住吉大社の本殿・境内をめぐろう
住吉大社は、全国に約2,300社ある住吉神社の総本社です。格式高い由緒深い神社でありながら、地元大阪では“すみよっさん”と呼ばれ、古くから愛されてきました。今でも年初には230万人以上の参詣者が訪れることが、それを物語っています。
また、住吉大社は大阪随一のご利益がある神社で、境内には見どころが盛りだくさん。足を運んだ際に見逃すことがないよう、住吉大社の魅力を確認しておきましょう。
住吉造とは
住吉大社の本殿は「住吉造」と称され、神社建築史上最古の様式の一つといわれています。4つの本宮は、いずれも国宝に指定。とても貴重な建築物で、唯一の縦並びの社殿配置です。
檜皮葺 (ひわだぶき)の屋根は直線的で、棟の両側に流れる2つの斜面は書物を開いたようにも見えるから不思議。柱は朱(丹)塗りで、板壁は白色 の胡粉 (ごふん) 塗りと、板塀の黒色の三色は、はっきりとした色使いが厳かな境内に鮮明に際立っています。
住吉大社と言えば「反橋」
住吉大社と言えば「反橋」を思い浮かべる方も多いことでしょう。反橋は、住吉大社を象徴する橋です。通称「太鼓橋」と呼ばれるのは、朱の欄干が水面に反射して映ると円のようになり、まるで太鼓みたいに見えるため。ぜひ、横からの反橋も眺めてみてください。
渡るだけで「おはらい」になるとの信仰もある反橋ですが、その最大傾斜は約48度。足元に注意して、気を付けて渡りましょう。
五所御前はたくさんのご利益がいただけます
住吉大社の中でも最も神聖な場所として崇められているのが「五所御前」。約1800年前、住吉大神鎮座の際に社地を探していた神功皇后が、この樹に三羽の鷺がとまったことから最初にお祀りした場所と伝えられています。
この五所御前では、体力・智力・財力・福力・寿力の5つの力(五大力)を授かれるとされており、住吉大社でも特に人気の場所。五大力を得るには、五所御前の杉樹の根元から「五」「大」「力」と書かれた小石を1つずつ探し出し、3個1組でお守りにしなければなりません。500円で授与されている専用の袋に入れて肌身離さず持っていれば、心願成就するといわれています。
一寸法師のお椀でおとぎの世界へ!?
住吉大社は、日本の昔話「一寸法師」に縁があるのをご存知でしょうか?種貸社(たねかししゃ)の手水舎には、勇ましい一寸法師の姿が……!実は、一寸法師は住吉大神の申し子だったと言われています。
昔話に登場するおじいさんとおばあさんが「子どもを授けてください」とお願いしたのが、住吉大社です。種貸社にある「一寸法師のお椀」乗って、一寸法師になった気分で記念撮影もできます。
樹齢千年の楠の木
緑豊かな境内の東側、本殿の裏にある楠の大木は、なんと樹齢1000年!大きく枝を広げ、葉を繁らせている楠珺社の御神木です。見上げれば、その雄大さに感銘を受けることでしょう。
この地に佇んできた悠久の歴史と神秘的な力を感じずにはいられません。深呼吸をして、心静かにお参りしましょう。
住吉大社には見どころがいっぱい!
国宝の本殿をはじめ、反橋や五所御前、一寸法師のお椀や御神木の楠の木など、住吉大社の境内は見どころが満載です。住吉大社を訪れた際は、見どころを余すことなく押えておきましょう。きっと、たくさんのご利益をいただけるはずです。
元記事:https://otent-nankai.jp/category/topic/220329_sumiyoshitaisha-mainshrine_698
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