岡山の穴場紅葉スポット!絶景写真が撮れる「龍泉寺」(岡山市)
岡山には素敵な紅葉スポットがたくさんありますが、今回は知る人ぞ知る穴場スポットをご紹介します。その名は「龍泉寺」。
龍泉寺とは?
岡山市北区足守に位置する「龍泉寺」は、日蓮宗最上教の本山です。 最上位経王大菩薩(最上様・お稲荷さん)、八大龍王(水の神様)、鬼子母神(子供の守り神)、三面大黒天がお祀りされています。
「龍泉寺」のモミジについて
龍泉寺のモミジは、自然に発芽したイロハモミジを植木鉢で育てた後に植栽されたものです。35年前、先代のご住職が「信者の方にほっと安らいでもらえるように」と始めたこの取り組みで、現在では約2,000本のモミジが管理されています。
広大な敷地のモミジを管理するのは、並大抵の苦労ではありません。近年の厳しい夏の暑さでモミジが枯れないよう、境内全体に丁寧に水を与えるなど、細心の注意を払っているそうです。このようなお寺の方々の努力と愛情があるからこそ、私たちは美しいモミジを楽しむことができるのです。
見どころ紹介
入口からすでに、境内の美しさを予感させる赤い紅葉が広がっています。
本殿付近のモミジ
本殿付近では、日本の秋を体現するような風情ある光景が広がり、鮮烈な朱色に思わず「わぁっ」と声が出てしまうでしょう。
龍王池と朱色の鳥居
特に、龍王池の大きな朱色の鳥居と周囲の色づいた山々が織りなす景色は圧巻です。
パノラマで眺めると、鳥居と紅葉が奏でる美しいシンフォニーを堪能できます。
モミジ坂
最大の見どころは「モミジ坂」。まるでモミジのトンネルのような景色は、坂の上から撮影すると、真っ赤な秋に包まれるような写真を撮ることができます。
モミジ林
モミジ林では、頭上を覆う鮮やかな紅葉と赤い落ち葉のじゅうたんに、「日本の四季はなんて素晴らしいんだ」としみじみと感じることでしょう。
御瀧本殿奥のモミジ
御瀧本殿の奥にもモミジがあり、これから秋の装いとなるでしょう。
新しくなった「龍王の瀧」
2023年12月25日に改修された御瀧の龍王様は、黒く見えますが、かすかにグリーンを帯びています。龍泉寺の守護龍は深緑色で、その色合いを纏っているのです。
精悍な顔と金色に輝く瞳は印象的で、ご住職に似ているとのエピソードも聞くことができました。
「龍泉寺」の紅葉の見頃は?
2024年は紅葉が遅くなっており、11月16日現在、色づいている葉とまだ緑色の部分があります。例年は11月中旬が見頃となっていますが、これから美しい紅葉が最盛期を迎えますので、ぜひ足をお運びください。
かわいい十二支の像
拝殿付近にある日蓮聖人像の周囲には、 十二支守護石像があります。来年の巳年のヘビは、かわいらしいハート型!体に触れることで富と繁栄が得られるとのことなので、ぜひ触れてみてくださいね。
寺務所ではお守りや御朱印をいただけます
寺務所でお守りや御札などもいただけます。お土産として岡山県産ゆず使用の「ゆずせんべい」がおすすめです。
寺務所にて御朱印を頂いてきました。「龍」の漢字は龍王様を思わせる筆致に、ご加護をいただいているような気持ちになりました。
アクセス・駐車場情報
駐車場は山門の右側に第一駐車場があり、第二駐車場も用意されています。紅葉シーズンには第一駐車場の上のグラウンドも解放されるとのこと。境内は広いですが、車での乗り入れは禁止されているので、徒歩でゆっくりと散策を楽しんでください。
【最上本山 御瀧 龍泉寺】
所在地:岡山県岡山市北区下足守900
交通アクセス(車):岡山自動車道岡山総社ICから約10分
交通アクセス(公共):JR備中高松駅・JR足守駅からタクシー約10分。岡山空港からタクシー約10分
最後に
ぜひ紅葉の時期に龍泉寺を訪れ、お寺の方々が丹精込めて育てたモミジの美しさを堪能してください。きっと忘れられない秋の思い出になるはずです。
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!