旅の準備はじめよう

日本にはかつて、「忍者」とよばれるひみつの仕事をしていた人たちがいました。 忍者発祥の地、三重県伊賀・滋賀県甲賀の本物の忍者の場所をたずねます。 ゆっくりとした時間と、日本の田舎の風景も楽しめる2泊3日のモデルコースをご紹介。
関西国際空港からJR関西空港特急「はるか」で京都駅へ。所用時間は約1時間20分。
その後レンタカーで忍者の里をめぐる旅の拠点となるホテルへ向かいます。京都駅から奈良を抜けてまた京都に入るドライブルートは、平城京跡地や木津川沿いや田畑のそばも通り、運転していても楽しい道です。所用時間は約1時間。
大阪からも車で約1時間30分です。
拠点となるホテルは、京都にある唯一の村「南山城村」にあるフェアフィールド·バイ·マリオット·京都みなみやましろ。
今回ご紹介する「伊賀」と「甲賀」。この忍者の違いを知っていますか。
それぞれ三重県と滋賀県の間の山間部に位置しており、この2つの忍びの里は山を挟んだ場所にありました。現在も地名として三重県伊賀市、滋賀県甲賀市として残っています。
この2つの忍者は、似ているようで明確な違いがいくつかあります。
その1つが仕事のスタイル。伊賀忍者は、大名から仕事の依頼を受けて忍びの者を派遣します。一方、甲賀忍者は1人の主君に仕え、主君が没落するごとに主君を変えていったそうです。
その他にも得意とする忍術や、組織の違いもあったようです。
忍者たちが扱う「忍術」。これは、実は戦うためではなく、戦わずして相手を制して共存する、という考え方に基づいています。つまり、「忍術」は戦うためのものではなく、人々がお互いに平和に生きるための技術や知識を集めたものなのです。
そんな忍者の秘密に迫る旅へいざ!
まずは伊賀忍者の探求へ。
ホテルから車で約20分で、三重県伊賀に到着。
ここでは伊賀流はもちろんのこと、甲賀や全国の忍者にまつわる古文献約1000点を収蔵し日本遺産「忍びの里」伊賀の博物館として忍者・忍術への理解を深めていただくための活動をしています。
隠し階段や仕掛け戸などがある忍者屋敷では実際のからくりを体験できたり、人気の忍術実演ショーでは本物の武器を使った迫力満点のショーが楽しめます。
【フェアフィールド·バイ·マリオット·京都みなみやましろから車で約20分】
伊賀流忍者博物館のすぐ隣にある伊賀上野城は白亜の天守閣が美しい名城。日本100名城の1つで別名「白鳳城」とも呼ばれています。
藤堂高虎が本丸の西に築いた高石垣は高さ約30メートル。大阪城と並んで日本一の高さを誇ります。
戦国時代、伊賀忍者はこの伊賀上野城の城主に派遣され戦に出向いていたのかもしれません。
【フェアフィールド·バイ·マリオット·京都みなみやましろから車で約20分】
壁を回転させ忍者が瞬時に身を隠す仕掛け「どんでん返し」の扉をくぐり抜けて入るレストラン。店内の至る所に「隠し戸」や「刀隠し」のからくりが仕掛けてあり、メニューも忍者要素がたっぷりで、忍者旅の食事場所としてぴったり。
【フェアフィールド·バイ·マリオット·京都みなみやましろから車で約20分】
【伊賀上野城から車で2分、徒歩10分 】
2日目は甲賀忍者を訪ねて。
ホテルから車で約50分、滋賀県甲賀に到着。
甲賀流忍者をまず知るために欠かせないのが、甲賀忍者をテーマにした総合観光案内所の甲賀流リアル忍者館。
【フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろから車で約50分】
ここでは、1688年から1704年に建てられた本物の忍術屋敷を体験できる。
甲賀五十三次の筆頭格「望月出雲守」の住居として建てられたもので、どんでん返しうや落とし穴、かくし梯子などがあり、詳しい解説も聞けます!
当時の忍者の実際の生活が垣間見えます。
【甲賀流リアル忍者館から徒歩5分】
次に向かのは、現代版の忍者の里。広大な敷地内に志能備神社 忍術博物館・からくり屋敷・手裏剣道場といった施設が点在。昔ながらの隠れ里で、忍者体験や忍者ショーをお楽しみください。また、忍者衣装をかりて修行体験をすることもできます。すべてをクリアした方には「免許皆伝」の巻物が進呈されるそうです!
【甲賀流忍術屋敷から車で約10分】
島ヶ原の岩盤をすり抜けて地下深くに眠っていた、ミネラル豊富な良質な温泉。温泉の後は三重・伊賀の地のものや、旬の食材を使ったお料理も楽しむことができます。
【甲賀の里 忍術村から車で約40分】
【フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろへ車で約10分】
最終日、ホテルをチェックアウトし再び伊賀へ。
伝統文化体験や食を堪能しに。
出かける前に、ホテルの隣にある道の駅のレストラン「村風土食堂つちのうぶ」で村のトマトベースの特製カレーを朝食にいただきます。
お腹も満たされたところで、車で再び伊賀へ向かいます。お茶畑などの田畑を眺めながらのドライブも楽しんで。
帯締などの和装小物をはじめ、古くから親しまれてきた伝統産業の「伊賀くみひも」。昔は刀剣の飾りや、武具の複雑なパーツを繋ぐ、飾り紐として使われてきました。
伊賀くみひもセンター組匠の里では、ブレスレットやストラップの製作ができる体験教室もあります。
【フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろから車で約20分】
上野天神宮の秋祭り「上野天神祭」で使われるだんじりと、全国的にも珍しい鬼行列を再現し展示しています。絢爛豪華な伊賀の祭りを音と映像で体感してみてください。
【伊賀くみひもセンター向かい、徒歩1分】
伊賀に来たら、生産量が少なく、各地になかなか出まわらない貴重な黒毛和牛の伊賀牛を味わってください。
伊賀牛の牛カツ専門店は、バーガー、牛カツ、ステーキ丼などをお楽しみいただけます。
【だんじり会館から徒歩1分】
伊賀出身の俳人松尾芭蕉。幼少の頃、伊賀で流行していた俳諧に興味をもち、先輩俳人に手ほどきを受けました。また旅の途中でも、伊賀の実家を拠点に京都・奈良・大津等へ赴き、門人たちと交流を重ねていました。
館内の文庫には翁の真蹟をはじめ近世から現代に至る連歌俳諧に関する資料等が数多く保存されています。俳句の世界を通して日本の文化を感じてみませんか。
【伊賀牛牛かつ専門店から徒歩3分】
2泊3日の忍者文化を巡る旅はいかがでしたか?
伊賀から関西空港までは車で約1時間半。
まだまだ未知なるニッポンをクエストする旅を続けたい場合は、奈良やもうひとつの森の京都もおすすめです。
拠点となるホテルは、こちらを。
【伊賀からフェアフィールド・バイ・マリオット・奈良山の辺の道まで車で約50分】
【伊賀からフェアフィールド・バイ・マリオット・京都京丹波まで車で約2時間】
フェアフィールド·バイ·マリオット 道の駅プロジェクトは、積水ハウスとマリオット・インターナショナルによる地方創生事業として、北海道から九州まで全国の道の駅に近接してホテルを展開。 ホテル館内にはあえて飲食施設をもたず、ゲストには道の駅やその土地の飲食店をご利用いただき、地元の方々とのふれあいや食を楽しみ、その地域の魅力を存分に味わっていただく仕組みを作っています。地域に精通したホテルスタッフが、その土地ならではの旬な情報・スポットをお薦めいたします。 客室には、快適なシモンズ社製ベッドやバスタブのないレインシャワータイプの浴室を備えたシンプルで落ち着いた設えに。ホテルのロビーラウンジには、大きなテーブルや電子レンジ、オーブントースター、コーヒーマシーンや日本茶、お味噌汁をご用意しています。 客室ではゆっくりとくつろぎ、ロビーラウンジでは、道の駅や地元のスーパー、ワイナリーや酒蔵などで購入したものを愉しむなど、存分にその地域を愉しんだあとは、まるで我が家に帰ってきたようにくつろぎの時間をホテルでお過ごしください。 無料の高速Wi-Fiや電源設備のついたテーブルは、ワーケーションにも最適。 地域の魅力を体感しながら自由にニッポンを渡り歩く新しい旅のスタイルをお楽しみください。