みっちゃん総本店おりづるタワー店OPENの裏側!知られざる苦労や思いとは?
2024年3月23日に「みっちゃん総本店」最大規模の新店舗としてオープンしたおりづるタワー店。県外や外国人の観光客が多く訪れるおりづるタワー店オープンにはどんな裏側があったのでしょうか?今回は、みっちゃん総本店おりづるタワー店が開店するまでの様子を大公開します。
2024年3月某日~ミーティング~
※こちらの記事は、「広島お好み焼みっちゃん総本店【公式】」のYouTubeチャンネルより抜粋した内容となっています。
「オープンにあたって目標の共有が大事。」そう語るのは入社3年目で店長に抜擢された木村雄輝さん。木村さんは今まで焼肉屋や大衆居酒屋などの立ち上げに携わっており、その功績を買われ、入社3年目にしておりづるタワー店の店長を務めることになりました。
「みっちゃん総本店」の新店舗はおりづるタワー内
木村さんが任されたのは、2016年に誕生した複合商業施設であるおりづるタワー内の新店舗。おりづるタワー周辺には原爆ドームや平和公園などがあり、日本のみならず海外からも多くの観光客が訪れています。
「色々な人に広島のお好み焼を食べてほしいという思いで、おりづるタワー内に出店を決めました。」そう語るのは、みっちゃん総本店の代表取締役であり、自らもお好み焼職人として腕を振るう二代目井畝満夫さん。
観光客や海外からのインバウンドを見込んだ出店ですが、広島の方にも食べに来てほしいという思いがあるそうです。
広島を代表する観光地での出店について木村店長は、「お客様は特別な時間を使ってみっちゃん総本店に来店される。味はもちろんのこと、接客や店の雰囲気など、全てに対して喜んでもらえるお店にしたい」そう力強く語りました。
みっちゃん総本店おりづるタワー店は他の店舗にない個性的な内装。店に入った瞬間のライブ感と昔の屋台をイメージした作りが特徴です。鉄板の長さはなんと8m!
席数は60弱あり、テラス席も完備。季節に応じてテラス席でも食事を楽しめるんです。
木村店長いわく、みっちゃん総本店の中でも最大規模にして壮観な店内は、屋台的なお好み焼と近代的な酒場が入り混じったような雰囲気なのだそう。
2024年3月20日~オープン3日前~
3月20日おりづるタワー店オープン3日前、実際の店舗を使い、運営会社や他店舗のスタッフなどを招いた模擬営業が行われました。
これまでさまざまな練習を重ねてきましたが、実戦形式の接客は今回が初めてです。
「練習ではたくさん失敗して、オープンに向けて改善や準備をしたい」と木村店長。
おりづるタワー店は実は、「みっちゃん総本店雅そごう広島店」からの移転オープン。そのため、店長代理を務める宮部啓太さんや料理長の上野(こうずけ)慎吾さんなど、主要スタッフの半分が雅そごう広島店から移動してきた経験者です。
木村店長が経験者の存在は頼もしいと語る一方で、上野料理長は、雅そごう広島店からのスタッフと新規スタッフとの間で経験の差から生まれる確執を懸念していました。
しかし木村店長は、経験の有無に関係なく、おりづるタワー店のスタッフとして同じスタートラインに立って働いてほしいと語ります。
「自分が主役」としてみんなが働けるような環境作りを心掛ける木村店長の指導方針に、現場スタッフは「意見を言いやすく、何でも聞ききやすい。アットホームな優しい雰囲気」と感じたようです。
模擬営業は大きなトラブルもなく無事終了。営業終了後にはスタッフが率先してミーティングをする姿が見られました。そんなスタッフ達に木村店長は「指示待ちではなく率先して自分から動いてくれる姿が頼もしく感じる」と語りました。
2024年3月21日~オープン2日前~
オープン2日前には、仕入先や関係者を招いてのレセプションパーティーが行われました。取引先関係者やマスコミなどが店内に一気になだれ込み、次々と料理が作られていきます。
そんな中、一部のメニューに対し想定以上の注文が殺到したため、材料が足りなくなるというアクシデントが発生。しかし、近隣にあるみっちゃんの店舗に食材を借りに行くことで難を乗り切り、この日のレセプションパーティーは無事成功に終わりました。
2024年3月22日~オープン前日~
オープン前日は、模擬営業やレセプションパーティーを踏まえて改善できることの準備を行う日です。来客予定もないため、主要スタッフの表情もどこかホッとした様子に見えます。
「心のリフレッシュはとても大切。自分達に余裕がないとアルバイトにもお客様にも伝染してしまう。従業員満足にも力をいれないと良い店にはならない」と、木村店長は従業員の精神状態にも気をくばります。
2024年3月23日~オープン当日~
そしてついに迎えたおりづるタワー店オープン当日。木村店長はスタッフに対し、「お客様のお腹と心を満たす時間を提供するみっちゃん総本店でありたい」と熱く語りかけ、円陣を組みました。
オープン前から外には多くのお客様が並び、ついに午前11時のグランドオープン!
店内はあっという間に満席になり次々とお好み焼が提供されていきます。
県外や海外から多くのお客様が多く訪れ、屋台をモチーフにした内装も大好評!
オープンから人の波が途切れることなく19時30分のオーダーストップを迎え、初日の営業が終了しました。
二代目井畝満夫の思いとは?
切れ間の無い営業は井畝さんの狙いでもありました。常にお好み焼を焼き続けることで、実践を重ね技術をより一層高めることがおりづるタワー店の目的のひとつ。
「流動的に焼手の人に入ってもらい、ホールスタッフにも経験をつんで勉強してほしい」そう井畝さんは語ります。
全国的には広く知られるみっちゃん総本店ですが、今後はおりづるタワー店を訪れた海外の方に知ってもらいたいとのことです。
どんなお店にしてきたいと思う?
初日閉店後、店内に「ごちそうさまでした。おいしかったです。」と書かれたメモを発見。訪れたお客様は大満足だったたようですね!
最後に、今後おりづるタワー店をどんな店舗にしていきたいのか、宮部店長代理、上野料理長、木村店長、に聞いてみました。
宮部店長代理
外国人のお客様にも満足していただき、全世界に「みっちゃん総本店」「お好み焼」という名前が広がる発信源のようなお店になってほしい!
上野料理長
おりづるタワー店を良いお店にして、将来子どもや孫に「あのお店がオープンした時に働いていたんだよ」と自慢できるようなお店にしたい。
木村店長
広島旅行でみっちゃん総本店を訪れてくれたお客様にしっかり喜んでいただき、皆さんの記憶に残るようなお店にしたい。
広島旅行の際はみっちゃん総本店おりづるタワー店に行こう!
おりづるタワー店は「みっちゃん総本店」の中でも座席数が一番多い店舗。活気があり、屋台のような臨場感のある雰囲気が味わえます。原爆ドームや平和公園などにも近いため、観光で広島を訪れた際にはぜひお越しくださいね。
昭和二十五年創業。元祖 広島流お好み焼には、井畝満夫のこだわりがつまっています。 “みっちゃん”こと井畝満夫がこだわるのは「毎日でも食べられる、あっさりと飽きのこないお好み焼」。 昔からのスタイルを変えずに、今も元祖 広島流のお好み焼の味を守り続けています。