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神社・大社・神宮・宮の違いとは?それぞれの特徴を紹介
日本の神社には、大社や神宮、宮など、さまざまな呼び方がありますが、これらにはどのような違いがあるのでしょうか。これらの呼び分けについて解説します。
日本の神社には、大社(たいしゃ)や神宮(じんぐう)など、さまざまな呼び方があります。これらの呼び方の違いはどのように決まっているのでしょうか。
「神社」と「大社」の違いとは
春日大社 Photo by Pixta
神社は、日本古来の神をまつる一般的な施設のことです。 一方で「大社」は、元はといえば島根県の出雲大社(いずもたいしゃ)のみに使われる呼び名でした。
しかし19世紀末以降になって、奈良県の春日大社(かすがたいしゃ)や長野県の諏訪大社(すわたいしゃ)ほか、大社と呼ばれる神社が増えてきました。
この大社という社号は、第二次大戦前まで使用されていた全国の神社を格付けしたもので上位に位置する神社の中でも、全国に多数ある同名の神社をとりまとめる役割を持った神社を指し、確かな歴史のある神社であることを示しています。
では「神宮」や「宮」とは何なのでしょうか?
明治神宮 Photo by Pixta
神社にまつられている神のことを祭神(さいじん)と呼びます。この祭神が皇室(こうしつ)の祖先であったり、皇族(こうぞく)と縁(えん)の深い神社を「神宮」と呼びます。
天照大神(あまてらすおおみかみ)がまつられる三重県の伊勢神宮(いせじんぐう)を筆頭(ひっとう)に、明治天皇(めいじてんのう)がまつられる東京の明治神宮(めいじじんぐう)などが有名です。
上野東照宮 Photo by Pixta
「宮(みや・ぐう)」と名のつくところも、一般的に神宮と同じく皇族と関係の深い神社です。こちらは親王(しんのう)と呼ばれる天皇家(てんのうけ)の男子を祭神としています。
また、歴史上の重要(じゅうよう)な人物をまつった神社にも、伝統的に「宮」がついています。有名なところでは、徳川家康(とくがわいえやす)を祀った「東照宮(とうしょうぐう)」や、菅原道真(すがわらのみちざね)を祀った「天満宮(てんまんぐう)」があります。
MATCHAでは、このほか、神社とお寺の違いなども紹介しています。関心のある人は、ぜひチェックしてくださいね。
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日本各地の神社を旅しよう
日本には、各地に素敵な神社があります。
今回紹介した代表的な「宮」である日光東照宮は、栃木県にあり、東京から日帰りや1泊で楽しめる場所です。周辺には温泉が楽しめる宿や、「日本三大名瀑」の一つとして知られる華厳の滝など、多くの見どころがあります。
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また、諏訪大社も、長野県にあり、東京から少し足を伸ばして旅行するのにピッタリの場所です。周辺には、絶景・諏訪湖や温泉も多くあり、1泊しながら楽しむことができます。
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ぜひ、日本の神社巡りを楽しんでくださいね!
よくある質問
東京の5大神社は?
東京にある神社の中でも、特に高い格式を有している日枝神社、明治神宮、靖國神社、大國魂神社、東京大神宮は、「東京五社」と呼ばれています。これらを1日で巡る「東京五社巡り」も人気です。
特に人気の神社は?
本記事で紹介した伊勢神宮や出雲大社のほか、香川県の金刀比羅宮、広島の厳島神社、京都の伏見稲荷大社などが特に人気です。
日本一すごいパワースポットは?
伊勢神宮、出雲大社のほか、富士山が挙げられることが多くあります。このほか、恋愛に関しては東京大神宮や川越氷川神社、金運に関しては富士山麓にある新屋山神社などが有名です。
絶景写真が撮れる神社は?
日本には、美しい景観を楽しめる神社は多くありますが、茨城県にある大洗磯前神社の神磯の鳥居、「天空の鳥居」と呼ばれる香川県の高屋神社、海際に多くの鳥居が並ぶ山口県の元乃隅神社などが有名です。
日本最古の神社は?
諸説ありますが、奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社は『古事記』『日本書紀』などにも記載があり、日本最古の神社と言われています。そのほか、長野県の諏訪大社も、日本で最古の神社のひとつに数えられています。