登山初心者におすすめ!那岐山の山頂からの360度の大パノラマ!
那岐山にはいくつかの登山コースがありますが、今回は登山ビギナー向けの内容です。登山にはある程度の体力と準備は安全に登るためには必要ですが、那岐山は比較的登りやすい山です。
登山にちょうど良い気候の5月。新緑の森を楽しみながら、那岐山に登ってきました。今回の登山の日は天候にも恵まれ、気持ちよく登ることができました。今回取材した際の登山は、80歳の女性二人と登ってきました。お一人は約10年ぶりの登山です。登れるか不安でしたが、1日かけて登ってきました。平均的には5時間程で登って降りてくることができます。
那岐山(なぎさん)
那岐山は、奈義町(岡山県)と智頭町(鳥取県)にまたがる標高1,255mの山で、氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されています。
岡山県内では後山につぐ2番目に高い山。四季折々の美しい景色と豊かな自然環境が魅力で、登山者に人気です。
岡山県側から眺める那岐山の景色は見事です。山に登らずとも、那岐山を見に行く価値は十分あります。
登山口・登山ルート
奈義町側からの登山ルートは、A・B・Cの3つのコースがあります。ビギナー向けのコースはB・Cコースです。B・Cコースは登山口が同じなので、一方から登って、もう一方から下りることができます。同じ道を登って下りるのは楽しくないという人でも、行き帰りで別のコースを歩けるのが嬉しいところです。
Aコースは菩提寺が登山口になります。こちらは、登った後、一旦下ってからまた登り返すコースで少しきついです。他にも鳥取県側からのコースや、滝山・広戸仙の那岐山系を縦走するコースもあります。
今回はBコースで登って、Cコースで下りるコースを利用しました。約8kmでコースタイムは3時間半〜4時間半です。早い人だと3時間以内で登って下りる人もいます。
B・Cコースの登山口は那岐山麓山の駅を越えて、さらに車で5分ほど登って行ったところにあります。石柱の案内が目印。この目印を左に上がっていきます。駐車場は3つあります。この日は平日でしたが、登山口に一番近い第3駐車場は満車でした。那岐山麓トレッキングマップ(PDF)
B・Cコース登山口
駐車場から登って行ったところにあります。ここから右に曲がって山道に入っていきます。登山コースにはトイレがないので注意してください。トイレは第2駐車場にあります。
【取材登山の記録】9:00 登山開始
登り・Bコース 前半
登山口から少し登ったところにB・Cコースの分岐があります。ここを右に行くとBコースです。沢にある橋を渡っって、沢沿いを登っていきます。少し急なところもありますが、ほとんどが緩やかな登りです。
【取材登山の記録】9:11 橋
Bコース 親滝(寄り道プラン)
登山道から少し外れたところに親滝があります。水量が多く、水が透き通っています。新緑もあいまってかなり綺麗です。登山道から谷へ向かって階段を下ります。片道約5分。体力に余裕があればいってみてください。
【取材登山の記録】9:35 親滝
Bコース 黒滝(寄り道プラン)
黒滝も登山道から外れたところにあります。片道約5分。滝行ができそう。暑い季節になったら滝に打たれるのも気持ちが良さそうです。
【取材登山の記録】10:50 黒滝
登山コース 花
ヤマツツジが咲いていました。他にもスミレに似た花もたくさん咲いていました。今回の登山の目的のひとつは、ドウダンツツジを見ることでしたが、時期が少し早かったのか、見ることはできませんでした。
登り・Bコース 後半
稜線の近くまで登ってくると、麓や遠くの景色が見え始めます。
【取材登山の記録】
11:50 8合目
12:20 稜線にでる Aコース,東仙コース分岐(鳥取側)
山頂 360度のパノラマ!
山頂からは360度の景色が見渡せます。10年ぶりの登山をした80歳女性も、足をつったりしながらも無事に登頂!最高の景色に感動されていました。
【取材登山の記録】
13:00 山頂到着休憩・昼食
13:50 山頂出発
山頂パノラマ(奈義町・瀬戸内海側)
天気が良い日には四国の山々も見られます。
山頂パノラマ(日本海方面)
山頂パノラマ(大山)
遠くに大山が見えます。写真の中央やや左にうっすらと三角のとんがりがあります。
神仏ポイント
昔、那岐山は修験の山でした。修験者が彫ったとされる文字がいくつかの岩に残っています。神仏ポイントの場所は「那岐山麓トレッキングマップ」でご確認ください。
下り・Cコース 大神岩
大神岩の上からは奈義の町を眺めることができます。ここも神仏ポイントの一つです。大神岩の裏側には人1人がやっと通り抜けられる穴があります。ここを抜けるとご利益があるとかないとか。。。
【取材登山の記録】15:40 大神岩
蛇淵の滝(寄り道)
蛇淵(じゃぶち)の滝は第3駐車場付近にある鳥居の奥にあります。片道約5分。巨人伝説さんぶたろうの母がいたという伝説があります。山から下りてきた後に、もし元気が残っていれば行ってみてください。
【取材登山の記録】17:10 下山・登山口到着
80歳のお二人と一緒に無事に下山しました。今回は久しぶりの登山だったこともあり、かなりゆっくり歩き、約8時間かかりましたが、多くの人はこの半分程度約4時間(休憩を入れると約5時間)あれば登って下りてくることができると思います。
登山初心者の方でも登れる山だとは思いますが、登山の際はしっかりと準備をして、できるだけ登山経験者の人と一緒に登るようにしてください。
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!