星空好き必見!世界に3つしかないダークスカイアイランドに認定された東京の神津島で星空を楽しもう
星空の世界遺産とも言われる「星空保護区」に認定された神津島の夜空。 都心から最短45分で天の川に出会える「東京の島」があるって知ってましたか?
-
目次
- 東京の離島・神津島で満天の星を眺める
- 星空保護区とは?
- プラネタリウムの舞台にも選ばれた神津島の星空
- 星空を求めて旅に出るなら
- まだまだある!夜空の楽しみ方
- たった3歩で宇宙旅行!ファミリアプラネット
東京の離島・神津島で満天の星を眺める
神津島(こうづしま)は、東京の離島、伊豆諸島の1つ。東京から飛行機なら45分で到着できる、同じ東京都とは思えない、豊かな自然とユニークな歴史文化が残る島には魅力的なスポットが目白押しです。なかでも神津島の美しい夜空は必見です。今回は神津島で楽しめる星空についてご紹介します。
神津島までの行き方は以下記事をご覧ください。
星空保護区とは?
あなたは、天の川を見たことがありますか?
明治・大正時代までは都心でも天の川が見られたとされていますが、今では人工の明かりが増え、天の川が見られる土地で暮らしている人は世界で3人に一人と言われています。
東京の離島・神津島村では、満天の星が輝く夜空を守る島をあげての取り組みが評価され2020年12月、星空保護区「ダークスカイ・パーク」に認定されました。
国際ダークスカイ協会(IDA)が2001年に始めた「ダークスカイプレイス・プログラム」(和名:星空保護区認定制度)は、光害のない暗い夜空を保護・保存するための制度です。認定には厳格な屋外照明基準や光害に関する教育啓発活動が必要です。認定の公表により、夜空保護の重要性と光害問題の現状と対策を広く啓蒙することを目指しています。(参考:星空保護区®)”
神津島の認定は、日本では西表石垣国立公園に次ぐ2例目の認定ですが、人口が集中する居住エリアや生活圏も含めた全域で行われた光害対策としては日本国内で初めての事例で、さらに認定時点で、ダークスカイアイランドの称号を得ているのは世界で3ヶ所だけです。持続可能な環境配慮型の新しい地域振興のモデルケースとして、今後この動きが他の地域に波及していくことが期待されています。
プラネタリウムの舞台にも選ばれた神津島の星空
同じ東京都、都心から180km離れた場所に位置する神津島は調布から飛行機でわずか45分。竹芝桟橋からジェット船なら3時間半。大型船で10時間、夜出発して目覚めれば青い海が広がります。都会の喧騒から離れ、気軽に星空を眺めに行けるアクセスの良さも特徴の一つです。
神津島では星空保護区の認定にあたり全ての街灯をLEDに、上空に光が漏れることの少ない特注の電灯に取り替えました。そのため、島内のどこを歩いていても晴れてさえいれば星を眺めることができます。
また、村内の星空観測スポットである「よたね広場」は高台にあるため、観測はもちろん星空撮影にも適したスポット。村落が一つに集まっているため、どの宿に泊まっても広場まで徒歩圏内ということも星空を心ゆくまで堪能できる特徴でもあります。
島だからこそ楽しめる星もあります。冬の星座りゅうこつ座のカノープスは水平線ギリギリに現れる一等星で、見た人は寿命が延びるとも言われています。
大変低い位置に現れるため、山や森に囲まれた場所では隠れてしまい、日本で観測できる場所は貴重です。島だからこそ観測できる特別な星なのです。
美しい神津島の星空を題材にしたプラネタリウムが2022年冬から1年間、都内3ヶ所のコニカミノルタプラネタリウムで上映されました。
星空を求めて旅に出るなら
月の暦を見て日程を決める
現在のカレンダーは太陽暦ですが、星空観測では月の暦もよくチェックする必要があります。
なぜなら、満天の星が見たいなら、月明かりが少ないことが重要だからです。
つまり、新月の前後1週間ほどが天の川や小さな星まで輝く夜空を期待することができます。
カレンダーで月齢をチェックした後は、日の出日の入と月の出、月の入り時刻もチェックしましょう。
満月の日じゃなければ数時間ほど、太陽にも月にも影響を受けない時間があるはずです。その時刻に晴れるように願います!
流星群の時期や、月食、彗星の情報などもチェックしながら星空の旅を決めるのも楽しいですね。
おすすめの持ち物
星空を写真に収めたいなら、三脚など、スマホやカメラを固定できる装備があると便利です。一眼レフのカメラじゃなくても、スマートフォンのナイトモードを使えば、明るい星は写すことができますよ!
真夏でも、海からの風が気持ちいい神津島。夜は肌寒く感じるかもしれません。長袖の上着があると心ゆくまで星空を眺めたり、安心して雲が切れて星が顔を出す時を待つことができます。
まだまだある!夜空の楽しみ方
満月の夜はとてもロマンチック
満月だから、星が少なくて残念…?そんなことはありません!
満月の日はとってもロマンチック。
前浜の白い砂浜が月に照らされて美しく、足元をライトで照らさなくても歩けるほどに明るい夜。
「月ってこんなに明るかったんだ!」
よく見ると、後ろには影が伸びていることにも気付くはず。
島に住む私たちは、窓から差し込む月明かりの具合を見て「そっか、そろそろ満月か」と感じるものです。
浜辺をゆっくり、波の音を聞きながら気持ちいい夜風と共にお散歩なんて、とても素敵ですね!
もしもあなたが最強の運の持ち主なら、幻のムーンボウを見ることができるかもしれません。
さまざまな条件が重なることによって現れる”月の虹”は、大変珍しく、ハワイでは幸せになれると言われています。
神津島でも2020年9月にハッキリと観測できた日がありました!
惑星の観測
夜空を彩るのは月や星だけではありません!
惑星が観測しやすいのも、星空保護区の神津島だからこそ。
土星や木星を観測するなら、秋がおすすめです。
天体望遠鏡を使えば、土星のリングや、木星の縞模様や衛星も見つることができます。
思わず、「WOW」と言いたくなる、感動が味わえるはず!
たった3歩で宇宙旅行!ファミリアプラネット
「みんなの別荘ファミリア」では、この素晴らしい神津島の夜空がいつでも楽しめるように、様々なアイテムを用意しています。
「星空CHILLテラス」と名付けた2階のテラスに、ゆらゆらリラックスできるチェアを並べて、波音をBGMに心ゆくまで星空を眺めることができます。
条件が良い日には双眼鏡や天体望遠鏡を出して、惑星や星団を眺めたり、月のクレーターを覗いてみたりと、ゲストみんなで楽しんでいただいています。
雲が切れるのを待つ間は1階のカフェバーでワインやココアを片手におしゃべりしたり。
眠たくなっても、寒くなってきても、すぐにお部屋に戻れるので、小さなお子様が一緒でも安心して楽しめます。
もちろん、わたしたちスタッフが雲や月の様子を常にチェックしているので、良いタイミングをアドバイスしますよ!
みんなの別荘ファミリアについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
合同会社FamiliAは、神津島で「みんなの別荘ファミリア」を営みながら、地域の魅力を伝え、文化を残すため、宿の領域を超えた活動をしています。 2024年1月には、神津島の観光アプリ【まるっと!神津島】をリリース! 旅マエから島のことがよくわかる<神津島すごろく>と現地を訪れた人だけが体験できる<ドラマチック音声ガイド>2つの機能を持つ全く新しい観光体験をアプリで提供します。もちろん、このアプリは英語対応。日本だけでなく、海外のお客様にも神津島の本当の良さを知ってもらい、島の人と仲良くなるきっかけづくりを目指しています。