旭山動物園に親子で行こう!子連れで楽しむポイント・人気動物ショー完全ガイド
「旭山動物園」の基本情報と魅力を紹介しています。旭川駅から旭山動物園までのアクセス方法、チケット料金と購入法、人気の見学スポットについてまとめました。旭山動物園では、動物たちの自然な行動を観察できるスポットが数多くあります。大人から子どもまで楽しめるイベントも開催されています。
親子で楽しめる!北海道旭川の人気観光地、「旭山動物園」

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北海道旭川で指折りの観光スポット「旭山動物園」では、自然環境でのびのびと行動する動物たちの姿が見られます。この記事では、旭山で充実した時間を過ごしたいと考えている方に向けて、旭山動物園の基本情報や押さえておきたい見学スポットを紹介します。
行動展示やもぐもぐタイムが魅力!旭山動物園の概要
旭山動物園は、日本の最北端に位置する動物園です。旭山動物園では、その動物の能力や特徴的な行動を活かした「行動展示」を行っているのが特徴です。動物と人間との距離が近いため、かわいらしい動物の姿を間近で観察できます。
自然環境に近い食事シーンを観察できる「もぐもぐタイム」のほか、季節ごとのイベントも充実しているので、1年を通して大人から子どもまで飽きることなく楽しめます。
開園時間・休園日とチケット料金
旭山動物園のチケット料金は、大人1人1,000円(団体入場は、大人1人900円)で中学生以下は無料です。チケットは、現地の券売所で購入するほか、インターネット(大人のみ)やコンビニエンスストアで事前に購入できます。
来場して券売所で購入する場合は、クレジットカード・電子マネー・ALIPAYなどのキャッシュレス支払いを利用できます。
旭川市内のホテルや旅館に宿泊する場合は、入園初日の正午から翌日正午まで、2日にわたって利用できる「おもてなし券」を購入すると便利です。おもてなし券は、旭山動物園の券売所、指定ホテルや旅館で購入できます。
【旭川市旭山動物園】
住所:北海道旭川市東旭川町倉沼11-18
営業時間:夏季 9:30〜17:15(最終入園は16:00)
冬季 9:30〜16:30(最終入園は16:00)
※年末年始や特別開園期間は営業時間が異なる可能性があります。
定休日:不定休
公式HP:https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
旭山動物園へのアクセス

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旭山動物園は旭川市の東旭川町にあり、旭川駅からバスでアクセスできます。旭川駅から旭川電気軌道の旭山動物園線41番線もしくは47番線のバスに乗り、最寄りの「旭山動物園」バス停で下車するとスムーズです。
旭川駅からの所要時間は約40分、バス料金は大人300円です。旭川空港からバスで行く場合は78番線から乗車し「旭山動物園」バス停で下車します。旭川空港からバスを使用する際の所要時間は約35分、料金は大人650円です。
旭川駅または旭川空港からタクシーで移動する際の所要時間は約30分、料金の目安は約3,500円ですが、交通状況によって変わります。
旭山動物園では、公共交通機関の利用を推奨していますが、旭山動物園の正門側には約200台分の無料駐車場が用意されています。
また、周辺には約1,100台分の民間駐車場があり、最大料金1日500円で駐車できるため、レンタカーを使ってアクセスすることも可能です。
【冬季限定】旭山動物園名物「ペンギンの散歩」は必見!

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毎年12月から3月中旬までの積雪シーズンは、キングペンギンが集団で散歩する姿が見られます。ぺんぎん館からイベントホール周辺まで、往復約500メートルのコースを40分ほどかけて一生懸命に歩く姿は必見です!
ペンギンの散歩は、基本的に午前と午後の1回ずつ(3月は午前の1回のみ)休園日を除いて毎日開催されています。
ぺんぎん館には、キングペンギン・ジェンツーペンギン・フンボルトペンギン・イワトビペンギンの4種が展示されています。
館内には、360度をぐるりと見渡せる水中トンネルもあるので、ペンギンがのびのびと泳ぐ姿を真下から観察してみましょう。
旭山動物園で展示されている動物たちと、その「見どころ」5選
旭山動物園では、ペンギン以外にもさまざまな動物たちが出迎えてくれます。生息数が減少しているユキヒョウやアムールヒョウなどを守る取り組みも行われています。
1. マリンウェイで目の前を泳ぐ「ゴマフアザラシ」

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あざらし館では、自然に近い環境で自由に泳ぐゴマフアザラシを鑑賞できます。
中でも、ゴマフアザラシの行動を至近距離で観察できる「マリンウェイ(円柱水槽)」は人気の撮影スポットです。
また、屋外放飼場では、ゴマフアザラシとオオセグロカモメが一緒に過ごす様子を観察できます。
2. 頭上の吊り橋をちょこちょこ渡る「レッサーパンダ」

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行動展示が最大限に活かされているレッサーパンダ舎も人気のスポットです。
見学路の頭上に架けられた吊橋をちょこちょこと渡ったり、木を登ったりするシセンレッサーパンダの行動を間近で観察できます。
吊り橋以外に出窓のあるエリアもあり、餌を食べたりのんびりとお昼寝したりする様子が見られます。
3. アザラシの視点から生態を覗く「ホッキョクグマ」

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ほっきょくぐま館には、水中観察エリアと陸上観察エリアの2つがあります。
水中観察エリアの巨大プールの中には、水中トンネルが設置されており、水中に飛び込むダイナミックな姿や、水中で狩りをする様子などを鑑賞できます。
自然に近い環境を再現した陸上エリアでは、活発に動きまわったりのんびりとくつろいだりする姿を観察できるほか「シールズアイ」と呼ばれるカプセル型の窓からホッキョクグマと対面し、捕食体験を味わえるのも魅力的です。
4. 肉球もはっきり見える!「ユキヒョウ・アムールヒョウ」

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もうじゅう館では、主に寒冷地に生存するヒョウの仲間「ユキヒョウ」や野生での生息数が非常に少ない国際保護動物「アムールヒョウ」が展示されています。
空中に張り出すような形に作られた檻の下から、高い場所でくつろぐユキヒョウ・アムールヒョウを下から見上げて観察できます。
さまざまな角度から動物の生態を間近に感じられる展示は、迫力満点です。
5. 野生に近い姿を観察できる「キタキツネ」

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北海道産動物舎には「キタキツネ」が展示されています。展示スペースに設置された小窓からキタキツネを覗いていると、自然の中に隠れて観察しているような体験が味わえます。
旭山動物園で多くの来場者に愛されているのが、キタキツネの「なる」です。2020年5月、子犬と間違われて子どもに拾われたなるは、旭山動物園で保護され、動物園のスタッフにより大切に育てられました。
注意点も!旭山動物園をもっと楽しむためのヒント
旭山動物園で充実した時間を過ごすために、スムーズに入場するコツや服装選びのポイントを知っておきましょう。
混雑を避けるには、Webチケットをうまく活用
北海道でも有数の人気観光スポット、旭山動物園は、連休や行楽シーズンになると特に混雑します。
事前にWebチケットを購入しておけば、スムーズに入場できます。混雑を回避したい場合は、開園直後か閉園間近の15時以降に入場するのがおすすめです。
季節に合わせた防寒対策はマスト
旭山動物園がある旭川市は札幌市内よりも平均気温が低く、厳しい寒さを感じる日も多くあります。
冬場は気温がマイナスになる日も多いため、ダウンジャケットや厚手のコートにマフラー、手袋、カイロなど、防寒対策は万全にしておきましょう。園内を歩くうちに身体が温まることも考えられるので、気温に合わせて調節しやすい服装を選ぶのがおすすめです。
夏場でも、夜になると日中の気温より10度以上低くなることが珍しくありません。薄手の長袖を1枚持っておくと安心です。
服装や持ち物で「坂道対策」しておくと安心

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家族や友人へのお土産を買いたいときには「旭山動物園くらぶ」がおすすめです。
旭山動物園には、急な坂が多くあります。冬場は、積雪や凍結対策として滑りにくい靴を用意しておきましょう。
手荷物が多い場合は、正門・西門・東門の周囲に設置されたコインロッカーを利用するのがおすすめです。コインロッカーの使用量は1回400円~500円程度で大きさなどにより異なります。
小さい子どもと一緒に訪れる際は、夏季開園期間中のみ各門でベビーカーの貸し出しも行っています。
旭山動物園内に売店や飲食店はある?おすすめをピックアップ
園内には、お土産の購入や食事に便利な売店や飲食店が多数あります。特におすすめのショップを2つピックアップして紹介します。
お土産を買うなら「旭山動物園くらぶ」は要チェック

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動物園の人気オフィシャルグッズ「本染手ぬぐい」や、細部にまでこだわって作られた「ぬいぐるみZOO」、クリアファイルなどさまざまな商品がそろっています。
店舗は園内の各所にありますが、限定品を購入したいなら、とりの村正面にある「いこいの広場SHOP」、ちんぱんじー館付近の「こもれびの丘SHOP」がおすすめです。
こもれびの丘SHOPでは、絵本作家・あべ弘士氏がデザインしたクリアファイルやポストカードなども販売されています。
子ども連れの園内ランチは「旭山動物園中央食堂」が人気
ファミリーでランチを楽しみたいときは、フードコートスタイルで食事を楽しめる「旭山動物園中央食堂」がおすすめです。
旭山動物園中央食堂は、あざらし館2Fの無料休憩スペース内にあり、ジンギスカンの唐揚げや地元の新鮮な食材を使用した定食のほか、キッズメニューも充実しています。
【旭山動物園中央食堂】
住所:旭川市東旭川町倉沼 (※あざらし館2F)
営業時間:季節によって異なる
公式HP:https://www.koyukai.co.jp/business_restaurant.html
旭山動物園に来たら立ち寄りたい、近隣のおすすめスポット

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旭山動物園に来たら「上野ファーム」にも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

公共交通機関で移動する場合、旭川駅からすぐの場所にある「イオンモール旭川駅前」で北海道グルメを堪能するのもおすすめです。
秘伝のタレを使用した豚丼が人気の「㐂久好(きくよし)」や、チョココーティングされたバウムクーヘン「三方六(さんぽうろく)」を販売する「柳月(りゅうげつ)」など、さまざまなグルメが味わえます。
日本最北の旭山動物園で、特別な思い出づくりを
旭山動物園ならではのユニークな展示の数々は、家族旅行の特別な思い出になるはずです。四季折々の魅力がある北海道旭川へ、ぜひ足を運んでみてください。
Written by Cakutama editorial team