ライター MATCHA
東京から北海道までの行き方を時間や料金で徹底比較!

美味しい海の幸、広大な自然、粉のようにきめ細やかな雪、北海道には旅行者の求めるあらゆるものがあります。時間に余裕があるのなら、東京と北海道を一緒に観光してみましょう。予算や時間に応じて変わる、東京から北海道へのオススメの行き方を紹介します。

北海道美瑛町の「青い池」
北海道は日本全国47都道府県の内、最大の面積を誇ります。北海道内における都市間の距離は遠いので、「東京から北海道」と言ってもどの地域に行きたいかによって、どの交通手段が最適か見極めなければなりません。
今回は、北海道新幹線開業目前の2016年1月現在における情報に基づき、料金、時間、便利さを見比べてみます。
早く便利な移動手段 飛行機

北海道には空港が11カ所あり、その内9空港に羽田空港からの直行便が飛んでいます。1日あたりのフライト本数は旭川空港が10便、函館空港が8便、帯広空港が7便、釧路空港が6便、女満別(北見)空港が3便、稚内・紋別・中標津(根室)空港が各1便です。
中でも新千歳(札幌)空港は、1日50本以上の飛行機が羽田空港から到着します。羽田空港からのフライト時間は約1時間半、運賃は普通席で7,990~37,790円です。なお、成田空港から出発する場合は、LCC利用で4,490円~という格安運賃で搭乗することもできますが、東京都内から成田空港までの移動には、交通費や時間が掛かるので注意が必要です。
新千歳空港は、国内線はもちろん、国際線も多数就航している羽田・成田空港に次いで国内3番目に旅客数の多い空港で、ショッピングモールはもちろん、温泉等、施設内での待ち時間を飽きさせないように工夫した施設が自慢の空港です。
新千歳空港からは函館・釧路・女満別(めまんべつ)・稚内(わっかない)・中標津(なかしべつ)空港までの航空便もあり、北海道内各地への移動も便利です。また、新千歳空港から札幌市内へ行くための交通手段も整備されており、所要時間約50~90分の空港バス(1,030円)および最速37分のJR快速エアポート (1,070円)が運行しています。
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2016年3月26日開業!北海道新幹線(東京-函館)

速くて綺麗で時間に正確!な新幹線に乗ってみよう – 切符の買い方 -より
これまで電車を利用して北海道に向かう場合、新幹線の終着は新青森駅でした。そのため、青森から北海道に向かうには、青森でJR海峡線または津軽海峡フェリーに乗り換え、函館へ向かうというルートを取らざるを得ませんでした。しかし、2016年3月26日より北海道新幹線が開業し、東京駅から新函館北斗駅まで直通で移動することができるようになります。06:00台から19:00台まで1日10往復、所要時間は約4時間、普通席の運賃で22,690円です。
羽田空港から函館空港まで飛行機の場合、所要時間が約1時間20分ですので、飛行機に比べると時間は掛かりますが、悪天候の影響を受ける時期、特に雪が降る冬の期間は、遅延・欠航しやすい飛行機よりも安定した交通手段になると言えるでしょう。
安定した運行に加え、時間が掛かるからこそ、楽しめることもあります。例えば、海沿いを走る新幹線の窓から函館山を眺め、北海道の海の幸いっぱいのおいしい駅弁を食べる…そんな優雅な旅はいかがでしょうか。
広い大地での運転を楽しむ レンタカー

北海道は道路が広いことでも有名。そんな道路を走ってみたいという旅行客も数多くいます。レンタカーを利用し、関東から東北を通過し、北海道まで運転すれば、各地域の観光も楽しめます。ただし、東京から札幌まで、寄り道をしないで運転したとしても、最低17時間なので、相当な移動時間を覚悟しなければならないでしょう。また、高速道路の利用料金は約20,000円、青森から函館までの津軽海峡フェリー乗車賃20,000円(普通車)さらにレンタカー料金と約1000km走行分のガソリン代と、費用も高くなります。レンタカーを利用して、東京から北海道へ移動するには、かなりの時間と費用を見込まなければなりません。
レンタカーの予約:たびらいレンタカー>
東京から北海道のどの地域に行くかによって、最適な交通手段が変わってきます。旅行日程や予算に応じて計画を立て、北海道の旅を満喫しましょう。