岡山県内の桃の直売所を紹介!【販売期間:7月~8月上旬】
岡山の夏を代表するくだものは何といっても「桃」。収穫最盛期を迎える7月~8月上旬にかけては、県内各地の直売所にずらりと桃が並びます。
生産者が直接持ち込み、清水白桃発祥の地近く、観光農園など、それぞれに特徴のある岡山の桃の直売所をご紹介。今年も美味しい岡山の夏の味覚を堪能してください!
山陽青空市 桃の里店(赤磐市)
フルーツ栽培が盛んな赤磐市にある、農家が直接出荷する生産者直売所。店名に「桃の里」とある通り、店の周辺にも桃畑が広がっています。山陽自動車道・山陽ICから約10分、岡山市内中心部からも20~30分の距離とあって、市外や関西方面から来店する人が多い直売所です。朝7時から営業している桃のシーズン(7・8月)は開店前からお客さんが並び、オープン直後の7:00~8:00が一番のラッシュ時間帯。1日1,000人訪れる日もあるそうで、平日でも交通整理が行われるほどです。
こちらに出荷している桃農家は約100人。6月下旬から始まる桃のリレーは品種を変えながら9月半ばまで続きます。店頭に並ぶのは、はなよめ、日川白鳳、早乙女、加納岩、白鳳、清水白桃、おかやま夢白桃、白麗、サンゴールド、白皇、黄金桃など。人気の清水白桃やおかやま夢白桃の最盛期は7月下旬頃ですが、赤磐市では様々な品種が栽培されているので、少し遅い時期が旬の桃や他では見かけないめずらしい桃に出会えることも。
見逃せないのが「訳あり桃箱」。着色不良だったりキズがあったり、熟れすぎていたりする桃が破格の値段で出荷されています。※「訳あり桃箱」は発送できません。
贈答には向かないけれど自宅用や加工用には申し分なしの目玉商品。
公式Instagramではその日の出荷状況の発信も行っているのでぜひフォローしてチェックしてみて。
店内で広い面積を占める桃売り場。ずらりと並んだ箱が次々と売れていきますが、こちらでは商品が少なくなったら農家さんにグループLINEで出荷依頼。営業時間中、随時納品されるので品薄になることがほとんどありません。桃農家さんがトラックに桃を積んでやって来て、すぐに補充されます。そんな理由から、店頭ではお客さんと農家さんが顏を合わせる機会も多いそうです。
「ここは生産者と近い店なので、新鮮で食べ頃の桃がたくさん揃っていますよ」と副会長の戸田彰さん。ご自身も桃・ぶどうを栽培している果樹農家。直売所ではお客さんと直接話すこともあり、旬の品種や発送に向いている商品を聞かれることも多いとか。作り手の顔が見える生産者直売所は、美味しい桃を買えるだけでなく、農家さんとコミュニケーションも取れる必訪スポットです。
【山陽青空市 桃の里店】
住所:赤磐市下市502
TEL:086-955-7889
営業時間:7・8月/7:00~16:00、9~6月/8:00~16:00
定休日:年末年始
駐車場:普通車100台
JA岡山 はなやか津高店(岡山市)
山陽自動車道・岡山IC約4分のJA岡山の農産物直売所です。清水白桃発祥の地・岡山市の一宮地区が近く、入荷する白桃は一宮選果場で選別され、センサーを通して糖度を計って等級分けされたものです。取り扱い品種も豊富で、6月下旬から8月のお盆頃にかけて、加納岩、はなよめ、白鳳、清水白桃、おかやま夢白桃、なつごころ、白麗、川中島、白皇などが順に登場します。
贈答用の高級品だけでなく、大特価の箱売りもあるのでお見逃しなく。
「桃の女王」と呼ばれる清水白桃は、美しい白肌、繊細でとろけるような果肉、華やかで高貴な香りが楽しめる桃の高級品種。糖度12度以上で形のよい「ロイヤル」の等級はデパートでも高価格で販売される逸品です。そんな白桃をお得に買えるのは直売所ならでは、朝採れで新鮮なのも産地に近いからこその特権です。
※清水白桃のピークは、7月下旬〜8月上旬頃。
岡山の美味しい白桃を親戚や友人に送りたいという人にも対応。店の一画では白桃の発送作業が行われています。収穫最盛期は出荷用の箱が山積みに!
こちらの直売所には農家が直接持ち込むコーナーもあり、清水白桃が3個500円など、驚くほどお得な値段で売られています。1個売り、2個売りもあるので、自宅用に最適。早い時間から来店するお客さんも多いため、品数豊富な午前中に訪れるのがおすすめです。
【JA岡山 はなやか津高店】
住所:岡山市北区横井上793-1
TEL:086-294-2096
営業時間:9:00~17:00
定休日:年末年始
駐車場:普通車20台
大原観光果樹園(新見市)
標高450~500mのカルスト台地にある「大原観光果樹園」。毎年7月上旬~8月中旬(お盆頃)にかけて、入園料のみで時間無制限&食べ放題の桃狩りが楽しめます(熟した桃が少ない日は、桃狩りが中止になる場合があります。事前にお問い合わせの上おでかけください)。貸し出してくれるナイフとバケツを持ったら、食べ頃の果実を自分で収穫。たわわに実った樹の下で、その時期旬の桃が存分に味わえます。
果樹園のある小高い丘のふもとには直売所があり、出荷専用の畑で栽培された桃が購入できます。取り扱い品種は、白鳳、浅間白桃、清水白桃、おかやま夢白桃、川中島白桃、黄金桃など。全国発送も可能です。店頭にはお得な箱入りや少数パックもあり、自宅用にもぴったり。旬のくだもののほか、地元産の新鮮な野菜やお土産も販売しています。
【大原観光果樹園】
住所:新見市草間1204
TEL:0867-74-3202
桃狩り入園料:大人1,800円、小学生1,200円、幼稚園900円
※個人は予約不要(20名以上の場合は要予約)
営業時間:果樹園開園期間(7月上旬~11月下旬)の8:00~17:00
定休日:期間中なし
駐車場:普通車30台、バス10台
もっと知りたい!岡山の桃のこと
岡山の桃栽培の歴史や、品種・特徴、桃狩りができる観光農園、さらに桃を使ったお土産やスイーツなど、岡山の桃の魅力をまとめてご紹介。
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!