くだもの王国・岡山で桃狩り体験
岡山県で桃狩りができるのは6月下旬~9月上旬頃まで。ぜひくだもの王国岡山の夏の美味を、現地で味わってください。岡山の桃栽培の歴史や、品種・特徴、桃を使ったお土産やスイーツなどもご紹介! 県内の道の駅や農産物直売所では、採れたての桃を購入することもできますよ。
岡山の桃作りの歴史
岡山が全国に誇る「ブランド果実」は、 気品ある白い肌と上品な甘みが特徴
進物用の高級フルーツとして際立った存在感を放つ岡山の「白桃」。明治時代に中国から輸入された桃「天津水蜜」や「上海水蜜」を起源に、岡山の白桃は明治期に誕生しました。岡山の「果樹栽培の祖」小山益太や、白桃を創成した大久保重五郎らの尽力もあり、現在でも上品な甘みが特徴の美しい白桃が生産されています。また、岡山県は「桃太郎」の故郷と言われ、桃の花が県花に指定されています。
岡山の桃の品種・特徴
岡山の桃といえば「白桃」。
桃の収穫期は1品種あたりわずか2週間ほどで、6月下旬~8月にかけて順に旬を迎えます。早生桃の「あかつき」や「日川白鳳」から始まり、岡山市一宮(清水)で誕生した岡山白桃代表格の「清水白桃」、岡山生まれの大玉で高糖度の「おかやま夢白桃」、岡山白桃の終盤を飾る「白麗」など、時期によって異なる品種が楽しめます。
桃ができるまで
岡山白桃の白さの秘密は岡山ならではの「袋掛け栽培」です。
一玉一玉袋をかけて育てることにより、雨や風、虫から桃を守り、透き通るように白く、ジューシーでなめらかな口当たりの桃に育ちます。1~2月頃に剪定、3月につぼみの間引きをし、4月上旬頃から交配を行います。5月下旬~6月下旬にかけて袋掛け作業をし、品種によって収穫時期が異なり、6月下旬から収穫が始まります。
桃狩りができる農園
直売所で桃を買う
桃のシーズンには岡山県内の産直市や道の駅、JAの農産物直売所などに採れたての白桃が並びます。少数から購入できるものもあり、贈答用よりも気軽に買える価格なので、ぜひ立ち寄ってみてください。 ※取り扱い品種や時期等については、各店舗へお問い合わせください。
桃の美味しい食べ方
◎一番おいしいところ
桃は皮と果実の間の部分が一番おいしいと言われています。そのため、できるだけ皮を薄くむくことが肝心。柔らかな桃はナイフなどは使わずに30~60分ほど冷蔵庫で冷やし、手で皮をむくのが一番おいしい食べ方です。
◎硬い「もも」を美味しく食べるには
硬い桃はアボカドをカットする時のように種に達するまで包丁を入れ、ぐるりと一回転させたところで、桃の上下を持って優しくひねります。ふたつに分け、種を取って皮をむいて食べてください。またトマトの湯むきをまねて10秒ほど熱湯につけ、その後氷水で冷やすと、するすると皮がむけるのでおいしい部分もちゃんと食べられます。
◎冷やしすぎにご注意
桃は冷やしすぎると、甘みを感じられなくなるので注意。食べる30~60分前に冷蔵庫に入れていただくのが最もおいしく、甘みを満喫できます。
◎おいしい切り分け方
枝のついたくぼみのある部分は甘みが少ないため、縦に切り分けるのがおすすめ。甘みの強い部分と少ない部分の両方が含まれることになり、平均しておいしく食べられます。
桃を使ったスイーツ・お土産
桃のパフェ
清水白桃、マスカット、ピオーネの生産量が全国1位のくだもの王国として知られている岡山県。岡山市では、「フルーツパフェの街」として市内約30店舗で、みずみずしい旬のくだものを使ったフルーツパフェが年間通して楽しめます。白桃の収穫時期は、白桃をまるごと贅沢に使ったパフェが登場することも。
白桃ゼリー
桃半玉をたっぷり使い、とろける舌触りの果肉をそのまま封じ込めた白桃ゼリー。みずみずしい味わいはご自宅用にもご贈答用にも人気です。
高級フルーツ缶詰
岡山の桃の代表「清水白桃」がまるまる1個半入った高級フルーツ缶詰。桃の旬は短いですが、缶詰ならいつでもおいしく楽しめます。
白桃リキュール
桃を焼酎に漬け込んだ「白桃リキュール」は甘くて飲みやすいので、女性に人気です。
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!