大自然でリフレッシュ!三重県松阪市「珍布峠ウォーキング」

今回は、珍布峠周辺のスポットを紹介するとともに、ウォーキングコースにも挑戦します!
三重県松阪市にある「珍布峠」とは?
三重県松阪市飯高町にある“珍布峠(めずらしとうげ)”をご存知ですか?
旧和歌山街道にある珍布峠は、日本神話に登場する神「天照大神(あまてらすおおみかみ)」と「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」が、大和と伊勢の国境を決めることになったとされる国分伝説の史跡です。
そんな珍布峠などの史跡を含む “珍布峠ウォーキングコース”は、平成27年9月に“新日本歩く道紀行100選「歴史の道」”に認定された、道の駅「飯高駅」発着のコースです。
アップダウンが少ない1~2時間のコースは、どなたでも気軽に史跡巡りができることから人気のウォーキングコースです。飯高駅案内事務所で分かりやすいコースマップも配布されているので、飯高駅に車を駐めて、気軽にウォーキングを楽しむことができます。
道の駅「飯高駅」

出発地点の道の駅「飯高駅」は、野菜の直売所、たい焼き屋、パン屋、公園まであって充実した施設です。なかでも注目は天然温泉「いいたかの湯」。道の駅の中に温泉がある珍しい場所です。ウォーキング終わりに入浴するのをお勧めします。
おにぎりや「八十八屋」

道の駅「飯高駅」のテナントに入っている八十八屋さんで、おにぎりを買うのがおすすめです。
店の前へ行くと、美味しそうなおにぎりの見本がずらりと並びます。おにぎりに使うお米は、田んぼで獲れた約10種類のお米をブレンドして炊いています。
様々なグザイがありますが、「松阪牛しぐれ」はおすすめの一つです。松阪牛の元祖である飯南町(飯高町の隣町)の牛をふんだんに使って炊き上げているそうです。牛しぐれは、お肉の存在感がしっかりとあって贅沢。言わずもがな、お米はとってもおいしかったです。

ウォーキングコース

ウォーキングコースに入ると、一気に空気が変わります。視界に入るほとんどが、緑。見上げると木漏れ日がきれいです。夏日でも、冷たいミストの中を歩いているような清々しさが感じられます。

右を見ても、左を見ても、上も下も全部が絵画みたいな美しさです。静かで、静けさの中に時おり鳥の声が響きます。
珍布峠(めずらしとうげ)

珍布峠は江戸時代(1603年~1868年)には、伊勢神宮への参詣道としても使われた道だとか。
岩と岩に挟まれた場所は、深い静けさに包まれ、柔らかな空気が通り抜けていきます。
岩肌に触れると、その見た目の荒々しさとは裏腹に、しっとりと手のひらが吸い付くようでした。
外側から見た雄々しい雰囲気とは違う、穏やかさを感じられます。
櫛田川の上流
水の色が青い櫛田川の上流です。緑の中を流れる櫛田川の青がとってもきれいです。

親切な案内板があちこちにあるので安心して歩くことができます。
ウォーキングコースには車もなく、道も歩きやすいので、小さな子供でも一緒に歩けそうでした。
近隣にはキャンプ場や宿泊施設もあるので、家族レジャーにもぴったり!
皆さんもぜひ、大自然でリフレッシュしに“珍布峠ウォーキングコース”へ挑戦してみてください。

周辺のおすすめスポット
珍布峠周辺の、そのほかのおすすめスポットをご紹介します。
本館での宿泊のほかに、コテージやテント泊も選べます。
所在地:三重県松阪市飯高町赤桶1076-3
電話:0598-46-0166
わんちゃんと一緒に泊まれるホテルです。ドッグランもあります。
所在地:三重県松阪市飯高町森2296-1
電話:0598-45-0003
櫛田川が作り出した美しい峡谷が続く県立自然公園内に位置する施設。自然を体感するアクティビティや、本格的なアメリカンBBQなどを体験することができます。
所在地:三重県松阪市飯南町粥見1084-1
電話:0598-32-3223
◎高光館(こうみつかん)
料理が自慢の昔ながらの旅館。鮎、猪肉料理が人気です。
所在地:三重県松阪市飯南町粥見3761-3
電話:0598-32-2240
清流櫛田川で、初心者ファミリー向けのカヌー体験ができます。
電話:090-5614-7505
(取材:2020年9月)
【三重県松阪市の詳しい観光情報はこちら】
三重県松阪市は日本のほぼ中央に位置し、世界に誇るグルメ・松阪牛、豊かな歴史文化、美しい自然を楽しめます。江戸時代、お伊勢参り(日本最高位の神社への巡礼)の最後の宿場町であった松阪は、多くの人やものが行きかう交通の要衝として栄え、多数の豪商を輩出しました。これらの商人たちが、江戸で松阪もめんなどの商いに成功し、松阪に繁栄をもたらしました。