鳴子エリアの魅力は多彩な泉質!全国的に珍しい温泉郷について解説
鳴子温泉郷は多彩な泉質が楽しめる珍しい温泉地です。豊かな温泉を堪能するため、国内外から多くの観光客が訪れています。 本記事では、鳴子エリアの泉質やその効能について紹介します。 各泉質を楽しめるおすすめの温泉施設もあわせて紹介していますので、鳴子エリアへの旅行を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
5つの温泉地からなる「鳴子温泉郷」
鳴子温泉郷は、宮城県北部に位置し、鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉、鬼首温泉の5つの温泉地からなる温泉郷です。
鳴子温泉郷の歴史は古く、承和2年(835年)に鳥谷ケ森が爆発したことで、熱湯が湧き出るようになったといわれています。
鳴子エリアの魅力は多彩な泉質
鳴子エリアでは、11種類ある泉質のうち、9種類が楽しめます。
泉質と温泉の特徴は以下の通りです。さまざまな温泉を楽しんでみてください。
●泉質名温泉の特徴
単純温泉:無味無臭、無色透明な温泉が多い。
二酸化炭素泉:炭酸ガスが溶け込んでいる。
炭酸水素塩泉:重曹を主成分とする。多くの塩類を含む。
塩化物泉:食塩を含んでおり、しょっぱい味がする。
硫酸塩泉:ナトリウム、マグネシウム、カルシウムを含む温泉。
鉄泉:酸化した褐色の沈殿物ができる。
硫黄泉:ゆで卵が腐ったような匂いがする。療養効果が高い。
酸性泉:殺菌力が高い。
含アルミニウム泉:アルミニウムの硫酸塩を主成分とする温泉。
参照元:鳴子温泉郷の泉質と特徴
湯めぐりチケットでお得に入浴できる
鳴子温泉郷で湯めぐりをするなら、湯めぐりチケットがおすすめです。湯めぐりチケットを使えば、鳴子温泉郷の温泉がお得に楽しめます。
湯めぐりチケットの詳細は以下の通りです。
料金:1,300円/1枚(お土産用手形セットは1,800円)
販売場所:鳴子温泉駅舎内の観光案内所
利用方法:
●7種類のチケットは7地区どこでも使える。
●施設のフロントで必要枚数のシールを渡す。
●湯めぐりは入浴のみ可能。休憩は不可。
施設の受付時間や入浴に関する詳細は、各施設にお問い合わせください。
参照元:湯めぐりチケットの説明
【タイプ別】おすすめの泉質と効能
ここからは、タイプ別におすすめの泉質と効能について紹介します。ご自身にぴったりな泉質を見つけてください。
お肌の乾燥が気になる方におすすめ「塩化物泉」
塩化物泉は保湿力が高く、湯冷めしにくいのが特徴です。
塩化物泉には、ナトリウムやマグネシウム、カルシウムが豊富に含まれています。塩化物が水分の蒸発を防ぎ、お肌の潤いを保ってくれます。
保温効果が高いので、体の芯から温まりたい方にもおすすめです。
ストレスを軽減したい方におすすめ「硫酸塩泉」
硫酸塩泉とは、硫化イオンを含んだ温泉のことです。
硫酸塩泉は含有成分によってさらに3つの泉質に分かれますが、どれも鎮静作用を持ちます。そのうち「石膏泉」にはカルシウムが含まれており、特に鎮静作用が高いとされています。神経を落ち着かせる作用にもつながっており、ストレスや不安解消の効果が期待できるでしょう。
硫酸塩泉は刺激が強いため、肌が弱い方は長湯を避けてください。
肌トラブルでお悩みの方におすすめ「硫黄泉」
硫黄泉とは、総硫黄を含んだ温泉のことです。
硫黄泉は殺菌力が強く、皮膚の細菌を取り除く作用があるため、アトピーや湿疹などの肌トラブルに悩んでいる方におすすめです。
殺菌力が強い分刺激も強いので、敏感肌や乾燥肌の方はシャワーでしっかり洗い流しましょう。
気軽に手湯・足湯を楽しめる温泉
鳴子温泉郷には、手軽に手湯・足湯を楽しめる施設もあります。手や足だけつかれるため、散策の合間に気楽に楽しめるのでおすすめです。
温泉めぐりの前後にも「ぽっぽの足湯」
「ぽっぽの足湯」は鳴子温泉駅前にある足湯施設です。駅に到着してすぐに移動の疲れを癒す、帰路につく前や電車を待つ間に温まるなど気軽に利用可能。
住所:〒989-6823 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元2-1
「肌が潤う」と評判の泉質を楽しめます。
散策の休憩にも「ほっとパーク足湯」
温泉街の中心地にある「ほっとパーク足湯」は、その立地から散策の合間などにも利用しやすい足湯施設です。
住所:〒989-6823 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元8
歩き疲れたら、温かい温泉で足をほぐしましょう。
手からしっかり温まる「鳴子温泉ゆめぐり広場」
鳴子温泉街の中心部にある回廊に「手湯」が併設されています。袖をまくるだけでつかれるため、足湯よりさらに気軽です。
住所:〒989-6823 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元84
手首や肘までつかるだけでも、しばらくすると全身が温まってくると言われています。
温泉卵を作って味わえる施設
鳴子温泉郷には、温泉卵を自分で作れる施設も複数存在します。散策の休憩にもおすすめの立ち寄りスポットです。
足湯と温泉卵が楽しめる「足湯 下地獄源泉」
足湯 下地獄源泉は、無料で利用できる足湯です。温泉卵を作る温泉釜が設置されており、卵を持参すれば自分で温泉卵を作れます。
住所:〒989-6822 宮城県大崎市鳴子温泉字新屋敷
温泉卵が完成するのを待つ間に、足を温めるのもよいでしょう。
迫力満点の「鬼首かんけつ泉」
間欠泉とは、周期的に熱湯や蒸気が噴き出す「観る」温泉です。売店で生卵を購入し、温泉卵作りが楽しめます。
住所:〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字吹上12
園内には2つの間欠泉があり、熱湯が噴き上がる高さは、それぞれ4〜5mと15mと迫力満点です。
鳴子温泉郷のスポットを堪能
鳴子温泉郷には、温泉以外の観光スポットも多数存在します。観光スポットをめぐったあとは、温泉で疲れを癒しましょう。
温泉街を見下ろす「鳴子温泉神社」
鳴子温泉駅から歩いて5分ほどの高台にある、こけしのシール付きの御朱印がもらえる神社です。承和2(835)年4月に鳥谷ケ森の爆発による熱湯の噴出があり、同年10月に朝廷によって建てられました。
住所:〒989-6823 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元31-1
ご利益は、縁結び・子宝・安産など。女性やカップルに人気です。
自然と人工物の共演「鳴子ダム」
鳴子ダムは、国内初の「日本人のみの手で造られたアーチ式コンクリートダム」として昭和32年に完成しました。
住所:〒989-6806 宮城県大崎市鳴子温泉字岩渕2-8
高さ約95m・幅約215mのダイナミックな景観に、秋は紅葉、春は新緑、5月の連休にはこいのぼりとの共演が楽しめます。
東京からおよそ3時間半!東京から鳴子温泉へのアクセス
鳴子温泉は東京から3時間半で行ける温泉地です。
東京からのアクセス詳細はこちらの記事をご参照ください。
内部リンク:多彩な泉質が楽しめる鳴子温泉!アクセス・観光スポット・ホテル紹介
鳴子エリアを旅行するなら「ホテルWAMAREオニコウベ」へ
ホテルWAMAREオニコウベは、鳴子温泉郷・鬼首温泉エリアにある一棟貸し旅館です。
和モダンデザインで設計された館内には、1階と2階それぞれにリビングがあり、大人数でも快適に過ごせます。
鳴子温泉郷で湯めぐりを楽しむ際は、ぜひご利用ください。
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