秘境神社「荒戸神社」へ。紅葉シーズンにおすすめ「てったせせらぎ公園」にも立ち寄り

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“秘境神社”として注目度急上昇中の「荒戸神社」。近くの「てったせせらぎ公園」では紅葉も少しづつ色づき始めました。新見市の景観スポット2ヶ所をご紹介‼

ライター

岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利！瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます！「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります！

目次
秘境の神社「荒戸神社」
本殿は岡山県指定重要文化財
神々しい参道
参道入り口
川辺で遊べる「てったせせらぎ公園」
木製遊具が充実！
紅葉や花見の時期もおすすめ

秘境の神社「荒戸神社」

岡山市から一般道で約2時間のところにある荒戸神社へ向かいます。国道180号線を高梁川沿いに北上し、新見市哲多町の新見川上線を進みます。ここまでは広くて走りやすい道ですが、最後の山道はすれ違いが困難になります。秘境にふさわしい山道をドキドキしながら抜けると、「荒戸神社」に到着します。秘境にあるとは思えないほど、手入れの行き届いた落ち着きのある佇まいが印象的です。

本殿は岡山県指定重要文化財

本殿は室町時代の建築様式を伝える貴重な建造物です。特徴として、入母屋造桧皮葦で、向拝を持たない屋根は全国的にも珍しい古い形態です。また、基壇を作らず石敷とした床下の工法も古式のものです。祭神は、大綿積命、天照大神ほか16神です。調べてみると、大綿積命は海神であることがわかりました。これにより、「荒戸神社」が水の神様を祀る神社とされている理由が理解できました。

神殿の横には祠、手水舎、倉庫もあり、整った神社でした。ただ、お手洗いはないので要注意です！

神々しい参道

山門から鳥居に向かって参道を歩いてみました。大木の杉並木は圧倒的な姿を見せており、山を吹く風はかなり涼しく感じられました（この日は猛暑日でしたが、とても涼しく感じました）。コオロギやウグイスなど、森の小さな生き物たちの鳴き声も聞こえてきます。山門から下る参道にはなだらかな勾配があります。平坦な参道をイメージしていたので、坂道だったのは意外でした。

山門を振り返ると、かなりの距離を歩いてきたことがわかります。登って戻るのにも体力が必要です。

ようやく山門が大きく見えてきました。参道にはヒガンバナ科の花（キツネノカミソリ）が咲いていました。

参道入り口

参道は「荒戸神社」に向かう山道にある鳥居につながっており、これが参道入り口となっています。「荒戸」とは山の里の入り口を意味するそうです。入り口付近には大きなゴツゴツとした石が転がっていました。調べてみると、荒戸山は200万年以上前に噴火した火山だったことがわかりました。

【荒戸神社】

所在地：岡山県新見市哲多町田淵917

TEL：0867-94-2227

荒戸神社｜岡山観光WEB

川辺で遊べる「てったせせらぎ公園」

国道180号線を北に向かい、左折して県道33線から県道157号線に入ると、自然を生かした「てったせせらぎ公園」があります。「荒戸神社」からは車で約15分の場所です。公園内には川が流れており、夏には川遊びを楽しむ親子連れがたくさん訪れます。川の流れを利用した滑り台を滑り降りると、子どもの腰のあたりまでの深さになっています。浅くて流れが穏やかなので、小さなお子様でも安心して楽しめます。