旅の準備はじめよう

静岡県にある富士サファリパークは日本最大級のサファリパーク。東京ドーム約16個分の広さを誇ります。園内では約60種の動物に出会え、バスで間近に観察したりふれあい体験も可能です。本記事では富士サファリパークの特徴やアクセスなどについて解説します。
「富士サファリパーク」ってどんなところ?
「富士サファリパーク」の魅力を徹底解説!オススメの楽しみ方6選
「富士サファリパーク」のレストラン&ショップ
日帰り旅行に最適!富士山の絶景も楽しめる「富士サファリパーク」
富士サファリパークは、静岡県の富士山の近くに位置する日本最大級のサファリパークです。1980年に開園しました。
敷地面積は約74万平方メートルと広大です。その大きさは、東京ドーム約16個分に相当します。
園内には、現在60種の動物が生息しています。富士サファリパークでは、そんな動物を鑑賞するだけではなく、実際に触れ合える貴重な体験ができますよ。
サファリパークには、檻や柵で仕切られた飼育スペースがありません。動物たちは、本来の生息環境を再現した広大なエリアで、のびのびと暮らしています。
来園者は、専用バスや自家用車で園内を巡り、動物たちを間近で鑑賞できます。
自然に近い環境で過ごす動物たちを目の前で見られるのが、一般的な動物園とは異なる魅力です。
車やバスで周遊するサファリゾーンはいくつかのエリアに分かれています。
前半の肉食動物エリアでは、クマ、ライオン、トラ、チーターといった迫力満点の大型肉食動物を近距離で観察できます。後半の草食動物エリアでは、ゾウやキリン、シマウマ、シカの群れなど、親しみのある草食動物たちがのびのびと暮らしています。
大きな岩の裏やカーブの先などで、人懐っこくのんびり過ごす動物たちの姿を見ることができるでしょう。園内の至るところで、動物たちとの出会いが待っています。
Picture courtesy of 富士サファリパーク
富士サファリパークの大きな魅力のひとつは、雄大な富士山とともに、動物たちが見られることです。
富士山は、日本を象徴する名峰です。世界遺産にも登録されています。富士サファリパークでは、晴れた日には園内のどこからでも雄大な富士山を楽しむことができますよ。
富士山を背景に写真を撮れば、思い出の価値もさらに高まります。今回の旅がより忘れがたいものになることでしょう。
富士サファリパークでは、野生動物と間近で触れ合う忘れられない体験ができます。
園内のジャングルバスに乗って迫力ある野生動物を鑑賞するもよし、ふれあいゾーンで穏やかな小動物たちと触れ合うもよし。たくさんの貴重な体験ができること間違いなしです。
ここからは、富士サファリパークのオススメの楽しみ方を6つ紹介していきます。
まず知っておきたいのは、富士サファリパークの園内情報です。
園内は「サファリゾーン」と「ふれあいゾーン」の2つの大きなゾーンに分かれています。
サファリゾーンでは、主に専用バスや車での鑑賞が中心となります。ですが春から秋にかけては歩いてコースをまわるウォーキングサファリが開催され、人気を集めています。
ウォーキングサファリでは、1周2.5kmの林間コースを散策しながら、じっくり野生動物を観察することができますよ。
ふれあいゾーンには、「ふれあい牧場」と「どうぶつ村」があります。
ここでは比較的小さくて穏やかな動物たちを観察したり触れ合うことができます。来園者が動物に餌をあげられるスポットもあり、動物好きにはたまらないでしょう。可愛らしい仕草や表情をすぐそばで見られる絶好の機会です。
Picture courtesy of 富士サファリパーク
ネコ、イヌ、ウサギはそれぞれ専用のエリアで見られます。
専用エリアは、来園者が動物たちとゆっくり一緒に遊べる空間になっています。ここではリラックスして癒しのひとときを楽しんでください。
Picture courtesy of 富士サファリパーク
世界各地から集められた多彩な品種のネコたちに出会えるのが「ネコの館」です。
入館には、別途料金600円/20分が必要です。
館内は、アンティークなヨーロッパ風の装飾が施され、優雅でおっとりした性格のネコたちがゆったりと寛いでいます。
ここでは餌あげ体験が可能です。普段は少し距離を感じがちなネコたちですが、小さなおやつを目の前にそっと差し出すと興味津々。すぐに寄ってきてくれますよ。
「イヌの館」 は、室内と屋外エリアに分かれています。「ネコの館」とは異なる活気あふれる雰囲気が特徴です。
入館すると元気いっぱいのイヌたちが走り回り、しっぽを振りながら「遊んで!」と駆け寄ってきます。
「イヌの館」には約25匹の小型犬が暮らしています。
「イヌの館」の入館料金は700円/1時間です。館内では、飼育員の指示に従いながらイヌたちと自由に触れ合うことができますよ。
さらに、屋外エリアではイヌたちと散歩を楽しむことも可能です。
ただしイヌの体調によって、散歩できるイヌは日ごとに異なります。詳細は飼育員に確認してください。
イギリス風の建築様式が特徴の「ウサギの館」 は、温かく可愛らしい雰囲気です。まるでピーターラビットの世界に足を踏み入れたような気分が味わえます。
入館料金は600円/20分です。飼育員に触れ合いたいウサギの番号を伝えると、エプロンと大きなタオルを用意してくれます。ウサギを膝の上に座らせて、じっくり触れ合うことができますよ。
特に人気の品種は、ピーターラビットのモデルとなったネザーランド・ドワーフです。大きな目、ピンと立った耳、ふわふわの毛並みが特徴です。
そのぬくもりを感じるだけで、心も体も癒されるでしょう。
富士サファリパークでは、ジャングルバスに乗って園内を巡ることができます。
ジャングルバスは、ライオン、トラ、ゾウ、サイなどの動物を模したユニークで可愛らしいデザインが特徴です。多くの来園者に人気で、迫力満点のサファリ鑑賞を楽しめます。
チケットは、当日購入できるほか、一部のチケットはオンラインでの予約も可能です。料金は1人あたり1,500円(3歳以上)です。
Picture courtesy of 富士サファリパーク
サファリゾーンを一周する所要時間は約50分です。
ツアー中は、ガイドの解説を楽しみながら、金網越しにヒグマ、ライオン、ラクダへ餌やり体験もできます。
※ガイドは日本語のみ。
Picture courtesy of 富士サファリパーク
スーパージャングルバスは、通常のジャングルバスと同じくサファリゾーンを巡るバスです。しかし大きな違いは、車両の屋根部分も金網構造になっていることです。
クマとライオンが車の屋根に登ってきて、真下から動物を見上げることができます。まさにスリリングな経験です。
動物たちの息づかいや鳴き声がはっきりと聞こえ、まるで野生の世界に入り込んだような臨場感をたっぷりと味わえます。
チケットは、入園後、先着順で購入できるほか、一部のチケットはオンライン予約も可能です。料金は1人あたり2,100円です(小学生以上、小学生未満の子どもは乗車不可)。
※ガイドは日本語のみ。
Picture courtesy of 富士サファリパーク
サファリゾーンは、自家用車で自由にまわることもできます。入園チケットを購入すれば、時間制限なく楽しめますよ。
ただし、自家用車での鑑賞の際は、車の窓を開けてはいけない、動物に餌を与えてはいけないというルールがあります。安全のためにもしっかりルールを守りましょう。
自家用車での鑑賞は、東京や名古屋から車で訪れる観光客に最適な選択肢です。自由度が高く、特に小さな子連れの家族やカップルにぴったりです。
Picture courtesy of 富士サファリパーク
サファリゾーンの外周にはウォーキングコースがあり、動物を観察するスポットが随所に設置されています。
このコースでは、ライオンや草食動物への餌あげ体験も可能です。
ウォーキングサファリは、最も近くで動物たちの自然な姿が見られ、動物たちの息づかいや仕草をより間近で感じ取ることができすよ。ウォーキングサファリは、春、夏、秋(3月下旬~11月末)に開催されます。
料金は600円(4歳以上、3歳以下は無料)で、餌あげ体験には別途料金が必要です。予約の受付時間や場所は公式HPで事前に確認してください。
昼間と比べて、夜になると活発になる動物も少なくありません。そんな夜特有の動物たちの生態を観察できるのがナイトサファリです。
ナイトサファリは夏季限定で開催されるイベントです。早めに予約する必要があるので、具体的な期間は公式HPで確認してください。
動物と実際に触れ合える「ふれあい牧場」と「どうぶつ村」にいるのは、温和で人懐こい動物たちです。
活発なカンガルーは、人が近づくとピョンピョン跳ねながら寄ってきます。餌をねだる姿はとても愛らしく感じるでしょう。
のんびり屋のカピバラは、いつものんびりしていて、その脱力した表情に癒されます。
ワオキツネザルは、何匹も集まって両手両足を広げながら日光浴を楽しんでいます。気持ちよさそうな姿を見せてくれますよ。まんまるで頬をぷくっと膨らませたモルモットの可愛さもたまりません。
どの動物も個性豊かで、思わず触れたくなってしまいます。
富士サファリパークには、ふれあい牧場にある「フロンティア」と、ふれあいゾーン内の「アルペンローゼ」など、座ってゆっくりと食べられるレストランがあります。
またファーストフードや軽食は、お土産店の近くにあるテイクアウトサービスの小さなお店で手に入ります。
※営業日・時間は公式HPよりご確認ください。
レストラン「アルペンローゼ」の隣にある、パン工房も必見です。ここではさまざまな動物の形をしたかわいらしいオリジナルパンを販売しています。
中でも人気なのは、レッサーパンダ型のクリームパンとチーター型のメロンパンです。
Picture courtesy of 富士サファリパーク
このパン工房では、かわいらしいパンを購入するだけでなく、自分でパンを作ることもできます。
パン作り体験は事前予約も可能です。事前に公式HPから希望の時間を選択し、当日、工房で受付をしてください。
体験料金は1回600円で、2つのパンを作ることができます。体験の所要時間は発酵と焼き上がり時間を除いて約30分です。
出来上がったパンは、体験の1時間後~15時頃までに工房に戻って受け取ってください。
「サファリレストラン」は園内で最も大きなレストランです。十分な座席数があるので、家族連れや大人数のグループでも安心して利用できます。
メニューには洋食や和食に加え、ケーキやパンケーキなどのデザートも揃います。動物たちと触れあった後は、ここでお腹を満たして、体力を補充しましょう。
富士山カレー(サラダ付き) 税込1,400円・オムライス 税込1,200円
メニューは、季節や園内のイベントに応じて変更されることがありますが、富士山カレーとオムライスは年間を通じて提供される定番料理です。
老若男女を問わず常に人気があります。
「サファリショップ」は、富士サファリパークを訪れた際にぜひ立ち寄りたいお店です。
店内には、ここでしか手に入らないオリジナル商品が豊富に揃っています。食べ物から小物、日用品までバリエーションが豊富です。
手に取るとどれも欲しくなってしまう、魅力的なアイテムばかりです。
赤ちゃんライオンシリーズのグッズは特に人気を誇ります。
ショップでは、「かわいい!」と声を上げながら、グッズを手に取る来園者の姿が多く見られます。
動物のイラストが描かれた小さなハンカチやキーホルダー、ミニジャングルバス、マグネットなどの小物は、軽くてコンパクトでお土産にぴったりです。
気軽に購入でき、こちらも人気の商品です。
お菓子類も必見です。売上No1.の動物型のクッキーや、かわいい模様が施されたケーキは、多くの人の目を引く定番の人気商品です。
また特別にデザインされたオリジナルパッケージも好評です。バス型の缶入りクッキーや富士山型のせんべいなど、見た目も楽しめるお土産が揃っています。
広大な敷地に加え、ショップや飲食施設も充実しており、東京近郊の日帰り旅行に最適なスポットですよ。
また園内にはベビールームも完備されており、ベビーカーの貸し出しも行っています。子連れでも安心して楽しめるでしょう。
・3月11日~10月31日/9:00~16:30
・11月1日~11月30日/9:00~15:30
・12月1日~3月10日/10:00~15:30
※季節によって若干異なる場合があります。実際の営業時間や休園日は公式HPを確認してください。
・大人(高校生以上):3,200円
・子供(4歳~中学生):2,000円
・シニア(65歳以上):2,500円
・団体(15名以上):大人2,500円/子供1,500円
富士サファリパークへは、自動車または公共交通機関を利用してアクセスできます。
<自動車の場合>
東京方面から:東名高速 御殿場インターより約25分
名古屋方面から:東名高速 富士インターより約35分
<公共交通機関を利用する場合>
・東京駅から東海道新幹線で三島駅まで移動。そこから富士急シティバスに乗り換えて約50分。
・新宿から小田急電鉄特急ロマンスカーまたは小田急ハイウェイバスで御殿場駅まで移動。そこから富士急行バスに乗り換えて約35分。
・バスでの移動の場合、富士駅から富士急静岡バスで約60分。
富士サファリパークは、家族でのお出かけはもちろん、友達と楽しんだりカップルでの郊外デートにもぴったりです。
スケジュールを上手に調整すれば、帰りに御殿場アウトレットに立ち寄ってショッピングを楽しむこともできますよ。富士サファリパークで、ここでしか味わえない特別な体験を満喫しましょう。
Sponsored by 富士サファリパーク
ライター