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富士サファリパーク、富士山を背景に動物たちを間近で観察しよう
「富士サファリパーク」では、富士山を背景にたくさんの動物たちと戯れることができます。友人とでも家族とでも、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
「富士サファリパーク」で動物たちを観察しよう!
「楽しく遊べて、かつ教養も身につけられる観光スポットはどこか」
そう聞かれると博物館をイメージするかと思いますが「動物園」もお忘れなく!
今回紹介するのは、静岡県にあるサファリパーク形式の動物園、富士サファリパークです。
富士サファリパークの開業は1980年で、敷地の総面積は74万平方メートル。展示エリアはサファリゾーンとふれあいゾーンの2つのゾーンがあり、施設内にはレストラン、みやげ店なども充実しています。
ここでは、富士山をバックに動物たちを間近で観察することが可能。季節ごとに表情を変える富士山の美しい景色とともに、さっそく紹介しましょう。
車に乗って「サファリゾーン」へ!
サファリゾーンは、動物たちが放し飼いにされているエリアで、自家用車(レンタカーも可)で入場が可能です。自分で運転はちょっと……という方は、園が運行しているバスに乗ることもできます。
しかもこのバス、間近で動物たちに餌やりをすることもできるのです。
サファリゾーンの中は、クマゾーン、ライオンゾーン、チーターゾーン、トラゾーン、ゾウゾーンと細かく分かれています。
続いて、キリン、 ラクダ、ブラックバックなどがいる一般草食ゾーンを通過して、最後にアメリカバイソン、ワピチ、ムフロンなどがいる山岳草食ゾーンへと向かいます。
「ジャングルバス」は、トラやライオンなど、さまざまな動物たちの顔をもっていて、子どもたちの心を鷲掴みに。
今回オススメしたいのは、それよりさらに凄い「スーパージャングルバス」。金網が天井部分にまで付いていて、動物たちが車体によじ登ってくる様子を観察でき、餌やりも可能です。
料金は一人2,000円(税込)で (※入園料金は別途必要)、約60分でサファリゾーンを一周します。公式HP(日本語)または園内案内所にて予約をしておきましょう。
私たちがスーパージャングルバスに乗ったときは、クマがご挨拶に来てくれました。
車内に用意されているトングで網の隙間から餌やりをできます。
私たちと一緒にバスに乗っていた子どもたちは、ライオンに餌やりをしていました。子どもでもサファリツアーの体験で楽しい思い出づくりをすることが可能です。
「ウォーキングサファリ」で見て、撮って、楽しもう!
サファリゾーンの外周で森林浴をしながら、動物の観察や餌やりができる全長約2.5キロメートルの散策コース「ウォーキングサファリ」もあります。所要時間が約90〜120分、料金は500円(税込)です。 (※入園料金は別途必要)
自然豊かな森の中を歩くので、ふさわしい格好をしていきましょう。ただし登山というほどではありませんので重装備である必要はありません。
私たちが行ったときには、背の高いキリンが挨拶に来てくれました。(※別途、有料で動物への餌やりもできます)
「ウォーキングサファリ」は、立ち止まって好きな動物たちを好きなだけ観察できます。心行くまで撮影できるので、写真好きの方にもオススメです。2時間以上も時間を費やしてしまうカメラマンもいらっしゃるとか。
(上のライオンの写真も、ウォーキングサファリのエリアで撮ったものです)
またゾウゾーンでは、ガラスの水槽越しに「水中のゾウ」が見られました。ばしゃばしゃと泳ぐ可愛い姿が見られます。(夏季7月~9月限定)
このように、ウォーキングサファリでは落ち着いて動物たちを待ち、心行くまで撮影することが可能です。
「ふれあいゾーン」で動物たちと触れ合おう!
このゾーンでは、動物たちを直接触ったり、餌やりをしたりといった、つまり「ふれあい」が楽しめます。カピバラ、レッサーパンダ、カンガルーなどの動物たちがいます。また、ネコの館、イヌの館、ウサギの館などもあります。
「ふれあいゾーン」のハイライトは、さまざまな動物たちに餌をあげられることです(餌代は100円~500円、税込)、金額は動物によって異なります)。
マーラやカピバラなどの動物たちには、手渡しで餌をあげることも可能です。
いくつかの動物は、触ってはいけなかったり、直接手渡しで餌をあげてはいけなかったりなど禁止事項があります。ただし、触ることはできなくても、至近距離で見ることが可能です。
ほかにも子ライオンとのふれあい撮影会など、さまざまなアクティビティがあります。私たちが取材に訪れた日には、赤ちゃんライオンのふれあい撮影会が開催されていました。
子ライオンはとっても可愛かったです。身体はむちむち、毛はふわふわで、まるで大きな子猫ちゃんみたいでした。
ここでしか見られない!可愛い動物と富士山が一度に!
富士サファリパークの一押しポイントが以下の写真の景色! 富士山と動物たちを一緒に写すことができます。
Picture courtesy of Fuji Safari Park
河口湖や御殿場アウトレット、新幹線の車内、あるいは都内の展望台などからも富士山を見ることは可能です。しかし、動物と富士山とを収められるのは富士サファリパークならではです。
ちなみに、冬場はほかの季節よりも空気が澄んでいるので、富士山をより綺麗に見ることができます。
桜、紅葉、雪……四季折々の自然
春の桜、秋の紅葉、そして冬の雪と、日本の自然には、私たちを惹きつける魅力があります。富士サファリパークでも、季節を感じながら、動物たちや富士山の景色を楽しむことが可能です。
Picture courtesy of Fuji Safari Park
春には、園内の桜の木が美しい花を咲かせます。富士サファリパークでの桜の開花は4月。東京よりも少し遅めです。もし東京で桜を見逃してしまっても、ここまで来れば動物たちと一緒に桜を楽しむことが可能です。
Picture courtesy of Fuji Safari Park
一方秋には、サファリパーク周辺の木々はオレンジや赤に染まります。心地よい気候にライオンも大あくびをして昼寝を楽しむようになります。
Picture courtesy of Fuji Safari Park
富士サファリパークは高所にあるため、冬場は気温が低く、雪もたくさん降ります。写真のように雪の中ではしゃぐ動物たちを見ることも可能です。
レストランやショップには魅力的なアイテムがたくさん!
続いて、富士サファリパークの食事とおみやげについてお伝えします。富士サファリパークの園内には、品数豊富なレストランがあります。目を引くオススメのメニューは「富士山カレー」で、料金は1,000円(税込)。
富士山をかたどったライスと、周りには富士五湖をイメージした大きな具5種が置かれています。富士サファリパーク代わりの巨大骨付き肉もあります。遊び心があって見た目が楽しく、味もおいしい大満足な一品です。
スーベニアショップには静岡みやげをはじめ、富士サファリパークのオリジナルお菓子やグッズがあります。
このほかにも、おみやげにぴったりの動物のぬいぐるみが300種類以上も揃っています。園内で触れ合ってきた、好きな動物のぬいぐるみを見つけたら、購入して家まで抱いて帰りましょう。
富士サファリパークへのアクセス
Picture courtesy of Fuji Safari Park
富士サファリパークは、鉄道駅から離れています。アクセスは、三島駅から出ているバスで約50分。三島駅は新幹線(一部列車)も停まります。また、新宿駅から高速バスで御殿場駅に行き、御殿場駅からバスに乗り換えて約30分のルートでも行くことが可能です。
もしグループやご家族で一緒に行くのであれば車で行くことがオススメです。国際免許証をお持ちの方は、"レンタカー" で行ってみてはいかがでしょうか。
東京から運転するとなると、距離こそありますが、富士サファリパーク以外の富士山周辺にある観光スポットも併せて楽しむことが可能です。また、電車で三島駅まで行き、駅前でレンタカーを借りるという選択肢もあります。
もしサファリゾーンにレンタカーを運転して行く場合は、レンタカーを借りる際に損害保険に入っておきましょう。そうすることでサファリゾーンで動物たちにレンタカーを傷をつけられてしまった際の修理コストが安くなります。
遊びよし・撮ってよし・学んでよし!
日本へ旅行に来て、動物園に行こうと考える人はあまりいないかもしれません。しかし富士サファリパークなら、たくさんの動物たちを目の前で見られるだけでなく、動物たちと実際に触れ合うこともでき、日本の美しい自然、そして富士山も楽しむことができます。
このように多くのことを一度に楽しめる観光スポットは、なかなかありません。次回はぜひともお友達やご家族と一緒に遊びに来てくださいね!
Written by Kogetsu
MATCHA photos by Chiaki Ono
Sponsored by Fuji Safari Park
Main image courtesy of Fuji Safari Park