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日本国内で希少な靴の製造方法であるバルカナイズ製法でできたレザースニーカーブランド「SPINGLE」。訪日客にも大人気のスニーカーの秘密と買うべきスニーカー3型を厳選しました。
1997年生まれの日本製スニーカー「SPINGLE」は、広島県府中市の工場で、職人たちが毎日手作業で成型しているハンドメイドスニーカーです。国内外で人気のある広島生まれのスニーカーについてご説明します。
まずは、SPINGLEの特徴を3つリストアップしてみます。
毎日履く靴の履き心地は、一日の気分を左右しますよね。
歩く度に、しなやかに曲がるゴム製アウトソールは自社製造、インソールには化粧品のパフに使われる素材を使っておりふかふかのはきごこちです。履き心地を含め、お客様に心地よい体験をしていただけるよう、日々頑張っているブランドです。
SPINGLEで人気商品は、デビュー以来モデルチェンジをしていない定番モデルが多いのも特徴です。お気に入りの靴がいつでも売っているのは、大変嬉しいですよね。さらに、カラーバリエーションも豊富なので、似合う1足が見つかるでしょう。
SPINGLEの靴は、製造工程で大きな缶に入れ、熱と圧力を加えることでゴム製のソールとアッパーを結合しています。この製法は、「バルカナイズ製法」と呼ばれ、日本国内でバルカナイズ製法を行う靴メーカーは数社しか残っていません。故に大変貴重なレアスニーカーともいえるでしょう。
SP-110は、SPINGLEを象徴するモデルです。2004年にデビューしてから今まで、モデルチェンジを一切していない、ロングセラーでもあります。それゆえ、リピートのお客様、コレクターのお客様と、多くのファンに愛されています。
巻き上がったアウトソール、アウトソールの波模様、そして薄くやわらかいカンガルーレザーと、SPINGLEを代表するデザインがこの1足にギュッと凝縮しています。カラーは、1番人気のアイボリーやブラック、ホワイトなどの定番カラーを中心に、季節によって限定カラーが発売されます。この限定カラーも大人気で、海外のユーザーを含む多くのコレクターが発売を待ちわびています。
2014年誕生の「SP-442」は、サイドゴアが特徴のミッドカットモデルです。靴の脱ぎ履きが多い日本では、このモデルの着脱のしやすさが大人気です。それだけでなく、足首まであるミッドカットで、足全体が包まれる感覚も多くの人をとりこにしています。
アッパーは柔らかくしなやかなカンガルーレザーで、足を入れた瞬間、新品のレザーシューズとは思えないほど足にフィットします。この履き心地はぜひ、みなさんに体験していただきたいです。さらに、履き口に入れたクッションで、足あたりも抜群に良いです。
定番モデルが充実しているSPINGLEですが、限定モデルにも目が離せません。特に、訪日観光客の方にお勧めしたいのが、毎年12月に発売している「干支モデル」シリーズです。
日本には、干支あるいは十二支と呼ばれる暦の用語があります。干支は、動物がモチーフで、その年の干支は年末年始の縁起物として広く日本で親しまれています。お正月に日本に来たことがある方は、神社やデパートなどの店先で、日本風のモチーフと一緒に動物があしらってあるのを見たことがある人も多いでしょう。
ちなみに、この記事を書いている2025年の干支は、「ヘビ」です。SPINGLEでは、日本で古来より神様の遣いや縁起が良い動物とされる「白ヘビ」をモチーフにしたスニーカーを発売しました。白色のスニーカーは、SPINGLEでの人気が高く、白ヘビがモチーフのスニーカーも発売後大人気となりました。鱗や白ヘビの赤い目を表現した縁起の良いスニーカー「SP-1038 White」は、2025年1月現在、在庫僅少です。
このようにSPINGLEでは、毎年縁起の良い「干支モデル」を発売したり、定番のスニーカーをいつでもご購入いただけるよう、心を込めて生産しています。手作業が大半なので、あまりにもたくさんの数を生産するのは難しいのですが、新年をお気に入りのスニーカーで楽しんでいただけるようお祈りしています。そんなスニーカーをぜひお店で見つけてくださいね!続々と新作も投入予定です。
最後に、私たちはご試着をおすすめしています!
私たちは、履き心地にこだわったオリジナルのハンドメイドスニーカーSPINGLEを作っています。戦前から続く工場を受け継ぎ、伝統的な靴づくりの製法バルカナイズ製法を絶やすことなく受け継いできました。工場向かいの直営店GLOBAL SHOES GALLERYでは、SPINGLEを中心にシューズやバッグを取り揃えています。館内には、ギャラリーとカフェを併設しており、じっくりと靴を選んでいただけることはもちろん、府中のまち歩きの拠点として、旅の途中の足休めとしてもご利用いただける施設です。