【ニセコの絶景ハイキング&登山】レベル別に楽しむ6つのおすすめコース

ニセコといえば、冬のイメージが強いかもしれませんが、春から秋にかけてはハイキング・登山のベストシーズン。 季節によって異なる表情を見せるニセコの自然を満喫してください。
- 目次
- おすすめの登山時期と服装
- 【初心者向け】神仙沼|神秘的な湿原と天空の池
- 【初心者向け】半月湖|湖と森に包まれる静寂のトレイル
- 【中級者向け】鏡沼|静かな登山道と原生林の魅力
- 【中級者向け】硫黄の道|ワイスホルン山麓~硫黄鉱山跡へ
- 【上級者向け】イワオヌプリ|火山の景観と岩稜が魅力の名峰
- 【上級者向け】羊蹄山(ようていざん)|蝦夷富士と呼ばれる孤高の名峰へ挑む
- 【安心の山歩き】地元を知り尽くしたガイドと歩こう
- 【登山後のお楽しみ】疲れた体にごほうび温泉
- まとめ:歩くことで出会えるニセコの“もうひとつの顔”
おすすめの登山時期と服装
■登山時期とおすすめの季節
春(6月頃):残雪の山々とともに、高山植物が一斉に咲きはじめます。神仙沼や白樺山ではミズバショウ、ワタスゲなどが見ごろ。
夏(7〜8月):涼しく快適な気候で、本格的な登山にも◎。シャクナゲ、エゾカンゾウ、チングルマなど、花の百名山のような彩りが魅力。
秋(9〜10月):紅葉が美しく、鏡沼や半月湖の水辺では木々が水面に映えます。イワオヌプリや羊蹄山も赤や黄のグラデーションに。
■服装と装備
初心者向けコースはスニーカーやトレッキングシューズ、軽装でもOK。ただし虫よけ・帽子・雨具は持参を。
中級〜上級者コースではトレッキングシューズ必須。防風・防寒のレイヤーウェア、ヘッドライト、非常食、登山届も忘れずに。
朝晩は冷え込むため、夏でも軽い防寒着があると安心です。
【初心者向け】神仙沼|神秘的な湿原と天空の池
標高750m前後のなだらかな木道が続く、ニセコの人気ハイキングスポット。幻想的な「神仙沼」を中心に、湿原と山の風景が広がり、初心者でも安心して歩けるルートです。6月〜10月ごろの花や紅葉が特に美しく、写真スポットとしても人気。
歩行時間:約1時間|標高差:少|整備状況:◎(Excellent)



【初心者向け】半月湖|湖と森に包まれる静寂のトレイル
羊蹄山の麓にひっそりと佇む「半月湖」は、静かな森に囲まれた天然湖。湖を一周するトレイルはアップダウンも少なく、野鳥のさえずりを聞きながらのんびり歩けます。秋は紅葉が湖面に映り込み、まさに隠れた絶景。
歩行時間:約40分〜1時間|標高差:少|整備状況:◎(Excellent)


【中級者向け】鏡沼|静かな登山道と原生林の魅力
ニセコアンヌプリの東側に位置する「鏡沼」までは、森の中の登山道を進むコース。高原の中にぽっかりと浮かぶ沼は名前の通り、晴れた日には山々を映し出す美しい水鏡に。途中には野生動物や高山植物との出会いも。
歩行時間:約2時間(往復)|標高差:中|整備状況:○(Good)

【中級者向け】硫黄の道|ワイスホルン山麓~硫黄鉱山跡へ
イワオヌプリ(標高1,116m)の北側に明治から昭和初期にかけて栄えたイワオヌプリ硫黄鉱山の跡地があります。雪の多いニセコ山系の奥地でどうやって暮らしていたのかなど、未だ謎が多いままです。トレイルルートは、硫黄鉱山があった当時は、生活道路だった道です。当時を想いながら歩くとタイムスリップしたような一味変わったトレイル体験が楽しめます。
歩行時間:1.5〜3時間|標高差:中|整備状況:○(Good)

【上級者向け】イワオヌプリ|火山の景観と岩稜が魅力の名峰
登山口は五色温泉。荒涼とした岩場の景観や、火山の地形が色濃く残る迫力ある登山ルート。手軽に見えて実は岩場が続くため、靴や装備はしっかり準備を。晴天時の山頂からの展望は圧巻!
歩行時間:約3時間(往復)|標高差:中〜大|整備状況:○ (good)

【上級者向け】羊蹄山(ようていざん)|蝦夷富士と呼ばれる孤高の名峰へ挑む
標高1,898mの羊蹄山は、ニセコの象徴ともいえる圧倒的存在感の山。登山道は4本ありますが、倶知安ひらふコースや真狩コースが一般的です。登頂には8〜10時間を要し、天候や体調管理が必須。体力に自信のある方向けのチャレンジコースです。
歩行時間:8〜10時間(往復)|標高差:大|整備状況:○(good)




【安心の山歩き】地元を知り尽くしたガイドと歩こう
はじめての登山でルートが不安な方や、もっと自然を深く知りたい方には、地元の登山ガイドのツアーがおすすめです。
ニセコの自然を愛するプロのガイドが、高山植物の見どころや地形の豆知識を交えながら案内してくれます。天候の急変や体調不良などにも柔軟に対応してくれるため、ファミリーや登山初心者にも心強い存在です。
【登山後のお楽しみ】疲れた体にごほうび温泉
五色温泉(ニセコ町):登山口に隣接。硫黄の香り漂う濁り湯で、開放的な露天風呂からは山の景色も。
蘭越町交流促進センター雪秩父:山帰りに寄れるアクセスのよさが魅力。女湯のどろ湯も人気。
ニセコ甘露の森:夏は新緑に包まれる露天風呂が気持ちいい。美人泉質ともいわれています。
まとめ:歩くことで出会えるニセコの“もうひとつの顔”
季節の移ろい、花々の色、森の香り、そして達成感。ニセコの山々を歩くことで、観光ガイドには載っていない風景や、静かな感動に出会えます。
広大な自然に包まれながら、風の音、草花の香り、鳥のさえずりを感じる。そんな体験ができるのが、ニセコのハイキングや登山の魅力です。気軽なお散歩コースから、チャレンジングな登山まで、自分のペースで選べるルートがたくさん。
旅の予定に「ちょっと歩く」を加えて、ニセコの自然ともっと深く出会ってみませんか?
くっちゃん町は、北海道西部のニセコエリアに位置し、日本最北の秀峰と呼ばれる羊蹄山(ようていざん)をはじめとした豊かな自然と共にある町です。世界中のスキーヤーが憧れる極上のパウダースノーが降り積もるこの地は、まさに「東洋のサンモリッツ」と呼ぶにふさわしいリゾートとしての姿を魅せてくれます。 このアカウントでは、NISEKO KUTCHANの人気のレストランや、美しい自然景観、ラグジュアリーホテル、旅に役立つ情報をご紹介します。